私労働小説 ザ・シット・ジョブ の商品レビュー
シットジョブの具体例が小説という形で描かれていて、分かりやすかった。魂が蝕まれる仕事はしてはいけないとか、客の好みに合わせることで評価を落としていた調理人が、自分のために作りはじめたら評価されるようになったとか、仕事をする中で自分を見失ってしまいそうな怖さが、シットジョブにはある...
シットジョブの具体例が小説という形で描かれていて、分かりやすかった。魂が蝕まれる仕事はしてはいけないとか、客の好みに合わせることで評価を落としていた調理人が、自分のために作りはじめたら評価されるようになったとか、仕事をする中で自分を見失ってしまいそうな怖さが、シットジョブにはあると思いました。
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分かりやすく、読みやすい。 文章はよくも悪くも飾り気がない。 コッテリ純文学好きとしては物足りない。 ストーリーは社会問題を取り上げ、構成も凝っている。 ケアワーカーとは一体なんなのか、仕事とはなんなのかを考えさせられる。
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普段小説を読まない自分にとって、読みやすいと感じた一冊。 ストーリー自体は1話が個人的には最も惹かれたけれど、フレーズとして印象に残ったのは最後のお話。それと後書きも良かったと感じた。
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ぐるぐる系です まぁ伝わるな 「ぐるぐる系小説」で伝わってしまうな もうぐるぐる系とか言ってる時点でカリスマ臭がエグいな(そうなん?) うーん、よくわからんかったなぁ〜 よく分からんかったけどなんか面白かった…ような気がする 「仕事」ってものについて 考えなさいよ!ってこと...
ぐるぐる系です まぁ伝わるな 「ぐるぐる系小説」で伝わってしまうな もうぐるぐる系とか言ってる時点でカリスマ臭がエグいな(そうなん?) うーん、よくわからんかったなぁ〜 よく分からんかったけどなんか面白かった…ような気がする 「仕事」ってものについて 考えなさいよ!ってことだったような 与えられた答えにすぐ飛びつくんじゃないわよ!ってこと…だったような気がする それにしてもフレディみかこさんてすごく「日本人」な気がする いやなんかこれまての生き方をなぞるとすごくパンクで日本人離れしてるんだけど、一方でめちゃくちゃ日本人的視点を持った人だとも感じるんよね その日本人的視点で英国社会を視た時に感じたことをあらためて日本で読むことがなんか面白かった…気がする 気がするだけ、具体的ではない
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本当にあったことも若干混ざっている私小説ということで、様々な職場での出来事が書かれています。そこで見られる社会の歪み。知らなかったことも、「そうだよね」と納得ものもあれば、「それって、そういうことだったんだ」と、漠然と感じていた怒りが整理されることも。 ブレディみかこさんの文章を...
本当にあったことも若干混ざっている私小説ということで、様々な職場での出来事が書かれています。そこで見られる社会の歪み。知らなかったことも、「そうだよね」と納得ものもあれば、「それって、そういうことだったんだ」と、漠然と感じていた怒りが整理されることも。 ブレディみかこさんの文章を読むと、「言葉の力って、やっぱりすごい‼️」と感じます。
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この本の、なんだか上手く表現できない、もやもや感、憤り、残酷さ、悲しさ…、こういうのは、正直好きじゃない。 でも、こうでしか表現できない事があるし、現実がある。自分の中にも存在する黒い部分、それを嫌悪する気持ちが、語られているような小説だった。
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図書館で借りた。久しぶりに小説。 ブレイディみかこさんの作品は読むのは2作目。「きみはイエローでホワイトで〜」を1作品目に読んだ。 私には「私労働小説」の方が合っているようだ。面白く読んだ。 私もろくな仕事をしてきてないので、「ザ・シット・ジョブ」というものについては色々考え...
図書館で借りた。久しぶりに小説。 ブレイディみかこさんの作品は読むのは2作目。「きみはイエローでホワイトで〜」を1作品目に読んだ。 私には「私労働小説」の方が合っているようだ。面白く読んだ。 私もろくな仕事をしてきてないので、「ザ・シット・ジョブ」というものについては色々考えるところがあり、4年前に働きに出ることを止めてしまった身としては「それでも私は働く」という意思が眩しく見えた。 「フィクションを交えて書いた」と後書きにあるので、まぁそれはそうなんだろうけどちょっとガッカリしたところもある。が、読後感は良かった。
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短編かつ私小説、読みやすかったしリアルなイギリスを見ることができた気がして良かったです。なんだかんだ階級で区別される世界、華やかに見えるイギリス社会も生きづらそうだなあと感じた。
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ブレイディみかこの自伝的小説。 あとがきにはフィクションとあったので、どこまで彼女の自伝かはわからないが、日本でもイギリスでも労働者階級にあった(現在もある)彼女の痛切な叫びを感じた。
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搾取する側、される側。 ブレイディみかこさんの本を読むと日頃意識していない現状を突きつけられます。 気づかない方が幸せなのか。 知ってしまったら戦わないといけないのか。 ニュースでは知り得ない現実を教えて貰ってます。
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