熟達論 の商品レビュー
特に後半、「空」のところから最後までが面白く、一気に読めました。 人は、悩んだことにこそ興味を持つ 成長には段階があると理解しておくことが大切 すべては遊びから始まる 意識的に型を刷り込み、無意識にできるようにする 観ることで部分に切り分け、関係と構造を理解する 中心を捉え、中...
特に後半、「空」のところから最後までが面白く、一気に読めました。 人は、悩んだことにこそ興味を持つ 成長には段階があると理解しておくことが大切 すべては遊びから始まる 意識的に型を刷り込み、無意識にできるようにする 観ることで部分に切り分け、関係と構造を理解する 中心を捉え、中心部分だけが残る 自我がなくなり、体験によってしか到達できない未知の世界に到達する 熟達のプロセスは、主観的体験に他ならない
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現代版の五輪書という標語があとがき等々に使われていたが、まさしくそうだと思った。 自分も同様に陸上競技をやってきたからこそ納得できることも多いと思ったが、コメント見てるとそうでない人も理解しやすそうで、改めて良い本なのだなと思った。 オリンピアンとして試行錯誤しながら高度な領域...
現代版の五輪書という標語があとがき等々に使われていたが、まさしくそうだと思った。 自分も同様に陸上競技をやってきたからこそ納得できることも多いと思ったが、コメント見てるとそうでない人も理解しやすそうで、改めて良い本なのだなと思った。 オリンピアンとして試行錯誤しながら高度な領域に達しているからこそ描けることだと思うし、改めて尊敬。ここまで思考しているアスリートはいない気がする。 本質とは違う点だが私に刺さったのは下記。 「自分を知るためには、他者との関わりを断つ時間が必要 人間の意識は、外に向かっている間は内側には向かない」
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為末氏の人生を、競技を通じて読み取れた。 なるようにしかならないし、それでいいではないかと思うようになったのは、達人のみが成せる技。 砂浜の上を裸足で走るや、笹の葉が川を流れるようになど、情景が浮かぶ比喩が溢れていて、楽しめた。
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熟達のプロセスを五段階にわけている。「遊」「型」「観」「心」「空」。個人的には最初に遊を置いたことがとても素晴らしいと思っている。守破離を詳しく知っているわけではないが、熟達に向けてだいたいこの三つを言い渡されることが多い。型破りと型なしもよく言われる。しかし、なんかしっくりこな...
熟達のプロセスを五段階にわけている。「遊」「型」「観」「心」「空」。個人的には最初に遊を置いたことがとても素晴らしいと思っている。守破離を詳しく知っているわけではないが、熟達に向けてだいたいこの三つを言い渡されることが多い。型破りと型なしもよく言われる。しかし、なんかしっくりこなかったというか大事なことが抜け落ちている気がしていたのが 遊。 二つの面から納得した。 一つはまずは思いっきり体を動かしてみる体験を経ておくこと。型はどうしても制御になるため、遊を飛ばして型に入ることのリスクもある。 もう一つは未来投資型(現在犠牲型)のリスク。そもそも楽しい!とか好奇心とかを飛ばして、いつか役立つからとか、きっと成果につながるからとかでは、もたない。やはり内発的な動機がないと続かないことが多い。 もちろんそのほかの段階も、運動に限らず、音楽、学問などにも応用可能な話で面白かった。
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運動に限らず、物事を極める、熟達するまでの5段段階を言語化している本。 オリンピアンである著者らしく、自身が熟達するまでの例や引退後に各著名人とのインタビューなどの例を使って説明しているが、基本的には、運動に限らず、全ての事柄に当てはめられる一般化した主張となっています。 野球...
運動に限らず、物事を極める、熟達するまでの5段段階を言語化している本。 オリンピアンである著者らしく、自身が熟達するまでの例や引退後に各著名人とのインタビューなどの例を使って説明しているが、基本的には、運動に限らず、全ての事柄に当てはめられる一般化した主張となっています。 野球の解説者や運動のコーチなどが、人により言っている事が真逆な事を言っている事が多々あり、違和感を覚える事があったが、これらは、本人の状況の違いによって、アドバイスが真逆になることもある事が深く理解できた。 遊、型、観、心(中心)、無 の5つのフェーズを経たり、行き来きしながら物事は上達いくとの主張。 なんとなく、まずは型に嵌めて、そこから アレンジしていくものと思っていまいしたが、そんな単純ではなく、奥深いものと感じました。 スポーツが科学的アプローチがされてきているなかでも、個々人全てを網羅できる方法があるわけではなく、本書記載のように、自分の中で見極めて(観)、必要な部分を認知しアレンジしていく(心)事は本質的には自分でしかできない事のように思いました。 個人的には、本書を座右の銘とし、常に意識していきたいと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても素敵な本でした。 人間の可能性を言葉で伝えるということにおいても。 熟達ー「人間総体としての探求であり、技能と自分が影響しあい相互に高まること」。 _私は熟達こそが「人間にしかできないこと」を理解するカギになると考えている。 いろいろな度合いででも、いや、為末さんのおっしゃられているような熟達はそこまで多くの人が人生のなかで経るものではないのかもしれないけれど、 それぞれ、自分なりに、深めていくことを持つこと、 人間にしかできないことは何かが問われる今日、自分という未知なるものに好奇心を持つことが、生きがいにもつながるように思いました。 そして、順序、を経ること。積み上げがあること。その重みをあらためて感じました。
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為末さんの本はいつもハッとさせられる。陸上を通じて自らが経験した試行錯誤を客観的な視点で見つめて、言語化しにくいことを見事に表現している。 学びを、遊、型、観、心、空の5段階に分けて論じているが、自分がランニングをやっているので、思い当たることばかりだったし、ここで書かれているこ...
為末さんの本はいつもハッとさせられる。陸上を通じて自らが経験した試行錯誤を客観的な視点で見つめて、言語化しにくいことを見事に表現している。 学びを、遊、型、観、心、空の5段階に分けて論じているが、自分がランニングをやっているので、思い当たることばかりだったし、ここで書かれていることは、運動以外の学びにも適用できると思った。
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今井むつみさんとの対談書『ことば、身体、学び』に続けて読了。技能を習得、熟達させていくプロセスを「遊」「型」「観」「心」「空」に構造化して解説。アスリートということでスポーツを主とした身体技能の例えが多いがそれ以外の分野の技能であってもある程度応用がきくように感じたあとがきによる...
今井むつみさんとの対談書『ことば、身体、学び』に続けて読了。技能を習得、熟達させていくプロセスを「遊」「型」「観」「心」「空」に構造化して解説。アスリートということでスポーツを主とした身体技能の例えが多いがそれ以外の分野の技能であってもある程度応用がきくように感じたあとがきによると現代の『五輪書』を書きたかったとのことでなるほど、と思ったが、読みながら思い浮かべていたのは技能習得やその教育のプロセスの際によく引き合いに出される守破離との比較。守破離も良いのだけど、ざっくりしすぎてて熟達者同士の会話ならともかく初学者が自分に当てはめながら試行していくには雑すぎておすすめしにくいと感じていたところ、為末さんのフレームは守破離の解像度を上げてくれたような感覚があって良い。自分の関わるテーマにおいて遊から空までの5段階を考えてみたい。
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為末大さんの「熟達論」読了。 以前に読んだ今井むつみ先生との対談本「ことば、身体、学び」、「諦める力」に続いて3冊目の為末さん本。 何かに「熟達する」というのはどういうことか、どういう道筋を辿るのか、というのを、為末さんの経験と、さまざまな熟達者たちとの対話を参考にして言葉と...
為末大さんの「熟達論」読了。 以前に読んだ今井むつみ先生との対談本「ことば、身体、学び」、「諦める力」に続いて3冊目の為末さん本。 何かに「熟達する」というのはどういうことか、どういう道筋を辿るのか、というのを、為末さんの経験と、さまざまな熟達者たちとの対話を参考にして言葉としてまとめた本。 ふむふむ、なるほど、と思いながら読んでいたけれど、何かに「熟達」したことがない私(そして、これから何かの熟練者になろうとあまり思っていない私)には、目が滑ってしまう部分も多かったかも…(苦笑)。 熟達の道筋を、5つの段階に分けて説明してくれている。 第1段階 遊 不規則さを身につける 第2段階 型 無意識にできるようになる 第3段階 観 部分、関係、構造がわかる 第4段階 心 中心をつかみ自在になる 第5段階 空 我を忘れる (※第4段階の「心」は「こころ」ではなくて「中心」の「心(しん)」) うん、これをメモしておけば、あとはなんとなく思い出せる、かな。 リアルな感覚としては、熟達経験のない私にはわからないのだけれど、それぞれの段階について、為末さんの経験談を交えてくれていて、それを読むと、なんとなくわかる気がしました。 何かを習得したい、熟達したい、と思っている人が読むと、響くのではなかろうか。是非とも、これから羽ばたきたい人たちに読んでもらいたい。
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かなりいい本でした。基本的には守破離をより解像度高く説明している感じでしょうか。あとがきにもあるようにスポーツの文脈は強めですが、あらゆる学習、習熟に通ずるところ大。話の流れがなんとなく読めちゃう感じがなきにしもあらず、個人的には読み進めるワクワク感が100%ではなかったです(あ...
かなりいい本でした。基本的には守破離をより解像度高く説明している感じでしょうか。あとがきにもあるようにスポーツの文脈は強めですが、あらゆる学習、習熟に通ずるところ大。話の流れがなんとなく読めちゃう感じがなきにしもあらず、個人的には読み進めるワクワク感が100%ではなかったです(あくまで個人の感想です)。とはいえ、繰り返しですが間違いなくいい本です。
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