どうしようもなく辛かったよ の商品レビュー
他人が思っている感情がすごく鮮明に表されている本だった。人の気持ちを考えすぎてしまう人には刺激が強すぎると感じた。
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2024年 2冊目 『どうしようもなく辛かったよ』 朝霧咲 読了。 吐き気がするかのようや身勝手さ、稚拙さの全てが身に覚えがあるというか、かつての自分が経験したことなんだよなあと改めて感じる。 それを書き切る作者の方に拍手。 わたしはあなたたちを嫌いですなんて、もちろん言えやしない。思う素振 りを暖にも出さない。こんな風に、演じながらやり過ごしてきた中学校生活がようやく終わる。辛かった窮屈な人生に幕を閉じる。越えられた線、越えられなかった線、矛盾だらけのそれらを糧に、わたしは高校生になる。きっと、紛いのない“いい子”を卒業して。 「なんだかんだ言って楽しかったよ」「色々あったけど、その日々があるから今の自分がある」 「そんな風 に小さな事でぐちぐち悩んでいた時期もあったな。眩しい」 もしいつかわたしがそんなことを言っていたら、目の前で吐き捨ててやりたい。辛かったよと。どうしようもなく辛かったよ。あなたが美化しているほど、輝かしい日々じゃなかったよ。嫌で仕方なかったよ。青春なんて、おめでたいものじゃなかったよ。 秒針の音は聞こえない。わたしの前に見えていた真っ直ぐな線は、いつのまにか幅を広げ、 これからの未来を柔らかに照らし出している。少なくともわたしは、そう信じると決めたのだ。 #読書記録2024
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今オイラが1番世に出たら速攻で読みたい作家さん。 それが、朝霧咲さん!(知念さんごめん) 「Z世代の等身大青春小説」と帯はうたっています。 朝霧さんがどう思っているかわからないし、「Z世代」なるものに分類されていることも同じく。 まだこの作品を含めて2冊しかないのだけれど、...
今オイラが1番世に出たら速攻で読みたい作家さん。 それが、朝霧咲さん!(知念さんごめん) 「Z世代の等身大青春小説」と帯はうたっています。 朝霧さんがどう思っているかわからないし、「Z世代」なるものに分類されていることも同じく。 まだこの作品を含めて2冊しかないのだけれど、「小説らしい小説」を生み出すことのできる作家さんだとオイラは思っています。(もう一つの作品のレビューでも書いたけれど) とんねるずが仮面ノリダーとかやって爆発的な視聴率を取っていた頃、北野武さんがこう言ってました。 「とんねるずがやってることは、ひょうきん族でやったことと同じなんだよ。でも同じネタでも「今」旬なタレントがやることが大切なんだ。」と。 この作品を朝霧咲さんは、現役のZ世代と呼ばれる高校生の時に書いています。「小説らしい小説」を。 オイラのわけのわからないお話はここまで。 一読をお勧めします。
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描かれている子ども達と娘が同い年、そしてバレー部というところまで同じということで気になって読み始めました なんだか読んでいる間に娘やその友達と重なるところがありました。 一見部活や勉強、友達との学校生活を楽しみながら普段周りに見せている表情と中学生の本当の心情というものはこれほど違う事もあるのか、と考えさせられました。 娘にも読んでもらいたいと感じました。
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側から見たら仲良し5人のバレー部であり、他の人から見たら、輪の中に入りづらいグループだと感じさせるほど結束力が強い。しかし、一人ひとりの心の内は蓄積された不平や不満、劣等感、独占欲、どろどろとした負の感情が渦巻いていて、登場人物一人ひとりがリアルで、いるよなー、こんな人。というよ...
側から見たら仲良し5人のバレー部であり、他の人から見たら、輪の中に入りづらいグループだと感じさせるほど結束力が強い。しかし、一人ひとりの心の内は蓄積された不平や不満、劣等感、独占欲、どろどろとした負の感情が渦巻いていて、登場人物一人ひとりがリアルで、いるよなー、こんな人。というような懐かしさを感じた。嫌われたくない、他人と違うことがしたい、推しと話せるのは自分だけ。すべて中学校や高校時代に体験した感情であり、制服で押さえ込まれた少女と大人の境の心の細かい揺れ、感情全てが生々しかった。6人の中だと、若菜、真希、愛美がましな人物のように思えたが、実際はどうなんだろう。学校に行かず、不を閉じ込めただけの空間を知らない愛美はまだ、幸せなのかもしれない。大好きの裏に隠されているウザい、目障り、居なくなって欲しい、大嫌い、特に今の子はSNSで悪口や毒を吐かれていると思うと、私は上手くやっていける自信がない。キラキラして見えても、裏を見てしまうと、集団でいる難しさ、皆で同じ気持ちでいることが不可能だと言うことがわかる。梓をいじめるシーンはなんか、こんなことありそうだなと思ったが、大体、いじめられていふ側が不登校になる。梓は、負けず、じぶんのちからでなりたい自分になっていく。自分を見下し、嘲笑っていた人たちを今度は自分が蹴落としてやるという強さ。何だかんだ言って、1番に幸せを掴み取るのは梓なのかもしれない。女の子たちの幸せを手にするための闘いを青春と呼ぶのなら、あまりにも曇っていて、何なら、雨まで降っているような、じっとりとしていて、不快で、恐ろしく、気持ちが悪かった。
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執筆当時、作者は高校生だったとのこと。高校生の時に小説を書いて、京都大学に合格しちゃうなんてすごいなぁ。
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瑞々しくも毒々しい青春小説。 中学女子バレー部の青春の叫びがそれぞれ登場人物の視点で描かれている。 著者は執筆当時高校生だったらしいので、Z世代の等身大の生きた小説なのだなと感じた。 隠してきた本心や我慢してきた関係性。どうしようもなく辛かったメンバーたちが高校その後どうなってい...
瑞々しくも毒々しい青春小説。 中学女子バレー部の青春の叫びがそれぞれ登場人物の視点で描かれている。 著者は執筆当時高校生だったらしいので、Z世代の等身大の生きた小説なのだなと感じた。 隠してきた本心や我慢してきた関係性。どうしようもなく辛かったメンバーたちが高校その後どうなっていくのかも描いてほしい。
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気になっていた。 金原さんの作品とはもちろん違うが、やはりザ女子ワールド。 私には理解不能だし、誰も理解してくれなんちゃ思ってない。タイトルにある、最後の章が好き。読み返したい。
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特別になりたい若菜と、優秀であるがために見栄を張ってしまう真希の話が共感できるところがあって特によかった。若菜の話のラストは、ドラマチックな展開を期待してしまっていたので、私まではしごを外された気持ちになり、そうくるか!と鳥肌が立った。加筆修正はされているようだが、高校生が書いたと知って驚愕。 他はいじめとか、不登校とか、登場人物の裏の顔が見え、ちょっとドロドロであまり好みではなかった。あんなに堂々としてる不登校いるかな?あの両親は昼間から口論して、仕事は?
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著者は当時高校生だったと知った。中学2年〜3年のバレー部女子のこと、相当リアルなのだろう。「どうしようもなく辛かった」子達がその後どう生きているのかをいつか描いてほしい。
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