違国日記(11) の商品レビュー
槙生と朝の関係性の変化、互いが大切になっていく描写に涙が出た。紡がれる言葉がどれも丁寧で美しい。どの巻も好きだったけれど、最終巻が一番胸を打たれた。これから何度も読み返したい。
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本当に大好きな漫画です でも、それでも、それでも、それでも と、 最後の詩で一番泣いた 余韻がすごい
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毎巻どこかしらで泣いてたけど、最終巻がやっぱり1番泣いた 正直なんで泣いてるのか分からないくらい、色んな人に感情移入して共感して、苦しくなったり救われた気持ちになったり、ほんの一言で情緒が揺さぶられたりした。 なんでこの人に共感したのか?この場面で苦しくなったのか?を突き詰めれば...
毎巻どこかしらで泣いてたけど、最終巻がやっぱり1番泣いた 正直なんで泣いてるのか分からないくらい、色んな人に感情移入して共感して、苦しくなったり救われた気持ちになったり、ほんの一言で情緒が揺さぶられたりした。 なんでこの人に共感したのか?この場面で苦しくなったのか?を突き詰めれば、自分のトラウマとか、生きづらさが見えてくると思う。なかなか直視したくないものでもあるけど。 私にとってはすごく救われる話だった。 出会えて良かった漫画の一つ。
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本当に大好きで、大切なシリーズです。 誰かを大切に思うこと、言葉を使うこと、孤独であること。 どれもみんな経験しているはずだけど、決して同じ形ではなく。 読んだ後には、 違って見えるようになりました。 違ってもいいんだと気づきました。 違いを愛せるようになりたいと思いまし...
本当に大好きで、大切なシリーズです。 誰かを大切に思うこと、言葉を使うこと、孤独であること。 どれもみんな経験しているはずだけど、決して同じ形ではなく。 読んだ後には、 違って見えるようになりました。 違ってもいいんだと気づきました。 違いを愛せるようになりたいと思いました。 多くの人に、ぜひ、読んで欲しいです。
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両親を交通事故で亡くした15歳の朝を、死んだ母親の妹にあたる槙生が引き取り、2人の同居生活が始まるという物語。 あなたを愛せるかどうかはわからない。でもわたしは決してあなたを踏みにじらない。 槙生が放つこういった言葉に現れてるように、とにかくパンチラインの連打が続く「言葉...
両親を交通事故で亡くした15歳の朝を、死んだ母親の妹にあたる槙生が引き取り、2人の同居生活が始まるという物語。 あなたを愛せるかどうかはわからない。でもわたしは決してあなたを踏みにじらない。 槙生が放つこういった言葉に現れてるように、とにかくパンチラインの連打が続く「言葉」の作品。そこを際立たせるために、描き込みすぎておらず抜け感のある人物たちのタッチが重い言葉たちにスッと溶け込んでおり、大袈裟やけど「現段階の漫画における一つの到達点」みたいに思えた。 1, 2巻で特に心掴まれたのはやはり槙生。おそらく注意欠陥で発達障害である槙生が、人生において最も避けてきた人に対し愛情を持つという行為を、朝を引き取ることで否が応でも強いられるシチュエーションとなる。そこからの槙生は、変に肉親ぶるでもなくフィジカリーにでもなく、あくまで己のスタンスで「言葉」で朝と対話する。 本当にやりたいと思ったならどんなにつまんないことでもやりなさい。 誰のために何をしたって人の心も行動も決して動かせるものではないと思っておくといい。ほとんどの行動は実を結ばない、まして感謝も見返りもない。そうわかっていてなおすることが尊いんだとも思うよ。 ただここでどうしても気になる点が1つ、、、、 人への愛情や意思疎通にこれまで苦しんできたとされる槙生ですが、物語の中盤以降で、現代まで関係が続く学生時代の友人との戯れや、笠町くんというハイスペックな元恋人との、これまた現代まで続く関係性を知ったとき、 「なんか、めちゃめちゃ愛に溢れた、とても満たされた人なのでは、、?」 と思ってしまった。 もちろん、これだけの言葉の連打をライトに行う上では、ある程度キャラクターもライトに/愛され系に描かなくては重すぎる作品になってしまうというのは理解できるのですが、 ならば俺はいっそ小説という形態で、 もっととんがって、生き辛くて、息が詰まるような人物描写で言葉の連打を浴びたかったなぁ、、と感じてしまいました。 苦言失礼いたしました。 一方、サブキャラクターのキャラ立ちっぷりはホント見事の一言。特に好きなのは槙生の元恋人・笠町くんと朝の友人・エミリさん。 他にいくらでも「なっていい自分」はあったし、そんなチキンレースで自分の価値を試す必要なんてなかったのに。 もう絶対友達やめられないじゃん。 医学部不正入試問題、性的マイノリティ、発達障害、アダルトチルドレンと、 全11冊の中にこれでもかと、けれど決して無理のない設定やセリフで社会問題を提起し、そして同じく無理のない言葉で帰着させる。映画『怪物』を観た時も似たような印象やったけど、こういった作品がメインストリームで売れるというのは、特に若い世代にめちゃくちゃ大事なことやと思う。 最も重要な登場人物である槙生さんは映画では新垣結衣さんとのこと。個人的には『正欲』で新境地っぽい新垣さんを感じたし、予告を観る限り良い配役な気がするので、どこまで細かく描かれるか(個人的にはエミリの章は是非映画に含めてほしい、、)期待!
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この想像力に脱帽! 想像力をなくさない人間になろう! 誰かを送り出し常に優しさの眼差しで見守り微笑みを絶やさず背中をそっと押しだし両手であたたかく抱きしめてあげる変わらない存在になろう! 唯一無二の素敵な本です。 色々な刺激をもらえる本です。 ありがとう! ぜひ〜
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ある人が死んだことをきっかけに深く関わることになった2人は、死んだその人を通さないと繋がることができないと思ってた。2人がお互いを思い合うとき、どうしてもその人がちらつくのではないのかと思ってた。でも、そんなことはないと、2人は、2人だけで、お互いを大切に思えるのだと、『違国日記...
ある人が死んだことをきっかけに深く関わることになった2人は、死んだその人を通さないと繋がることができないと思ってた。2人がお互いを思い合うとき、どうしてもその人がちらつくのではないのかと思ってた。でも、そんなことはないと、2人は、2人だけで、お互いを大切に思えるのだと、『違国日記』を読んで思った。 他にも思ったことはたくさんあるけど、言葉がまとまらない。とにかく、出会えてよかった作品。
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お姉さんとうまくいっていなかったからこそ、 彼女の遺児を自分なんかが大切に思って良いのだろうかと思う。 大人だからこそ現実的なことも考えなければいけないし 順当に行けば慎生ちゃんの方が先に死ぬ。 けれど、それを嫌だと言った朝に慎生ちゃんがショックを受けている姿に 自分も胸が苦しくなった。 愛している。それだけでは足りない。 でも、言葉にするなら愛しているにしかならない。 慎生ちゃんが泣きながら、しかし淡々と伝えようとする姿に涙が止まらなかった。 朝ちゃんたちの卒業式の日に更新されたコラムもとても美しかった。
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人が家族になるまで 家族になれるまで はたまた 人間同士が歩み寄るということ が丁寧に向き合って描かれている。 どこかにこんな優しい世界があれば良いのにと、 涙が止まらなくなる。
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無料漫画アプリで途中まで読み、読めない部分からTSUTAYAで借りて読んだ。 本当にすごい漫画だと思う。 私は元々映画も漫画もドラマも好きな人で、昔は漫画や映画の方が好きだったが、年々小説に偏りつつある。 それは、小説の方が細かいところまで描写されていて、絵がない分、広がるから...
無料漫画アプリで途中まで読み、読めない部分からTSUTAYAで借りて読んだ。 本当にすごい漫画だと思う。 私は元々映画も漫画もドラマも好きな人で、昔は漫画や映画の方が好きだったが、年々小説に偏りつつある。 それは、小説の方が細かいところまで描写されていて、絵がない分、広がるからだ。 でも、この漫画、本当に好き。深い。漫画なのに小難しくて行間がある。 一気に最終巻までの4冊借りたが、やはり無料アプリで細切れに読むべき話ではないと感じた。 人が苦手な孤独を愛する、小説家のマキオちゃんと、姪の朝の話。朝はマキオちゃんが心から嫌いな姉の娘である。ある日、朝の目の前で、朝の両親が交通事故で死に、マキオが引き取るところから話が始まる。朝の、高校3年間の話。 最終巻、本当に涙涙で読んでしまった。 ガッキー主演で映画化されるとのこと。 きっと、ガッキーなら上手に演じてくれるはず。ただ、好きな話だけにがっかりするのがちょっと怖い。観るべきか観ないべきか… 漫画はいつか全巻欲しい。
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