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フォトミステリー の商品レビュー

2.8

70件のお客様レビュー

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    4

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  3. 3つ

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    19

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2023/11/01

考察・推理好きな方には堪らないだろう、道尾先生ならではのクセ強々で悪戯で意地悪(笑)な、写真と短い文から読み解く謎かけショートショートストーリー50。 挑戦的というか遊び心に弾けてるというか(笑)。じっくり展開を読み進めるものでもなく、主な登場人物というものもないので、読後はあっ...

考察・推理好きな方には堪らないだろう、道尾先生ならではのクセ強々で悪戯で意地悪(笑)な、写真と短い文から読み解く謎かけショートショートストーリー50。 挑戦的というか遊び心に弾けてるというか(笑)。じっくり展開を読み進めるものでもなく、主な登場人物というものもないので、読後はあっさりさっぱりテイスト。ミステリークイズみたいでした。 あっという間に読み終えてしまうんですけど、一つ一つに読み手に投げかけられていく謎問いは色々考えさせられる。 正直何回読んでも「う、うーんっ、さっぱりわかんない!」ってお話も数話あり、どなたか頭の良い方の考察が欲しいです(諦めるな)。 ゾッとするものやクスッとしてしまうもの、SFっぽいものやら幅が広い。ちょっと『シャドウ』を思わせたものもあったり。 頭使うので、頭の体操にいいかもしれないと思った。ただかなり好みは分かれそうな作品でもあるので、書店で実際目を通してみるのもいいかなと。 写真で見るという点では『いけない』シリーズに似ていますが、今作は短過ぎるが故に更に難解さを感じました。 正直言えば私は推理力も考察力も乏しいので、今作はちょっと苦手系だった(笑)。 『世界平和』『思い出』が好き。言葉なるほどでは『干しガキ』。シュールさでは『ちょっと遅かった』。 個人的には登場人物の肉付けある起承転結ありのお話が好きなので、このタイプの作品だともう読まないかな。道尾先生の作品は大好きなんですが。 『雷神』のような長編がまた読みたいです。

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2023/06/30

一枚の写真から発想を得たショートショートが集められた一冊。ショートショートにしてもかなり短いものばかりでさくっと読めるのですが。しかし読み飛ばすよりは、写真と併せてじっくりと味わうのが楽しい作品です。さらっと一読しただけでは意味がわからないことも……。 お気に入りは「つちのうま」...

一枚の写真から発想を得たショートショートが集められた一冊。ショートショートにしてもかなり短いものばかりでさくっと読めるのですが。しかし読み飛ばすよりは、写真と併せてじっくりと味わうのが楽しい作品です。さらっと一読しただけでは意味がわからないことも……。 お気に入りは「つちのうま」「今夜」。これは意味がわかった時にぞっとしました。「つちのうま」の不気味に思える写真にもぞくっとします。 「ひとをうたがうべからず」にはくすりと笑わされます。たった一文なのだけれど、冴えてるなあ。

Posted byブクログ

2023/06/25

Amazonの紹介より 世の中にすでに存在する写真に文を添えることで まったくあたらしい物語が生まれた―― 道尾秀介による危険な悪戯 写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。 読み返すほど深まる――写真と連動する新感覚のミステリー。 短いからこそ生まれる面白さに圧倒さ...

Amazonの紹介より 世の中にすでに存在する写真に文を添えることで まったくあたらしい物語が生まれた―― 道尾秀介による危険な悪戯 写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。 読み返すほど深まる――写真と連動する新感覚のミステリー。 短いからこそ生まれる面白さに圧倒される「50作品」を収録。 最初は一枚の違和感ない写真なのに、短い文章を読むと、写真のイメージとは違った世界観になって面白かったです。 別の作品「いけない」では、文章を読んだ後に写真を見ることによって、衝撃が走ったのですが、今回はその逆。 個人的には、「いけない」の方が好きでした。この作品だと最初に写真からだと色んなイメージが膨らみ、一瞬で衝撃を受けにくい印象があります。「いけない」では長い文章から受けるイメージを一瞬で表す「写真」にすることによって、衝撃と驚きが体を駆け巡るので、この作品を読んだことによって、勉強になりました。 どことなく、テレビのバラエティ番組「IPPON」のミステリー版を見ているようで、道尾さんならこう発表しますのような感覚があり、次に何を仕掛けてくるのか、ワクワク感がありました。 ゾワっとした感覚になったものからちょっと意味不明な内容まで、バラエティに富んでいて、道尾さんの発想力が素晴らしいなと思いました。 個人的に、後半になるにつれて、写真と離れている感覚もありましたが、何度も噛み締めることで、写真と文章からなる「深み」のようなものもあって、これはこれとして楽しめました。 ショートショートになっているので、読書が苦手な方にも楽しめるかと思います。この作品を皮切りに色んな怖い作品を楽しんでほしいなと思いました。 ちょっと物足りないと思ったので、星3つにさせていただきました。

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2023/06/23

なんとなく「写真で一言」的なショートショートみたいな感じかな。意外にブラックな内容でニヤッと笑っちゃうものとかが多い。

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2023/06/21

『いけない』系を期待すると物足りないかもしれないが、意味を考えてわかると面白い。そして作者の頭のやわらかさと想像力に感嘆する。 内容的には写真で大喜利と意味がわかると怖い話(怖くないものもあるが)を混ぜたようなショートストーリー集。 3つくらいわからないのがあった(『ジャンプ力』...

『いけない』系を期待すると物足りないかもしれないが、意味を考えてわかると面白い。そして作者の頭のやわらかさと想像力に感嘆する。 内容的には写真で大喜利と意味がわかると怖い話(怖くないものもあるが)を混ぜたようなショートストーリー集。 3つくらいわからないのがあった(『ジャンプ力』『手羽先』『ダイイングメッセ…』)けど、他はとりあえずわかった。どなたか↑わかる人教えて頂きたい。。 好きなのは『世界平和』『ごめんね』『デュロン』 これこれ!と思ったのは『ビーグルシリーズ』(笑) アナ雪も面白かった(笑) 写真集みたいで、一度読めば満足だけど手放すのはちょっと惜しい。

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2023/06/18

ショートショートなので、1-2hですぐに読み終えました。 理解力が乏しいのか、若干理解できないものもありました、、 いけない、のような内容は期待しない方がよいですね。 長編の箸休めくらいの内容かなと、、

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2023/06/17

「いけない」のショートショートバージョンのような。ホラーというか、ブラックジョークというか、そんなテイストの50編。結構頭を使います。道尾さん、遊び過ぎ。

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2023/08/12

 ※一巡目を終えて。全ての謎は当然わからないが。ひとまず。  道尾秀介のアイデアそしてチャレンジについて本当に尊敬できる。ミステリー小説というジャンルに囚われず、あらゆる方法を駆使して読者を悩ませようとする頭脳は、最近の作家の中でもずば抜けているのではないだろうか。  今回は、...

 ※一巡目を終えて。全ての謎は当然わからないが。ひとまず。  道尾秀介のアイデアそしてチャレンジについて本当に尊敬できる。ミステリー小説というジャンルに囚われず、あらゆる方法を駆使して読者を悩ませようとする頭脳は、最近の作家の中でもずば抜けているのではないだろうか。  今回は、「フォトミステリー」という事で、今まで「いけない」シリーズで挑戦してきた、一つの写真で物語全てを覆すという試みを、写真をベースに言葉を追加する事で全く違ったイメージを読者に脳内再生させようという試みだ。  写真と言葉の組み合わせについて、気づく事が出来ると物凄く脳を刺激され、高揚感を得る事が出来る。(まるで自分がすごい奴になった様な気分だ。)しかし、当然、現時点で全て読み解く事が出来ないため、のめり込んでしまったら大変だ。僕はある程度基準を設けてこの本を開き、チャレンジし、確実に解き明かしたものには付箋をし(ミステリーに付箋を使うとは(笑))わからないものは通過し、ひとまず最後まで辿り着いた。近々、再読予定だが、色々な角度から取り組み(道尾秀介は沢山読んでいるが、それでもわからないかも)なんとか謎を解き明かしたい。どうしようもなければネットに頼るしかないだろう。  リドルストーリーという程ヒントがなく、どちらかと言えば閃きに近い様にかんじる。  いけないでも感じたが、道尾秀介解説のサイトや動画を作ってくれたらエンターテイメントとして更に面白い。  ネタバレは野暮だという方もいるが、真相を知りたい気持ちは遮る事が出来ないはずだ。  

Posted byブクログ

2023/06/18

思ったよりもかなりのショートショート。 意味がわかると〇〇な話っぽさはある。 サクッと読めるけど、内容は読み返すごとに深くなっていきそうだ。

Posted byブクログ

2023/06/16

こんなに短いのに! IPPONグランプリみたいな感じだと思ったのに! 一部の話はお外で読むのは少し大変かもしれません。 何周も読みたくなります。

Posted byブクログ