1,800円以上の注文で送料無料

この本を盗む者は の商品レビュー

3.2

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/05/11

オーディオブックで聴了。英才教育が裏目に出ることってあるよね。何にピンとくるかは人に寄るし、タイミングにも寄る。本書は主人公が無事に本への忌避感をなくせたのでよかったです。ハッピーエンド。

Posted byブクログ

2024/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書店などの売り場で、このタイトルの本が置いてあるのは面白かった。そうゆう意味でタイトルのつけ方はユーモアがあり上手いと思う。思わず盗みたくなってくる。(しないが) 内容としては、主人公が現実主義者で、ヤング向けによく登場する「そんなのありえないでしょ!」とファンタジー要素に否定から入るキャラクターなので苦手だった。 章が進むごとに理解が深まって否定は少なくなるが、それでも精神的に幼いなと思ってしまう。 ブック・カース。 盗まれた古書の世界観に入っていき、盗まれた本と盗んだ者を探し出せば元の世界へ戻れる。 何故か盗む者は毎回狐の姿になっている。 そして世界が変わる時、真白という少女であり犬の姿にも化ける者も助手として現れる。 その各話のあらすじなどはそこだけ異なる文体で書かれたりしており面白かった。 ネタバレ↓ ブック・カースという仕組みを作ったのは本の管理にこだわっていた叔母・たまきが神社で神と約束を交し、ひるねという子を貰ってきたものによる。ひるねは蔵書を眠らず読み続け全て読破し、その後は殆ど寝るようになった。父・あゆむは話を作るのが得意だったため、本が盗まれるとあゆむの作った話のうち、ひるねが選んだ世界(話)に入ることになる。 神とまで契約してこのような仕組みを作ったたまきのきっかけが、祭りの日に数百冊もの本がまとめて盗まれていたこと。 祭りの日は屋台が並んで賑わっており、その日の当番だったあゆむも気が散っていた。 主人公が神社に全て保管されているのを発見する。その箱には、寄贈と書いてあった。祭りは亡くなった叔父の誕生日であり、亡くなる前に神社と取り決めしていて、あゆむは当時12歳であり気が散っていたのもあって、運び出しに関して適当に返事をしていて、業者側も12歳だからそこまで厳格に対応しなかったりで把握できなかったのだろう〜という話だった。 ちょっとここは都合が良すぎるが。 各物語が一番面白く感じた。 しかし、きっかけとなる事件の理由が微妙。 主人公の本嫌いは叔母たまきの影響だと終盤で判明して納得しているが、そう忘れてしまうものかとも思う。アニメ化したら面白そうだが、どうしても主人公の言動の軽さが苦手だった。

Posted byブクログ

2024/05/07

本の町 読長町に住む主人公深冬は、本が大嫌いな高校生。物語の世界に取り込まれた町を取り戻すため、大嫌いな本を開く。ファンタジックな本の世界にのめり込んでしまいました。これもブック・カース?泥棒を捕まえなきゃ、、、

Posted byブクログ

2024/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作家さん、いろいろと書き分けられるとは分かってましたが何とこれは思ったよりも ファンタジー色が強かった。 好き嫌いは分かれるけれど、もっとミステリー寄りだと思ってた、勝手に。

Posted byブクログ

2024/04/12

祖母のかけた呪いで本が盗まれるたびに現実と本の世界を行ったり来たりする深冬。ファンタジー?なのかな。世界観に入り込めなくて私には合わなかった。

Posted byブクログ

2024/03/11

ファンタジーはそこまで好んで読まないけどこれは引き込まれた。映像が浮かぶような描写。 本好きのための本の本

Posted byブクログ

2024/03/08

本好きのためのファンタジィ。 本好きなら一度は夢想するであろう、空想の物語。 兄があゆむなのに、妹がひるねだなんて、この辺りからきな臭い。 最終章の怒涛の謎解き説明ラッシュ。説明せずに文脈の中から読み取れる結末へ導かれた方が個人的に好みの締めだったのだが…。

Posted byブクログ

2024/03/06

中高生が読むと面白いのかも。 40代の私にはいまひとつ。 漫画本にもなってるらしく 漫画で読んだほうが面白いのかもしれないというような話でした。

Posted byブクログ

2024/03/03

絵本に出来そうな 冒険ファンタジー 最初は それほど引き込まれなかったけど 読むほどに スリル感が増してきて 面白くなってきた! 主人公の心の成長と これからの 未来も面白くなりそうな。。。 そんな終わり方だなぁと ( 不思議な部分は残しつつ) アニメ化したら 面白そうだし ...

絵本に出来そうな 冒険ファンタジー 最初は それほど引き込まれなかったけど 読むほどに スリル感が増してきて 面白くなってきた! 主人公の心の成長と これからの 未来も面白くなりそうな。。。 そんな終わり方だなぁと ( 不思議な部分は残しつつ) アニメ化したら 面白そうだし 見てみたいと思った たまには 童心にかえって こんなファンタジーを読むのも いいものだ

Posted byブクログ

2024/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

説明難しいんだけど、本の呪い(ブック・カース)がテーマのファンタジー。本の蒐集家系で、何十万冊の本が集まる御倉館の継承者、本嫌い高校生の深冬が巻込まれる想像力豊かな物語世界。門戸を閉ざした御倉館から本が盗み出されるとブック・カース発動、その物語世界どおりに、町と町民が変幻、犯人は狐にされ街から逃げ出せず、主人公と謎の少女ましろが追い詰めていく。このルーチンが徐々に物語を動かし、大きな奔流となり語られる真実は何か。深緑さん作品の懐の深さが活かされ素晴らしい。本を読むのが好きな若い人に強くおすすめしたい。

Posted byブクログ