行動経済学が最強の学問である の商品レビュー
人は熟考して全てを行っているわけでなく、直感によって多くを決定している。 その例を様々な研究結果から引用して紹介している本。 この本で挙げられている研究結果は、前提や状況が変わればまた変わってくると思われるものもあったので、行動経済学の難しさを感じた。 面白いと思った話 ・確証...
人は熟考して全てを行っているわけでなく、直感によって多くを決定している。 その例を様々な研究結果から引用して紹介している本。 この本で挙げられている研究結果は、前提や状況が変わればまた変わってくると思われるものもあったので、行動経済学の難しさを感じた。 面白いと思った話 ・確証バイアス:何かを思い込んだら、それを証明するための根拠ばかり集め始めてしまうバイアス ・パワーオブビコーズ:二択を与えながらお願いをすると、お願いが快く承認される可能性が高まる。 ・人の目の有無で購入商品の値段が変わる。 ちょっと無理があるのでは? 双曲割引モデル:近い将来を考える際は、少しの時間の差も気になるが、遠い将来を考える際は、時間の差が気にならない。 今日100ドルもらうのと1ヶ月後に100ドルもらうのはどちらがいいか?1年後に100ドルもらうのと、1年1ヶ月後に120ドルもらうのとどちらがいいか? 回答が今日と1年1ケ月後になるとのことだが、ベースの期間が異なり、ベースに対するリターンの比率が変わるので、回答が変わるのも当然と思う。
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文字だけの表紙だったので読みづらいかなと思っていましたが、面白くてあっという間に読み終わりました。 内容としては例を挙げながら、そう感じてしまうのはこんなバイアスがかかっている、と言った説明の仕方だったので、自分に当て嵌めながら読むことができました。 ある飲食店のセミナーで、C...
文字だけの表紙だったので読みづらいかなと思っていましたが、面白くてあっという間に読み終わりました。 内容としては例を挙げながら、そう感じてしまうのはこんなバイアスがかかっている、と言った説明の仕方だったので、自分に当て嵌めながら読むことができました。 ある飲食店のセミナーで、CMは「美味しそうに見えるビジュアル重視のもの」と、「こう言う製法で作っているから美味しい」という理論重視のものを2つ作っている、と言う話を聞きましたが、 この本に当てはめるとシステム1とシステム2を使っている人の両方に向けてCMを作っていたのだなと。 読むだけではなく、理論を知った上で活かすことが重要なので何度も読み返したい本です。
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期待値よりはちょっと低かったから。 マーケ本とかでいい感じがする。 とはいえ、その裏の学問を知るのには良い導入書。 行動経済学とは ? 「人間の『非合理な意思決定のメカニズム』を解明する学問」 非合理な意思決定となる要因は? 認識のクセ、状況、感情 非合理な生き物である人間...
期待値よりはちょっと低かったから。 マーケ本とかでいい感じがする。 とはいえ、その裏の学問を知るのには良い導入書。 行動経済学とは ? 「人間の『非合理な意思決定のメカニズム』を解明する学問」 非合理な意思決定となる要因は? 認識のクセ、状況、感情 非合理な生き物である人間の 行動決定のメカニズムの解説本 一読しておく価値あり
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文字が多いけど、すごく面白かった。というのも、自分の普段の行動と照らし合わせて経済を学べるから自分事として捉えやすく、さらには難しい言葉を使用してないから読みやすい。クイズというか問もあるから、自分の頭でも考えられて、それもダレずに読めた要因。普段意識して無かったことに気付かされ...
文字が多いけど、すごく面白かった。というのも、自分の普段の行動と照らし合わせて経済を学べるから自分事として捉えやすく、さらには難しい言葉を使用してないから読みやすい。クイズというか問もあるから、自分の頭でも考えられて、それもダレずに読めた要因。普段意識して無かったことに気付かされるのも、なるほどなあと気づきになって良かった。ビジネスにすごく役立つ。
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行動経済学がどのような学問なのか知ることができる。 行動経済学を基礎から体系的に知りたい人におすすめ。 【概要】 ●行動経済学の本質を明らかにし3つのカテゴリーに分け各理論を整理 ●行動経済学は、経済学と心理学が融合した学問 ●3つのカテゴリーは「認知のクセ」「状況」「感情」 ...
行動経済学がどのような学問なのか知ることができる。 行動経済学を基礎から体系的に知りたい人におすすめ。 【概要】 ●行動経済学の本質を明らかにし3つのカテゴリーに分け各理論を整理 ●行動経済学は、経済学と心理学が融合した学問 ●3つのカテゴリーは「認知のクセ」「状況」「感情」 ●これらが影響して人間は非合理な意思決定をしてしまう。 ●大切なのは、正しく知って、いい方向に活用すること 【感想】 ●行動経済学の入門書として整理された本ということで理解しやすい内容になっている。 ●~バイアス、~効果など、各理論が多いため、これらを自分の頭の中で整理して理解するためには積読する必要がある。 ●行動経済学を勉強していくためのきっかけを作れる本であった。
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情報も物資も選択肢が過多になる中認知のクセやバイアスを意識するのは大事だと思っているが、実際は非合理的に行動してしまうのが怖いこと。しかしSNSや大企業はこの行動経済学を利用していると思うと素直に楽しめなくなる。リスクの少ないことは直感で行動するのありだと思った。
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行動経済学の入門書的位置にいる本。 行動経済学とはそもそもどんな学問なのか、学問が生まれた背景から実際の活用術まで幅広く学べる。 人は全て自分の意思で意思決定していると思いがちだが、その時に置かれている状況やその時の感情によっても意思は左右される。また人には「システム1vsシステ...
行動経済学の入門書的位置にいる本。 行動経済学とはそもそもどんな学問なのか、学問が生まれた背景から実際の活用術まで幅広く学べる。 人は全て自分の意思で意思決定していると思いがちだが、その時に置かれている状況やその時の感情によっても意思は左右される。また人には「システム1vsシステム2」のような認知のクセもあり、自身の認知レベルから非合理的な選択をしがちである。 ここで大切なのは、人にはそのような仕組みが備わっていることを理解し、時に自分が非合理的な選択をする可能性があること、そんな自分や他者を否定しないことだと思う。人は非合理的、自分も他者も大目に見てあげたい。また、この本に書かれている内容をより理解し日常や仕事でうまく活用することで他者とよりwin-winな関係を気付けていけそうな内容でもあるなと感じた。
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予想通りに不合理 よりも読みやすいが、聞いたことのある例えが多い。「予想通りに不合理」を読んだ人は読まなくていいと思います。
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本書に書かれている心理学的要素を理解し実行できれば人生の豊かさに有効に働くと感じました。 モノの見方が変わります。
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著者も言うとおり、行動経済学は体系化がされた学問ではない。著者もその克服を意図していたようだが、必ずしもそれは達成されてはいない。そうはいっても、バラバラの法則の中にも、我々の意思決定のヒントとなるパーツはたくさんある。人間は、感情から逃れ得ないのだから、せめてそれをできるだけ多...
著者も言うとおり、行動経済学は体系化がされた学問ではない。著者もその克服を意図していたようだが、必ずしもそれは達成されてはいない。そうはいっても、バラバラの法則の中にも、我々の意思決定のヒントとなるパーツはたくさんある。人間は、感情から逃れ得ないのだから、せめてそれをできるだけ多く意識して生きることがよりよい選択をするための唯一の手段なのだとわかり、本書はその道標を提示てくれる。
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