行動経済学が最強の学問である の商品レビュー
筆者が言うほど体系化はできていないと思うが、会話のネタになるような興味深い話はたくさんあって面白かった。
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行動経済学を「認知のクセ」「状況」「感情」という三つの側面から体系化した書籍。各側面の分類に関しては、ダブりがあるというか「さっきと同じこと書いてあるような?」と思うこともあるが、そこに、行動経済学の「3側面が絡み合って出来るもので、分類しきれない」という要素が現れているものと理...
行動経済学を「認知のクセ」「状況」「感情」という三つの側面から体系化した書籍。各側面の分類に関しては、ダブりがあるというか「さっきと同じこと書いてあるような?」と思うこともあるが、そこに、行動経済学の「3側面が絡み合って出来るもので、分類しきれない」という要素が現れているものと理解した。 行動経済学によって解き明かされた事象とエピソードが分かる。ビジネス(主にマネジメントについて)に参考にできるものも多かった。 特に「自律性バイアス」「不確実性理論」に関心を抱いたが,これは新近効果によるものかもしれない。
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タイトルの通り、現代のビジネスにおいて行動経済学は必須と言えます。大手の企業がどのように、そしてたくみに消費者心理を突いているかが理解できました。
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読んで初めて知れたことが多く、行動経済学の入り口として素晴らしい内容でした。 特にaffectの概念が気に入り、自分の深掘りに早速使ってみたいと思います。 あと、stickk.com最高すぎて笑いました…(╹◡╹)
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2024.02 まさに今読みたかった本だった 心理学系の◯◯理論とかは色々聞いたことはあったけど、日常にどう役立てるのかやそれぞれの理論のカテゴリとかもよく分かってなかったので、体系的に整理されてビジネスへの応用も言及されている本書はとても為になった BRUTUSのリスキリン...
2024.02 まさに今読みたかった本だった 心理学系の◯◯理論とかは色々聞いたことはあったけど、日常にどう役立てるのかやそれぞれの理論のカテゴリとかもよく分かってなかったので、体系的に整理されてビジネスへの応用も言及されている本書はとても為になった BRUTUSのリスキリング特集で著者のコラムもあって、行動経済学への興味が更に湧いた 今までで1番iPadにメモした 各章の自分での落とし込み ・人間の非合理な意思決定には直感が大きく関わっている ・状況により意思決定は左右されるし、それに気付いておらず「自らの意思で決定した」と思っていることが多々ある ・大きな感情ではなく、淡い感情(アフェクト)により意思決定が左右される 初心者でも躓くことなく読み進められる文章でとっつきやすい あとはこの学びを自分の日常生活やビジネスにどう活かしていくかを考えていきたい 期待して買った通り面白い本だった!
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体系化されて読みやすく、かつ印象に残りやすいフレーズなどが多かったです。 事例が多いのは良いと思いますが、自分の仕事などに使えるようになるには、再度読み込みをするなり、他の行動経済学の書籍で別角度からのインプットが必要な印象です。 大変面白かったので、2度目も読むと思います
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行動経済学を「認知のクセ」「置かれた状況」「その時の感情」とでジャンル分けをしているので、整理するのに便利でした。
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行動経済学が何なのかについてはよく分かるが、各理論について体系的にまとめている内容ではないため、しっかりと学ぼうという人には合わない。さらっと読めてさらっと理解できる。
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確かに体系的にまとめられた書籍はなかったので、全体像を掴むのに役立った。 本書を通じてこれまでの知見を理解しつつ、検証方法についても学んでみたいと感じた。(人間の心理行動は今後も変化していくと思うので、それを捉えていくためのポイントなど)
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人間という稼業をやってると人間て偉いな~と思う一方で、「バカだなホント…」とつい呟いてしまうこともある。しっかり計画立てて合理的に行動することもあれば、損するって分かってるのに同じ行動を繰り返してしまう事もあったりして、まったく理屈通りに動かないんだよねーって誰に言うでもなく自分...
人間という稼業をやってると人間て偉いな~と思う一方で、「バカだなホント…」とつい呟いてしまうこともある。しっかり計画立てて合理的に行動することもあれば、損するって分かってるのに同じ行動を繰り返してしまう事もあったりして、まったく理屈通りに動かないんだよねーって誰に言うでもなく自分の、いや人間の「非合理さ」に嘆息したりすることも一度や二度ではありません。 そんな人間の「非合理さ」を前提に経済学と心理学を融合させたのが、この行動経済学という学問であるらしい。その行動経済学を体系的に学べるのが本書で、最初はなんだか小難しいこと言われちゃうのかなと思ってたけど、分かりやすいように日常生活に根ざして解説されているので「おー分かる!分かるよ~~」と納得させられることも多いです。 例えば、一度始めたら成果が出なくても時間や労力を取り戻そうと継続してしまうことってよくあると思うんだけど、行動経済学的にはそれを「埋没コスト」と呼んでいる。名前を当てはめてあげることで、現状を明確に認識できるようになるし、冷静に対策を立てることも可能になる。 また例えば、定食屋さんなんかで何を食べようか迷っているとふと、「本日のランチ定食」とか「本日のオススメ」が目に入るとつい「これにするか!」と即決してしまうことがあるけど、これを「ナッジ理論」と呼んでいる。 生活の中ですでに認識していて、知っている内容もチラホラあるけど、日頃モヤッとしていたものが腹落ちしてスッキリ納得させられる内容もあり充実度はけっこう高いんじゃないかなと思います。読みやすく頭にスっと入ってくるし、手軽に学問するのに格好の手引書になってます。
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