リカバリー・カバヒコ の商品レビュー
青山美智子さん特有の身の回りにあるものがきっかけで登場人物の考え方や姿勢が変わるという構成がとても好きです。 自分にとって大切なものは身の回りに転がっていたりするということに気付かされます。 この作品以外にも読ませていただいていますが、とても素敵な作品ばかりです。
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まだ1話を読んでるとこだけど、めちゃくちゃいいお話だし、ストーリー構成が秀逸すぎる!!幼少期のアレック先生とのやりとりからの父親からの一言。 その間には雫田さんの言葉を受けてからの50円玉のくだりが入っての、父親とのやりとりは秀逸すぎるだろ! 十二国記の陽子と青猿の戦いを彷彿とさ...
まだ1話を読んでるとこだけど、めちゃくちゃいいお話だし、ストーリー構成が秀逸すぎる!!幼少期のアレック先生とのやりとりからの父親からの一言。 その間には雫田さんの言葉を受けてからの50円玉のくだりが入っての、父親とのやりとりは秀逸すぎるだろ! 十二国記の陽子と青猿の戦いを彷彿とさせる展開(雫田さんは言うなれば楽俊にあたる)に朝から通勤電車内でウルウルきちゃったやないかいヾ(・ε・。)ォィ またしても良書に出会えたと感謝感謝 読み終えて。 カバヒコとサンライズクリーニングを主軸として各物語が構成されており、全体を通してみてもよくできた物語りだった!
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読む前は、「ただいま神様当番」の神様みたいに カバヒコが何か助言をしたりするのかと思っていたけど、身近な人の言葉を通して自分でその事について気づきリカバリーをするお話でした。 個人的に好きな話は、第三話と第五話がとても 心に響きました。 特に、 「人はやっぱり、見たいものだけ...
読む前は、「ただいま神様当番」の神様みたいに カバヒコが何か助言をしたりするのかと思っていたけど、身近な人の言葉を通して自分でその事について気づきリカバリーをするお話でした。 個人的に好きな話は、第三話と第五話がとても 心に響きました。 特に、 「人はやっぱり、見たいものだけ見たいように 見ているのかもしれない」 この言葉には、とても考えさせられました。 自分の都合で悪いように思えてしまうことが、 本当は悪いことじゃなくて勝手な思い込みで良いことが悪く見えてしまってるだけ。 そんな風に思えて、人との関わり等一個一個を大事にしたいなと思えました。 私もカバヒコのことを忘れずに、 思い詰めてしまった時にはカバヒコを撫でているような想像をして、リカバリーをしていきます!
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感想|『疲弊した精神を和らげる一冊』 ★最初はカバヒコによる魔法的療養かと思ったが、実はきっかけに過ぎず、己と向き合うという内容に驚いた。ただただ評価される現代を描き、それをカバヒコというアニマルライドを通し、本当の自分を見つける。もっというと価値観をはっきりさせ、ウェルビーイ...
感想|『疲弊した精神を和らげる一冊』 ★最初はカバヒコによる魔法的療養かと思ったが、実はきっかけに過ぎず、己と向き合うという内容に驚いた。ただただ評価される現代を描き、それをカバヒコというアニマルライドを通し、本当の自分を見つける。もっというと価値観をはっきりさせ、ウェルビーイングの向上に向かう話しであった。
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『不安っていうのも立派な想像力』 『先のことじゃなくて、誰のことじゃなくて、今の自分の気持ちだけをみつめてごらん』 『まずは目の前のことだけ、集中することからやってごらん』 自分にも当てはまることが、本文のあちらこちらに散りばめられている本作。 公園にあるカバに、自分の痛い部...
『不安っていうのも立派な想像力』 『先のことじゃなくて、誰のことじゃなくて、今の自分の気持ちだけをみつめてごらん』 『まずは目の前のことだけ、集中することからやってごらん』 自分にも当てはまることが、本文のあちらこちらに散りばめられている本作。 公園にあるカバに、自分の痛い部分を触れると治ると言われている、その名も『リカバリーカバヒコ』。 回を読み進めるうちに、リカバリーカバヒコの本当の意味や真意が伝わってくる。 そして、サンライズクリーニングのおばあちゃんが、まさにリカバリーカバヒコそのものでした。 連作短編集だけど、最後まで読むことで大切なことを教えてくれる本でした。
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公園の古びたカバの遊具、カバヒコ。カバヒコに 触れると、治したいところが回復するという。 新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒルに住まう 人々は、それぞれが悩みをカバヒコに打ち明け…。
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大好きな作家さんのひとり、青山美智子さんの最新刊。 5話構成の短編だが、それぞれの話に繋がりがあり、これぞ青山ワールド! ほわっとした、心温まる物語。 特に、第5話「和彦の目」は母と息子、双方の思いやりに感動した。
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大好きな青山美智子さんの最新刊。 今回も優しいお話で一気読みでした。 5人の悩める主人公たちのように、私もこの作品を読んでカバヒコにリカバリーさせてもらえた気がします。 「赤と青とエスキース」とのつながりが描かれていて最高でした。
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ひとつひとつの話 それらが少しずつ重なり合って 最後は全てが繋がって 人の心と身体を動かすカバヒコ カバーに映る猫の正体は? 不安、想像力 今この瞬間を、先を予想するより体験する 都合の良いことだけ見ようとしない 秋の夜長に、少し涼しい夜に、優しく暖まるお話
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これも東野圭吾の本と同様にTSUTAYAの新刊コーナーにて発見。これまでデビュー作から全て読んでいる青山美智子さんの最新作が出てたから購入。 『不安を抱くのは想像力があるから。ふあんがりなあなたは、きっと優しい人だと思うよ』『先のことじゃなくて、人のことじゃなくて、今の自分の気...
これも東野圭吾の本と同様にTSUTAYAの新刊コーナーにて発見。これまでデビュー作から全て読んでいる青山美智子さんの最新作が出てたから購入。 『不安を抱くのは想像力があるから。ふあんがりなあなたは、きっと優しい人だと思うよ』『先のことじゃなくて、人のことじゃなくて、今の自分の気持ちだけ見つめてごらんよ。』サンライズ・クリーニングのおばあさん、この本の中でいい味出してました。特に最後の親子の物語が好きでした。サンライズ・クリーニングのおばあさんとその息子の話。どことなく距離があってヨソヨソしいけど愛を感じた。俺もおかんとよく喧嘩するけど仲良くせんとな!笑 和彦の嫁の美弥子の人間性も素晴らしかった。
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