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きのうのオレンジ の商品レビュー

4.3

90件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/01/09

癌と診断された主人公と家族、友人の話。 この状況になったことがないのですが。 リアルを感じることができました。 今のこのご時世。 辛い状況の方々がたくさんおられます。 死について書くことが憚られますが。 生を受けたことへの感謝。 今までのお世話になったみんなにありがとうを伝えたい...

癌と診断された主人公と家族、友人の話。 この状況になったことがないのですが。 リアルを感じることができました。 今のこのご時世。 辛い状況の方々がたくさんおられます。 死について書くことが憚られますが。 生を受けたことへの感謝。 今までのお世話になったみんなにありがとうを伝えたい。 そんな思いで読了しました。

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2024/01/09

あったかい家族に囲まれる幸せが身に染みる話。 闘病のキツさも描かれたりしていたけれども、「ありがとう」の言葉がとても強い物語でした

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2024/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

若くして胃がんに罹り、それからの人生を色々な人の支えにより全うしていく。 このたった2行の中に、守る者と守られる者。 残る者への感謝の念がふんだんに散りばめられ、劇的な感動ストーリーではない分、それがまたリアルに感じられる。 「きのうのオレンジ」というタイトル。 きっと、残された者を過去から照らすオレンジ色のほのかな光。ずっとそこに残って照らし続けていく…そんな意味合いなんでしょうか。

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2024/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

泣くよねー 病気、登山、出生の秘密など てんこ盛り。 でも、それらが押し付けがましくなく、 さらっと描かれている。 ハッピーエンドを期待していたけど、 そんな小説(?)のようにはいかないか。 登場人物が1人(一家)を除いて みんな良い人。

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2024/01/07

こちらもフォロワーさんの感想を読んで、Amazonですぐにポチった一冊。 こういう小説に出会えるから、本当にフォロワーさんの感想ってありがたい(^^) うるうる(ToT) 感動。。。 なんだろうな、悪い人が居ないんだよな。 みんな温かい。 主人公の遼賀の人となりも愛せるし、弟の...

こちらもフォロワーさんの感想を読んで、Amazonですぐにポチった一冊。 こういう小説に出会えるから、本当にフォロワーさんの感想ってありがたい(^^) うるうる(ToT) 感動。。。 なんだろうな、悪い人が居ないんだよな。 みんな温かい。 主人公の遼賀の人となりも愛せるし、弟の恭平も、看護師の矢田泉も、バイトの高那も、本当に登場人物、全員が素敵。 藤岡陽子先生の作品は超読みやすいからか、心に響いてくる。 ガンガンくる。 何度か号泣しそうになる自分を、ドウドウと抑えつつ読み進めた。 岡山出身、東京のレストランで店長をしていた笹本遼賀が胃に違和感を覚え、バイトにも心配され検査を受けることに。 悪性腫瘍、、、癌だった。 検査を受けた病院で、高校時代の同級生と出会う。 遼賀には双子と誤解されていた弟が居た。 皆は双子だと認識していたが、実は母の双子の妹が産んだ従兄弟だった。 15歳の頃、弟と父と冬山を登山した時、遭難したことがあった。 その時、弟が履いていたオレンジ色のブーツを弟が送ってくる。 すっごく悲しいのに、人が皆んな温かくて、じぃーーーーーんときた。 最後の最後まで温かくて、読んで良かった。 素敵な小説でした。

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2024/01/05

涙なくしては読めません… 遼賀と 恭平、両親、祖父母、泉との関係が あまりにも優しくて切なくて。 私も遼賀のように優しくなりたいな。 恭平、泉のように強くありたいな。

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2023/12/29

今は都下のイタリアンレストラン店長を務める笹本遼賀33歳の体調不調をアルバイト男子が心配してくれ、やっと受診したところ思いもしない癌に罹患していた場面から始まる。 彼が15歳の時に故郷岡山で父と双生児?の弟の3人で冬山登山した折りに兄弟で遭難して救助された経験があり、この事が物...

今は都下のイタリアンレストラン店長を務める笹本遼賀33歳の体調不調をアルバイト男子が心配してくれ、やっと受診したところ思いもしない癌に罹患していた場面から始まる。 彼が15歳の時に故郷岡山で父と双生児?の弟の3人で冬山登山した折りに兄弟で遭難して救助された経験があり、この事が物語の重要なポイントになっている。 闘病暮らしの遼賀に寄り添う弟や母親、受診先で偶然出会った看護師の矢田泉、職場で彼を慕うバイトの高那などなどとのやりとりが彼の心境を穏やかになだらかに導いてくれるのがとても温かくて良い♪ 不意に訪れる不幸にどのように向き合うかは本人の生き方考え方が大きな影響を及ぼすのだろうけれど、この主人公のような境地になれたら理想的だろうな と思えるストーリーです。 涙無くしては読めないけど、さすがに高い評価の多い作品、納得の読み応えでした♪

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2023/12/14

生と死の対比が至る所に散りばめられていて、生をよりリアルに浮かび上がらせています。 自然の生の描写が巧みに配されているので、死がより際立っていますが、死に対する恐怖感は感じさせられませんでした。

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2023/12/08

若くして闘病する悲しい話なのですが、彼の誠実な生き方、家族、友人の温かい思いに、心温まり、また心が震えました。電車で、何度も涙を流しました。1日、1日、大事にして生きようと思いました。

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2023/12/06

胃がん告知・転移・独り身・と手札が揃えば、物語の結末はある程度想像出来てしまいます。しかしながら読み始めるや、主人公のこれまでの人生の歩み方、これからの運命の受け入れ方、周りの人達の覚悟等全てに於いて真摯でかつ澄み切った文章で愛おしいまでに描かれていて、いつの間にか読了していまし...

胃がん告知・転移・独り身・と手札が揃えば、物語の結末はある程度想像出来てしまいます。しかしながら読み始めるや、主人公のこれまでの人生の歩み方、これからの運命の受け入れ方、周りの人達の覚悟等全てに於いて真摯でかつ澄み切った文章で愛おしいまでに描かれていて、いつの間にか読了していました。 巻末の解説に記載がありましたが、著者は看護師として働いているとの事。そうしたエビデンスが物語に幅や奥行きを持たせ、主人公や主人公を支える家族達一人一人を主役として丁寧に描いています。 凪良先生の最新作みたいに良い本について語ろうとすると言葉が次から次へと溢れてしまい感想にまとめるのが難しいですね。

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