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リカバリー・カバヒコ の商品レビュー

4.1

676件のお客様レビュー

  1. 5つ

    235

  2. 4つ

    279

  3. 3つ

    122

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2023/11/05

なんて温かく優しい小説なんだろう! 登場人物の闇が丁寧に描かれていて、読んでいて苦しくなるほどだった。でも、それゆえに「リカバリー」の過程がとても感動的で、仕事帰りの電車内で読んでいて泣きそうになった。 心に癒しが欲しい人にオススメの一冊。

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2023/11/05

それぞれのリカバリーには、いろんなディスカバリーがあった・・・カバだけに。カッコ悪い自分を笑われないように縮こまってってるって、私じゃん。本質を見抜こうとしてたら、斜に構えるようになってたんだわ。

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2023/11/04

どの話の悩みも、自分も経験のあるような身近に迫るもの。人から見たら大した事ではないかもしれないのかもだけど当人してみたら結構な圧力を感じるのだ。 整骨院の先生曰く、人は元通りには戻らない。前と違う自分になる。良い方に活かすといいな。ポジティブ思考を持って行きたい。 和彦さん、...

どの話の悩みも、自分も経験のあるような身近に迫るもの。人から見たら大した事ではないかもしれないのかもだけど当人してみたら結構な圧力を感じるのだ。 整骨院の先生曰く、人は元通りには戻らない。前と違う自分になる。良い方に活かすといいな。ポジティブ思考を持って行きたい。 和彦さん、老いに向かうことには抗えない。状況を受け入れ適応アレンジしていく。同年代の自分へも指針を貰った気分。これからまだまだ未来が拡がっていく、勇哉との対比の様。少し羨ましくもある。 カバヒコは魔法のような存在ではなかったけど、皆なに気づきを与えてくれるきっかけをくれる、やっぱり特別なものだった。おばあちゃんの愛からの発信やね。

Posted byブクログ

2023/11/04

今回も青山美智子さんの心温まるストーリーで癒されました。5話それぞれの主人公の痛みがカバヒコを通してリカバリーされ、そして繋がっていく…。 すべて『リカバリー(元通り治す)』というより『思考を改める』といった感じで心にジーンとくる言葉がちりばめてありました!  青山美智子さんの小...

今回も青山美智子さんの心温まるストーリーで癒されました。5話それぞれの主人公の痛みがカバヒコを通してリカバリーされ、そして繋がっていく…。 すべて『リカバリー(元通り治す)』というより『思考を改める』といった感じで心にジーンとくる言葉がちりばめてありました!  青山美智子さんの小説を読むといつも読了後に『優しい自分になりたい』強く思います。読んでよかった〜!

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2023/11/04

「人呼んで、リカバリー・カバヒコ」 「………カバだけに。」 稲代さんみたいなお手紙を書ける大人になりたい。

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2023/11/04

大好きな青山美智子さん。 今回も心が温まりました。 いろんな人の悩みを黙って聞き、見守っているカバヒコ。 聞いてくれるだけでも、心が少し軽くなるよね! そんなカバヒコのような存在が私の近くにも居てくれるのかな。 公園があったらカバヒコを探してみよう。

Posted byブクログ

2023/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青山先生の本は、毎回心を優しくしてくれる薬みたいです。現実世界ではありえないと思えることも、もしかしたら私もカバヒコみたいな遊具に会えるかもと思わせてくれます。 話が繋がっているところも面白いです。 まさかあの漫画まで出てくるとは思いませんでした。 辛いときや俯いたとき、この本を読んで顔を上げようと思います。 特に3章が好きです。

Posted byブクログ

2023/11/02

カバヒコ〜!!。゚(゚´Д`゚)゚。  カバヒコが愛おしすぎてずっと心に残って離れない。 ぜひともカバヒコグッズ(マスコットキーホルダーとか)を売り出してほしい! 人の痛みや悩みに寄り添い、「大丈夫だよ」とささやき抱きしめてくれているような作品。 私の心も一緒に、やわらかく解き...

カバヒコ〜!!。゚(゚´Д`゚)゚。  カバヒコが愛おしすぎてずっと心に残って離れない。 ぜひともカバヒコグッズ(マスコットキーホルダーとか)を売り出してほしい! 人の痛みや悩みに寄り添い、「大丈夫だよ」とささやき抱きしめてくれているような作品。 私の心も一緒に、やわらかく解きほぐして元気に修復してもらえたような気持ち。 カバヒコ=自分の心を映す鏡。自分自身の気持ちや痛みと真正面から素直に向き合い吐き出すこと、そして人と人が出会い紡ぐことで、回復して前とは違う自分になる。 痛みが強さに変わっていく姿が、とても清々しく光に満ちていた。 どの話の悩みも共感できるものばかりで、特に「2話:紗羽の口」「3話:ちはるの耳」の痛みは自分が知る痛みだった。 各所にグッとくる言葉がたくさん出てきて、その都度涙があふれそうになった。好きな言葉に付箋をつけていたら、付箋だらけになった(笑)。  ●特に心に残ったセリフ● (1話) ・「誰が何を言ったって、何も言わなくたって、懸命に咲こうとしているその姿には、なんの変わりもないのにさ」「だから父さんは、ただ愛するんだ。それだけ」 → 私も娘に対してこういう姿勢でありたいなと思った。 (4話) ・「ぼくがぼくを決めていく。これから、ひとつずつ」 (3話) ・「不安っていうのも立派な想像力だと、あたしは思うね」「不安っていうのは、まだ起きていないこととか、他人に対して抱くものだろ。それを思い描けるっていうのは、想像力がある証拠」「心違いも思いやりも、すべて想像力だからね。不安がりなあなたは、きっと優しい人だと思うよ」「先のことじゃなくて、誰かのことじゃなくて、今の自分の気持ちだけを見つめてごらんよ。飴でも舐めながらさ」 →私はとてもネガティブで、勝手な想像や思いこみをして勝手に不安になったり傷ついたりする。そんな自分が嫌でそこにまた傷ついていたから、この考え方は初めてで救われた気がした。  この話の最後の締めくくりの言葉、 「とてつもなく立派な想像力を、私はきっと持っている。だとしたら、それを使って思いやりや優しさをふくらませていこう。相手のことも、自分のことも、もう少しだけまっすぐ愛していけるように。」 その通りだなと思った。心に刻みたい。   読んでよかった!手元に残しておきたい!と思える本当に素敵な作品だった。 ただ、唯一の残念ポイントは、各話を繋ぐカギとなるクリーニング屋のおばあちゃんに感じていたキャラクター像が、5話で登場した時に急にイメージと違ってしまって、本当に同じ人物!?と思った。 各話でいろんな人に、あんなに真っ直ぐにあたたかい言葉をかけてくれていたのに、急に5話では意地っ張りで憎まれ口ばかり叩くひねくれた人物に私の目には映り、違和感を感じた。一貫して癒しの存在であってほしかった。 なので★4.5

Posted byブクログ

2023/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Kindleで読んだ。 公園の古びたカバの遊具、カバヒコ。「自分の治したい部分と、カバヒコの同じ部分を触ると回復する」という都市伝説がある。新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明け…。 公園近くのクリーニング屋“サンライズ・クリーニング”が各話をゆるやかに繋いでいて、ラストの話にそう繋がるのか!と。 やられました。 するすると読めて、じわっと感動して…とても良かった。

Posted byブクログ

2023/11/01

悪いところをリカバリーしてくれるカバヒコ。カバだけに! さすが青山さんの発想は面白い。 意外だったのは「カバヒコ」は妖精や神様ではなくて、本当にただの公園の遊具だったということ。 劇的な出会いとかなくても、ほんの少しのきっかけで自分の内面に気づけるというのが人の強さなのかな。 ...

悪いところをリカバリーしてくれるカバヒコ。カバだけに! さすが青山さんの発想は面白い。 意外だったのは「カバヒコ」は妖精や神様ではなくて、本当にただの公園の遊具だったということ。 劇的な出会いとかなくても、ほんの少しのきっかけで自分の内面に気づけるというのが人の強さなのかな。 傷ついたみんなが前に向かおうと変わっていくストーリーが、いつもながらほっこりします。 そして挿絵のカバヒコ可愛い

Posted byブクログ