日本で軍事を語るということ の商品レビュー
軍事力とはそもそも何か?から始まり、陸海空軍の各特徴について、終始わかりやすい解説書でした。 私は争いを好みませんが、一市民として、税金を使うからこそ、軍事についても一定の知識を身につけたいと改めて強く感じました。
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防衛研究所防衛政策研究室長である著者による現代軍事に係る分析の入門書。日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、防衛費の大幅増額が決定される中で、一般国民が防衛問題を考える上での基礎的な知識を提供することを意図している。 軍事力も政策手段の1つであるという前提を共有した上で、戦場...
防衛研究所防衛政策研究室長である著者による現代軍事に係る分析の入門書。日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、防衛費の大幅増額が決定される中で、一般国民が防衛問題を考える上での基礎的な知識を提供することを意図している。 軍事力も政策手段の1つであるという前提を共有した上で、戦場の状況を分析する上でのポイントとなる原則や現代における戦争の特徴を整理し、陸・海・空・宇宙とサイバーについて、現代の戦闘がどのような展開で進むのか、また、それぞれについての自衛隊の取組を解説している。 戦争や防衛問題について、国際政治学や近現代史の観点からはともかく、純粋に軍事的な観点からの知識は自分にはほとんどなかったので、本書は勉強になった。ロシア・ウクライナ戦争の例をしばしば出してくれるのも、わかりやすく、また、当該戦争についての理解も深まり、ありがたかった。 ただ、戦争や軍事的なことに疎い自分にとっては、本書の内容は、具体的にイメージが湧いたり、体得したりするといったところまでは至らなかった部分も少なくなかった。
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http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1977/w1977_04.html 函館ミグ25亡命事件
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軍事を分析するのに必要な基礎的な知識と着眼点を教えてくれる入門書的な。 まずはリアリズムやリベラリズム、アナーキーな国際社会といった国際関係理論から始まる。冷戦後の国際政治の流れを辿り、ステートクラフト(国家の政策の立案と展開)の手段としての軍事力について説明する。そして平時の企...
軍事を分析するのに必要な基礎的な知識と着眼点を教えてくれる入門書的な。 まずはリアリズムやリベラリズム、アナーキーな国際社会といった国際関係理論から始まる。冷戦後の国際政治の流れを辿り、ステートクラフト(国家の政策の立案と展開)の手段としての軍事力について説明する。そして平時の企業や官僚組織と変わらない軍事力と戦時のアートとしての性質、NCW、C4ISR、兵站、正規戦と非正規戦等についても触れている。 陸海空に宇宙、サイバーといったそれぞれのドメインの戦いの特徴と、各自衛隊の整備に関してまとめている。 最後に戦略分析の手続きとして、戦略文書を読むのに情勢分析、予算、法律から分析することと、それぞれの着眼点を紹介。 軍事に関心を持つ人はガンダムとか兵器好きと、シミュレーションゲーム好きの大きく2パターンがあって、前者が多いと感じているんだけど、筆者は自分と同じ後者パターンだったのが親近感湧いた。
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現代軍事の基本入門書 本書は軍事の基本を伝えるとともに、これからの日本人として軍事と無関係ではいられない時代で何を考えていくかのきっかけを与えてくれる。 民主主義国家の国民として土台の知識がないと考えもないからである。我々は政府・自衛隊を見守り、時に選挙という形で口出しをしないと...
現代軍事の基本入門書 本書は軍事の基本を伝えるとともに、これからの日本人として軍事と無関係ではいられない時代で何を考えていくかのきっかけを与えてくれる。 民主主義国家の国民として土台の知識がないと考えもないからである。我々は政府・自衛隊を見守り、時に選挙という形で口出しをしないといけないのだ。
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なるほど こういうことなのか。……読み終わったら 世界の見かたが すこしだけ 変わった感じがした。理解することから はじめてみなくちゃ なにもはじまらない。テレビ越しだけど 語り口のわかりやすさが最後まで続いて、ともかく 勉強になりました‼️
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煽りもなく、淡々と順序立てて語る内容で、スッキリ読める。 そもそも軍事とはから始まって、戦争とは何か、現代においてそれどう言う意味があるのか。 そうして、陸海空宇宙サイバーの軍事分析、それぞれに対応する自衛隊の現在をかたり、「日本で軍事を語るということ」は、最終章なのだ。 語る以...
煽りもなく、淡々と順序立てて語る内容で、スッキリ読める。 そもそも軍事とはから始まって、戦争とは何か、現代においてそれどう言う意味があるのか。 そうして、陸海空宇宙サイバーの軍事分析、それぞれに対応する自衛隊の現在をかたり、「日本で軍事を語るということ」は、最終章なのだ。 語る以前に、まず理解してもらわんと話にならんという現実。 著者の、後書まで合わせて面白く読んだ。 こうすべき、こう考えるべき、と言う話は(多分)一切なかった。 考えるときに、議論するときに、こう言うことを考えなあかんと。 そう言う本。ある意味必読かな。
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先ずは「あとがき」P279から読んでほしい。 時間がないならP282からでもいい。 著者がなぜ本書を書いたのか、本書がなぜ比較的平易で読みやすくできているのか、何を読者に求めているのか書かれています。 私の好きなBSのプライムニュースで、煽ることなく的確な解説をされている著者らし...
先ずは「あとがき」P279から読んでほしい。 時間がないならP282からでもいい。 著者がなぜ本書を書いたのか、本書がなぜ比較的平易で読みやすくできているのか、何を読者に求めているのか書かれています。 私の好きなBSのプライムニュースで、煽ることなく的確な解説をされている著者らしい本だと、読了後に思いました。
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包括的な軍事問題の入門書。 軍事は合理的な思考の積上げであることがよくわかる。 本書の内容もよく整理されていて、自衛隊の現在地も含め、わかりやすい。 書名のテーマについてはあとがきで語られている。 TV等でも垣間見えた著者の思いが伝わってくる。
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著者はウクライナ戦争開始時に何度もテレビ等で解説していたので存じている方も多いと思います あくまで個人の立場で論評しています 現在日本の高校はもとより一般の大学でも軍事、防衛面について講座を持っているのは防衛大以外無いでしょう この本を読み、ウクライナ、台湾、尖閣、北朝鮮情勢を...
著者はウクライナ戦争開始時に何度もテレビ等で解説していたので存じている方も多いと思います あくまで個人の立場で論評しています 現在日本の高校はもとより一般の大学でも軍事、防衛面について講座を持っているのは防衛大以外無いでしょう この本を読み、ウクライナ、台湾、尖閣、北朝鮮情勢を考えると一般大学でも教養課程で教えてしかるべきと思います 戦後日本はアメリカを中心とする諸外国に軍事防衛面で一般人が学習することを骨抜きにされた気がします 軍事的なことを友人とさえ語るのがタブー視されてきました 基礎的な面だけでも理解しておかないと世論がおかしな方向へ進んでしまいます その面で「日本で軍事を語るということ」の表題も的を得ています 現在の日本の国力からしてアメリカ追従にならざるを得ないことは理解していますがいつまでもこのままでは世界から見て「日本はアメリカの属国」という印象を拭いきれません 独立した国として、他国と対等に意見を戦わすためにもこの軍事防衛面で鎖を打つことが必要です
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