推し、燃ゆ の商品レビュー
文庫版あとがきがとても良かった。 今、学校生活がつらい中高生に届いたら良いなと思う。 (再読2024/01/08)
Posted by
あとがきと解説込みで読んで欲しい作品だと思った。背骨という比喩が素晴らしい。また、自らも推しがいる人間であるため主人公と自分を重ねる部分があり、推しからの行動に感情が衝撃を受けた。
Posted by
ポップな文体なのに推しがいない私でも読んでて辛くなった。 文庫本あとがきの学校のくだりの最後の部分は本当にわかる。 本編ではないけれどあの言葉が広がることを祈って。
Posted by
その界隈にいたらよくある、よくいる話。ただ推しがいる、という人ではなく自らの生活を削ってまで推した経験がある人、その界隈に造詣が深い人が読むと良い意味で心が辛くなるはず。当然と言えば当然なのだが、SNSで推しのためのアカウントを作成したことがない人などは背景が見えづらく共感しづら...
その界隈にいたらよくある、よくいる話。ただ推しがいる、という人ではなく自らの生活を削ってまで推した経験がある人、その界隈に造詣が深い人が読むと良い意味で心が辛くなるはず。当然と言えば当然なのだが、SNSで推しのためのアカウントを作成したことがない人などは背景が見えづらく共感しづらい話だと感じる。私は好きでした。初版だけかもしれないが、帯のキラキラが可愛らしかった。
Posted by
一気読み。最初は比喩表現がいまいちピンとこず、主人公あかりが推しに惹かれた最初のきっかけ、なんとなく感じる子どもっぽさ、全体に違和感があった。が、読み進めるうちにぐんぐんと解釈に繋がっていって、あかりにも、その母親にも共感して感情が揺さぶられるほど夢中になってしまった。どう決着を...
一気読み。最初は比喩表現がいまいちピンとこず、主人公あかりが推しに惹かれた最初のきっかけ、なんとなく感じる子どもっぽさ、全体に違和感があった。が、読み進めるうちにぐんぐんと解釈に繋がっていって、あかりにも、その母親にも共感して感情が揺さぶられるほど夢中になってしまった。どう決着をつけるのかと思っていたが、最後あかりが投げつけたもの、それがまた個人的には特別に刺さった。 あとがきもなるほどなと思うところがあり、読んで良かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
純文学ではあるが、話題が今の時代にあってるのでさくさく読めた。 純文学に興味はあるが、とっつきにくいと思っていた私のような人にはおすすめです。 「何もしないでいるのが、何かをするよりつらい」、という文章がかなりしっくりきた。 主人公は推しに没頭することで辛さから逃げるが、 仕事に逃げてる人も多そう。 ただ、仕事という背骨はかなり脆いし、辛さに直結することも多くある。 時間を埋めるためにとにかく忙しくしているような気もして、自分の人生も一度振り帰ろうと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
良かった。 読み終わって部屋を片付けようと思った。 部屋を片付けるということは自分を生きるということなんだろう。 自分で散らかした綿棒も、放置したせいで黴の生えたおにぎりも拾わなければいけない。 拾って、捨てて、また散らかして、そしてまた拾うを繰り返すしかないんだろう。
Posted by