1,800円以上の注文で送料無料

荻窪メリーゴーランド の商品レビュー

4.4

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/03/08

歌集を初めて通しで読んだ。他の感想を見る限り、ストーリー仕立てのものはメインストリームではないっぽい。自分はおもろいと思った。小説の日常描写とは違って、短歌は日常の中でも光る部分を切り取っているから、質のいい日常を見せられている感じがする。 ストーリー展開も予想してなかったもので...

歌集を初めて通しで読んだ。他の感想を見る限り、ストーリー仕立てのものはメインストリームではないっぽい。自分はおもろいと思った。小説の日常描写とは違って、短歌は日常の中でも光る部分を切り取っているから、質のいい日常を見せられている感じがする。 ストーリー展開も予想してなかったもので、尚且つ好み寄りのものだったので、新鮮に楽しめた。 鈴木さんの歌は正統派というか、まっすぐ届けてくる印象、木下さんは変化球だけどたまにすっぽりハマる感じ。

Posted byブクログ

2026/01/29

短歌でまさかストーリ性があるなんて。木下さんの本にハマりつつある。文字数は少ないけど、すごく読み応えのある本… 好きな短歌は、 「本棚にふたりの過去を並べれば『海辺のカフカ』上上と下下」

Posted byブクログ

2026/01/21

こんな感情は今後知り得るのだろうか。この物語は繋がっているのだろうか。もしかしたら舞台は複数に分かれているのかも知れない。けれどメリーゴーランドは一本道で終点が無い。 自分の中で解釈が固まりつつあるがまだ確定させたくはないような気分でもある。 ただぼんやりと漂わせたいけれど、そこ...

こんな感情は今後知り得るのだろうか。この物語は繋がっているのだろうか。もしかしたら舞台は複数に分かれているのかも知れない。けれどメリーゴーランドは一本道で終点が無い。 自分の中で解釈が固まりつつあるがまだ確定させたくはないような気分でもある。 ただぼんやりと漂わせたいけれど、そこにある確かな熱情は感じていたい。 感想にしてはまとまっていないが、出会えて良かった一冊だったのは間違いない。

Posted byブクログ

2025/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

男女が描く恋愛の歌、素敵! と思ったら、あれ?どういうこと? 男性が、女性が落とした財布を拾った縁で恋が始まり、すれ違いもありながら同棲を始め、猫を飼い… その後、直接は描かれない別れがあり… 女性は新しい彼氏ができて犬を飼いはじめ、 男性は別れを認められずストーカー化。 最後に渋谷のスクランブル交差点で刃傷沙汰。 みたいなことだろうか。 想像の域を出ないので、考察が気になる。 最後の方に突然出てきた兄妹みたいな歌も気になる。 素敵な恋の歌、と思える歌もたくさんあったのに、2回目以降考察する気持ちで読んだり、「これってストーカー目線の歌?」と思ってしまったのは、ちょっと残念。 文脈によって解釈が変わるというのはちょっと騙された感がある。でも、ストーリー仕立てでない場合でも、読み手によって解釈は異なる、という点では同じことか?

Posted byブクログ

2025/04/29

ひとつひとつの短歌の美しさもさるごとながら、全体にストーリー性があり読んでいて面白かった。 劇的なラストも衝撃的だった。 やわらかな言葉の中に潜むひたむきで濃度の高い愛情が良かった。 木下龍也さんのほかの作品も読みたいと思った。

Posted byブクログ

2025/04/12

お気に入りたち ぼくの肩を頭置き場にしてきみは斜めの夜をご覧ください ほーって思った ふたりとも黙ってしまうそのあいだ海が喋っていてくれるから なるほど ねえスーモ、毛づくろいしてあげるから同棲にいい部屋を教えて ユーモアがあっていいなと思った 3180グラムを産んだ日を...

お気に入りたち ぼくの肩を頭置き場にしてきみは斜めの夜をご覧ください ほーって思った ふたりとも黙ってしまうそのあいだ海が喋っていてくれるから なるほど ねえスーモ、毛づくろいしてあげるから同棲にいい部屋を教えて ユーモアがあっていいなと思った 3180グラムを産んだ日を未来の話みたいに聞いた 共感! お母さんと呼ぶのはすこしこそばゆくマルセイバターサンドこぼれる 具体的な名前が入っているのもあってイメージしやすかった こねこって名前もいいって笑いつつきみの切るサランラップ長すぎ 日常感が好き! 「恋人はいますか?」なんて言えなくて代わりに訊いた「また会えますか?」 これくらいの距離感好き。訊くって漢字もあまり自分は使わないからよき 地下をゆく電車にも窓はついていて、なくてもいい恋なんてなかった ふーむってなった 君を撮るためのカメラがあたあまる太腿のうえ 海まで遠い 2回出てくるけど、ちょっと理解難しい

Posted byブクログ

2025/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1回目、え?ちょっとまって、どういうこと??笑 という感想。 2回目でようやく、なんとなくの予想がつきだす。 ざっくりまとめると、付き合ってた彼女と別れたけど、男が忘れられなくてストーカー化して殺したって感じだよね? たぶん財布無くした時に二人は出会って、付き合い始めた。 けど、二人がどこで別れたのかがわからない。。 クリスマス会えてなさそうだったからそのタイミング? お母さんが来る日の話はなんなんだろう、、噛み合わない。 完璧な解説が読みたいです。

Posted byブクログ

2025/01/08

この歌集は出版直後に購入したのですが、恋愛の歌を読む気分になれなくてずっと積んでいました。 傍らに珈琲を。さんのレビューを拝見して「えっ、なんか凄く面白そう!」と思いやっと拝読しました。 傍らに珈琲を。さんありがとうございます! 歌人の木下龍也さんと鈴木晴香さんが交代に歌を詠...

この歌集は出版直後に購入したのですが、恋愛の歌を読む気分になれなくてずっと積んでいました。 傍らに珈琲を。さんのレビューを拝見して「えっ、なんか凄く面白そう!」と思いやっと拝読しました。 傍らに珈琲を。さんありがとうございます! 歌人の木下龍也さんと鈴木晴香さんが交代に歌を詠み、ひとつの物語を構成している歌集らしいのですが、私は最初から最後まで通して五回読みましたが、どういう物語なのかはっきりとはわかりませんでした。 ストーリーには関係なく、歌として特に好きだと思った歌を少しだけ載せます。 「いつか海辺に住みたい」に「ね」を添えてふたりの夢をひとつ増やした    木下龍也 一年の夜空すべてを見届けて<永遠>で終わらせるしりとり    鈴木晴香 顔文字じゃなくてはじめて顔で見る「いってきます」がいとおしい朝    木下龍也 「恋人はいますか?」なんて言えなくて代わりに訊いた「また会えますか?」    木下龍也 名付けないままで進める強さなどなくてぼくらは恋人になる    木下龍也 おそろいのコップがひとつ欠けていて残ったほうをわざと落とした    鈴木晴香 加害でも被害でもいい 恋よりも濃い関係がほしかっただけ    木下龍也 私の推理した物語を以下に載せますが少しネタバレになってしまう気がしますので、これから読まれる方はお気をつけください。 木下さん(ぼく、君)と鈴木さん(きみ)が偶然を装って出会い、ぼくはきみに恋をしてしまい晴れて恋人同士になりデートを重ね、同棲することになります。 でもきみにはぼくの他に〇〇がいるのを隠しています。 そしてぼくはきみの隠していた二つの秘密を知り、とある行動に出てしまいます。 私の推理はこんなかんじですが、真相はこの本の特装版を購入して、付属の冊子を読まないとわからないそうです。ブクログで特装版のレビューをされている方がいないかと思い見に行きましたがどなたも読んでいなかったです。 冒頭の歌とエピローグの歌が同じ歌なのが哀愁を感じさせられました。 冒頭とエピローグの歌 君を撮るためのカメラがあたたまる太腿のうえ 海まで遠い    鈴木晴香

Posted byブクログ

2025/01/07

表現方法に感心する。その情景を見ている人と視点が重なる感覚がある。感情を指定されない分、複雑な受け取り方ができて楽しい。本の試みも面白かった。

Posted byブクログ

2025/01/02

二人の歌人が、短歌によって紡いだ虚構のラブストーリー。途中から不穏になっておののきました。こういうお話の作り方があるのか。

Posted byブクログ