熟達論 の商品レビュー
あとがきにも書いてあるように、例がスポーツ関連であることが多く、そちらの経験者の方がより共感する部分が多いのかなぁと思いました。 とはいえ、スポーツ関連経験者でなくても問題なく読み進められると思います。面白かったです。
Posted by
人が学んでいくプロセスを「遊-型-観-心-空」というプロセスでどのような過程か解説してある。例がとてもわかりやすい。分かりやすいんだけれども、これが著書も書いているが、スポーツの例が多いので、知的作業の場合はどうなるのかイメージがつきにくかった。加えて、この本のサブタイトルである...
人が学んでいくプロセスを「遊-型-観-心-空」というプロセスでどのような過程か解説してある。例がとてもわかりやすい。分かりやすいんだけれども、これが著書も書いているが、スポーツの例が多いので、知的作業の場合はどうなるのかイメージがつきにくかった。加えて、この本のサブタイトルである「人はいつまでも学び、成長できる」のに対応した記述がそれほど多くなかったように思えた。
Posted by
熟達は聞きなれない言葉 「無」の境地になれ とはよく聞くが どうすればできるかはあまり聞かない 自分には「遊」が足りないと感じている。 面白がり、こころを動かし、主体的に行動していないという証でもあろう。 ほかの著書も読んでみようと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思いの外さらさらと読めてしまった 1つ1つは短編で読みやすい もう一度メモしながら読もうかと思っている 自身も草の根レベルでスポーツをしていることもあり、なんか、あるあるが列挙されていると感じた 構造的な部分で言えば、あらゆる物事に転用できる感覚や自信の体験と重なることが多くて、他の人も同じように感じてることもあるんだと嬉しくなった 量から質へ、でも、違うこともしないと凝り固まるし、軸があれば戻ってくれるけどというような感覚とかも言語化されていて気持ちよかった
Posted by
「走る哲学者」為末大さんの学び論。世界のトップアスリートと戦う中で、自身が天才ではないと気がついたという為末さんは、天才ではない人間が戦っていくには人の何倍も学ぶしかないと考えたのだそう。競技者として引退してからも学びは続き、身体、メンタルなど数多くの著作もある。本書はその集大成...
「走る哲学者」為末大さんの学び論。世界のトップアスリートと戦う中で、自身が天才ではないと気がついたという為末さんは、天才ではない人間が戦っていくには人の何倍も学ぶしかないと考えたのだそう。競技者として引退してからも学びは続き、身体、メンタルなど数多くの著作もある。本書はその集大成といえるのだろう。遊ー型ー観ー心ー空と5段階にわかれる学びのステップ。最初は何も考えずに思い切り楽しむことが実はとても重要で、最後の段階ではまた何も考えない、いわゆるゾーンの状態に至るというのは興味深い。ご自身も語っておられるように、現代版の五輪の書ともいえる一冊なのではないか。個人的には今年のベスト3には入る一冊。
Posted by
目標に直線な生き方が、苦しい理由がわかった。 目標を捉えた気ままさ、遊ぶことが熟達の真髄。 なりたい理想から目をそらさずに、 でも同時に他の興味も止めない、 これが楽しく道を極めるコツだと思えました。 フラフラと人生、楽しみます。
Posted by
元400メートルハードルの選手である為末さんの本。 著者のことはもちろん知っていたのですが、 著者の本をちゃんと読むのはほぼ初めて。 (「Unlearn」は読んだことあったけど、共著だし。) ※Unlearn 人生100年時代の新しい「学び」 https://booklog.j...
元400メートルハードルの選手である為末さんの本。 著者のことはもちろん知っていたのですが、 著者の本をちゃんと読むのはほぼ初めて。 (「Unlearn」は読んだことあったけど、共著だし。) ※Unlearn 人生100年時代の新しい「学び」 https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4296000535#comment この本は、著者の陸上競技人生の集大成と (自分が勝手に)名付けてもよいと思うくらいの 素晴らしい本だった。 主にはアスリートがある「運動」或いはある「競技」を マスターしていく過程を(できるだけ)言語化した本。 "できるだけ"と書いたのは、そんなこと、 本来、言語化できるものでもないから。 ただ、そのプロセスを「遊・型・観・心・空」の五段階に分け、 自分や自分がインタビューした 様々なジャンルの人からの考えを元に、 本にまとめています。 まず最初の「遊」ってのがいい。 人は難しいことなんて考えずに、 遊んで知らぬ間に学んでいるよね、ってことと 自分なりに解釈しましたが、まさにその通り。 これはスポーツやっているからこそ出てくる感覚だな、、と。 お勉強だけやってても中々出てこないセンス。 (なんだけど、お勉強やってる人も まさに最初は遊んでいるはず。) そして、最後の「空」ってのは、 自分なりにゾーンの境地のことかと解釈しましたが、 やはり世界選手権でメダリストになるような人でも、 ゾーンの境地に至ることはコントロールできないのか。。 これが言語化出来たら、ノーベル賞モノだと思うのですが。。 さらに、このレベルになると、 「言葉にできない領域が出てくる」というのも興味深い。 言語化には限界があって、その隙間を言葉で埋めるには、 やはり限界があるってことでしょうか。 まぁ自分はそんな境地には果てしなく遠く、 単に言語化するのが面倒なだけなんですが。。 ノウハウ・マニュアル本ではないので、 即効性を求めるアスリートには向かないかもしれませんが、 (大人は当然として)高校生くらいで プロを目指すような人には チャレンジする価値のある本ではないかと思います。
Posted by
日本記録保持者、為末さんの「熟達論」。ご自身の体験や各回の熟達者との対談を通じて得られた、成長・上達・熟達へいたる理論。「遊」から始まり、一定の「型」を得て、部分と全体の構造がわかる「観」、物事の中心をつかむ「心」、そして自由になる「空」の境地に至る。一つ一つの段階がどういうもの...
日本記録保持者、為末さんの「熟達論」。ご自身の体験や各回の熟達者との対談を通じて得られた、成長・上達・熟達へいたる理論。「遊」から始まり、一定の「型」を得て、部分と全体の構造がわかる「観」、物事の中心をつかむ「心」、そして自由になる「空」の境地に至る。一つ一つの段階がどういうものか、細かく記載があってっわかりやすい。ただ、せっかく多くの熟達者との対談に基づいているのなら、そのエピソードなどがもっとあったらよかった。あと、データがあってもよかったかも。
Posted by
走る哲学者の極み。 少々難解すぎて心が折れそうになるところもあったが、読み終えてみると、「学びとは、結局自分と向き合い続けること」なのかもしれないと思った。僕らの思う考えや感じ方にも経験からくる前提があって、それはすべて過去の体験でしかない。 結局熟達への道は終わりはないんだけど...
走る哲学者の極み。 少々難解すぎて心が折れそうになるところもあったが、読み終えてみると、「学びとは、結局自分と向き合い続けること」なのかもしれないと思った。僕らの思う考えや感じ方にも経験からくる前提があって、それはすべて過去の体験でしかない。 結局熟達への道は終わりはないんだけど、そのプロセスを可視化してもらった感覚。 遊びから入って、型を手に入れ、構造を理解し、中心を知ることで自在になり、最後は全てから解き放たれ、また遊びに戻る。 人生って、そんなもの。 難しく、生きづらく、楽しい。
Posted by
遊:不規則さを身につける。 型:無意識にできるようにする 観:部分関係構造がわかる 心:中心を掴み自在になる 空:我を忘れる
Posted by