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この本を盗む者は の商品レビュー

3.2

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    23

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2023/08/16

初めての深緑野分作品 表紙のデザイン、イラスト、かなり好みで思わず買ってしまった。 内容はファンタジーでありミステリー 本嫌いの高校一年生、深冬が*ブックカース*という本の呪いに立ち向かう物語。 本の町、読長町に住んでおり、そこは多種多様の本好きで賑わう。 絵本専門店、ブックカフ...

初めての深緑野分作品 表紙のデザイン、イラスト、かなり好みで思わず買ってしまった。 内容はファンタジーでありミステリー 本嫌いの高校一年生、深冬が*ブックカース*という本の呪いに立ち向かう物語。 本の町、読長町に住んでおり、そこは多種多様の本好きで賑わう。 絵本専門店、ブックカフェ、大手書店、古書店、しゃれた新刊書店、翻訳小説を主に扱う古書店、街に住んでいた小説家の書斎を改装した喫茶店、などなど十歩歩けば本にまつわるなにがしかの店に行き当たる街。 なんと羨ましい、そんな街に住んでみたい! (私の最寄り駅前の書店が先月閉店したばかり、 本当に悲しいのです!) ブックカースとは 書物が貴重品であった紀元前のアッシリアの図書館では、(当時は粘土板)本を持ち去る者や勝手に自分の名前を刻む者対策に、後の代までのろわれろ! とか呪いの言葉が記されていた。 また、印刷技術の無い中世では この本を持ち去る者は死ね!とか 鍋で焼かれ、病に倒れ、首を吊られよ、アーメン などなど書かれていたらしい。 現代は本屋さんは次々閉店してしまうけど、なんとか欲しい本は手に入るし、図書館もあるし、よきかな!

Posted byブクログ

2023/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて読んだ作家さんです。 面白かったのですが、なかなか世界観に入れず文章は難しくないのですが、読むのに時間がかかりました。 たまきばあちゃんの執念凄すぎますね… 結局消えた2人は戻ってきたようですね。 それってつまりどういう事なのでしょう… 最後まで世界観に入れなかったみたいです(笑)

Posted byブクログ

2023/08/10

「戦場のコックたち」と「ベルリンは晴れているか」しか読んでいなかったので,あまりの作風の違いにびっくり.いい意味で裏切られた作品でした.

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2023/08/08

☆3.5 「本の呪いから街を救い出せ!」という帯に惹かれて購入した作品。 物語の舞台である「読長町」は「本の町」として知られており、本関連のお店が50店舗ほどもあるという本好きには堪らない!とっても魅力的な街なのですが、一度ブック・カースで物語の世界に入ってしまうと、こちらの...

☆3.5 「本の呪いから街を救い出せ!」という帯に惹かれて購入した作品。 物語の舞台である「読長町」は「本の町」として知られており、本関連のお店が50店舗ほどもあるという本好きには堪らない!とっても魅力的な街なのですが、一度ブック・カースで物語の世界に入ってしまうと、こちらの想像力がついていかず…読み進めるのに疲れてしまう印象を受けました。 そして主人公である高校生の深冬になかなか感情移入が出来ず…何だか消化不良のまま読了してしまいました。 もし映像化されたら、映像を観た後にまたリベンジしたいと思います!

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2023/08/04

決して難しい文章ではないはずなのですが、物語の世界が想像しきれなくて読むのに少し苦労しました。「かがみの孤城」とどことなくストーリー展開が似ているかも。巻末に向けて少しずつ読む手が進み始め、呪いの謎が解け、なんとかスッキリ終われた気がします。

Posted byブクログ

2023/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公が、盗まれた本を巡って、いろんな本の世界を冒険しながら本を盗んだ泥棒を捕まえるお話。 不思議の国のアリスみたいな感じ?と思いながら読み進めていった。 ラストはなかなか意外な感じだったけど、最後、主人公のお父さんがひるねのことを忘れてしまったのが切ない(全部忘れきってしまったわけではないとはいえ)。 最後、書くことによって消えた二人が戻ってくるの、セイバーのラストかそんなんちゃうかったっけ?と少し思った。 できれば消えた二人が親子と一緒に暮らすハッピーエンドになって欲しいけど、現実的にみると厳しいか…?

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2023/07/24

深緑さんの本を初めて読んだ。まず、この町、どこにあります?って交番で聞きたい!行ってみたい、本の町! お店に並ぶ食材や料理はどれも美味しそうで、焼き鳥食べたくなってきたし、本に囲まれて死ねるなら本望だと言いたくなる御倉館にも足を踏み入れてみたい!サンルームなんて憧れるじゃないか。...

深緑さんの本を初めて読んだ。まず、この町、どこにあります?って交番で聞きたい!行ってみたい、本の町! お店に並ぶ食材や料理はどれも美味しそうで、焼き鳥食べたくなってきたし、本に囲まれて死ねるなら本望だと言いたくなる御倉館にも足を踏み入れてみたい!サンルームなんて憧れるじゃないか。眩しそうだけど。 とにもかくにも、ページを繰ればそこには、様々に変化する魅力的な町が広がっている。それくらい没入できる小説でした。 できれば映像化してほしい!

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2023/07/18

曾祖父のコレクションから盗まれた本を取り戻せ!主人公・深冬の物語への冒険がはじまる! ↑のような熱血な感じではなく、巻き込まれ系な主人公だった。 物語ジャンルは割と大人向け泣きがするけど、雰囲気はヤングアダルトのよう。 「物語に入り込む」が慣用表現ではなくて、実際に起こる世界観...

曾祖父のコレクションから盗まれた本を取り戻せ!主人公・深冬の物語への冒険がはじまる! ↑のような熱血な感じではなく、巻き込まれ系な主人公だった。 物語ジャンルは割と大人向け泣きがするけど、雰囲気はヤングアダルトのよう。 「物語に入り込む」が慣用表現ではなくて、実際に起こる世界観。 深冬と真白のバディがほほえましい。 ラストのおさまりの良さ、とても良い。

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2023/07/15

読みだしてからなかなか進まなかったが(集中力のせい?)最終章からはテンポもよく一気に読み進めて面白かった。

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2023/07/13

図書館にて。 現実には起こり得ない世界観なのに、描かれている情景が頭の中にはっきりと広がる。 なんという筆力! 1話ごとの絶妙な長さも飽きさせない。 本好きにはたまらない本でした。

Posted byブクログ