この本を盗む者は の商品レビュー
本を蒐集する事に意味はあるのか? 集めてどうするのか? 何処に置いておくの? など、色んな人に聞かれます。 本を集める事に意味はない、けど自分が読んだ本が本棚に自分の並べたい順番に並んでいるのに幸せを感じるだけなんです。 そんなんで、私は家を建てる時に本棚の部屋にはとてもこだわり...
本を蒐集する事に意味はあるのか? 集めてどうするのか? 何処に置いておくの? など、色んな人に聞かれます。 本を集める事に意味はない、けど自分が読んだ本が本棚に自分の並べたい順番に並んでいるのに幸せを感じるだけなんです。 そんなんで、私は家を建てる時に本棚の部屋にはとてもこだわりました。 本作を読み、私が読んだ本を自分の子供に読ませたり、本棚に対して神経を使う事がないように生きて欲しいと思いました。 本の町、読長町に住み書物の蒐集家を曽祖父に持つ主人公の御倉深冬 蒐集家の祖父は御倉館という書庫を建て、今では深冬の父が管理をしている。 そんな、本のサラブレッドのような深冬は本が嫌い? 父が管理をしている御倉館には盗難防止のとあるシステム『ブックカース』?が仕掛けてある!! 本嫌いの主人公による本の物語が今始まる!
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面白かった。 主人公の性格、最初は可愛げないなと思うのだけど どうしてそうなったかが分かってくると気にならなくなる。 長さの割に、何だか物足りなくて もっと読みたかったとなる物語だった。
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アニメーションを見ているようで 想像力を全開にしないと追いついていけないので なんか…消耗したわ… 深緑氏の作品といえば 「戦場のコックたち」のような 映画にすればヒューマンアカデミー賞に輝く部門だと思っていたけれど 今回はまったくカラーが違う ファンタジーアニメーションだ し...
アニメーションを見ているようで 想像力を全開にしないと追いついていけないので なんか…消耗したわ… 深緑氏の作品といえば 「戦場のコックたち」のような 映画にすればヒューマンアカデミー賞に輝く部門だと思っていたけれど 今回はまったくカラーが違う ファンタジーアニメーションだ しかもまったく展開の読めないもので よくこんなブック・カースなんてものを考えついたと思う
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ファンタジーは好きな方だが、いまいちピンと来なかったな…。 自分にとって軽過ぎるというか、何か一つ物足りなく感じた。 構成的には面白いんだけど、深みが足りないんです。 気楽に読みたい時にはいいかと思うけど、それはそれでページ数多いからなぁ…。 まぁでも、登場人物の一人の真白ちゃん...
ファンタジーは好きな方だが、いまいちピンと来なかったな…。 自分にとって軽過ぎるというか、何か一つ物足りなく感じた。 構成的には面白いんだけど、深みが足りないんです。 気楽に読みたい時にはいいかと思うけど、それはそれでページ数多いからなぁ…。 まぁでも、登場人物の一人の真白ちゃんは可愛くて好き。
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めちゃくちゃ面白かったです。 久しぶりに物語(SF)チックなものを読みたいと思っていて、たまたま目に入って購入しました。 現実から離れているからこその面白さと没入感が堪らなかったです。また、本というだけでなく、人間として大事なものに少し気がつけた気がします。 本書にもあるように、...
めちゃくちゃ面白かったです。 久しぶりに物語(SF)チックなものを読みたいと思っていて、たまたま目に入って購入しました。 現実から離れているからこその面白さと没入感が堪らなかったです。また、本というだけでなく、人間として大事なものに少し気がつけた気がします。 本書にもあるように、本が自分のとこにやってくるということを自ら体感しました。 今後も本を好きでいようと思えた1冊でした。
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本の街・読長町にある巨大な書庫「御倉館」の全ての本には“ブック・カース”という呪いがかけられていて、もし本が盗まれると町が物語の世界に変貌してしまう。 泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った「御倉館」の管理人の娘・深冬が不思議な少女・真白とともにその世界に入り込み泥棒を探し...
本の街・読長町にある巨大な書庫「御倉館」の全ての本には“ブック・カース”という呪いがかけられていて、もし本が盗まれると町が物語の世界に変貌してしまう。 泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った「御倉館」の管理人の娘・深冬が不思議な少女・真白とともにその世界に入り込み泥棒を探しながら様々な物語の世界を冒険していく、というお話。 この作者さん好きなのになあ…、本作は“ブック・カース”の世界に入ってしまうと、その描写にまったくついていけず、読み進めるのがかなり辛かった。 何度も挫けそうになりながら斜め読みも含めてようやく辿り着いた第4話からはお話も落ち着いてなんとか普通に読めるようになり、着地に向かってまあまあ盛り上がったが、それでもなんかスッキリしなかった。 設定には惹かれるものがあったのだが、難儀するばかりで面白く読めずに残念。
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最初の1ページ目を読んだだけで、ちょっと無理かもと思いましたが、頑張って1章までは読みました。 ここまででした。 文章がごちゃごちゃし過ぎてて、描写が不必要に細かいので、却って内容が頭に入って来ません。 好き嫌いがかなり分かれる文では無いかと思います。 自分は全くダメでした。 本の中の世界の意味のない摩訶不思議な描写も、ただ思いつくままに適当な描写を並べているだけで、後から深い意味を持ってくるようには思えませんでした。 最後まで読むと何かが有るのかもしれませんが、そこまで付き合うだけの時間と労力は払えないと判断して、途中で読むのをやめてしまった。
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本を題材としたファンタジー小説。全5話の連作短編。普段はあまりファンタジーは読まないこともあり、第1話、第2話あたりはあまり本を繰る手が進まなかった。 読み進めていくと、なぜ本の呪いがかけられているのか、それを解くための方法はなにか、「ひるね」とは何者か、という様々な謎を解く感覚が出てきて、ミステリと同じような感覚で読めるようになった。 本作のコアとなる「本の呪い」は盗んだものにかけられる呪いではあるが、ある意味で「御倉家」にかかってしまった呪いとも言える。本嫌いである主人公・深冬は、物語の世界に入り込んで、呪いを解除しようと奮闘する中で、物語の良さを再確認し、本を好きな気持ちを取り返す。最終話と第一話のつながりを想像させる展開は結構好きだなと思った。
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猛暑日 買い物後 大荷物を持って本屋さんで 本みて購入した本 (表紙と帯のコントラストと "野分”という名前に惹かれたんだと思う) 頭も体も疲れている時に 選んだせいか..相性が悪かった 最後まで主人公の女の子が 好きになれなかった 最初の1〜2ページ読んだ時 (フォントとか...
猛暑日 買い物後 大荷物を持って本屋さんで 本みて購入した本 (表紙と帯のコントラストと "野分”という名前に惹かれたんだと思う) 頭も体も疲れている時に 選んだせいか..相性が悪かった 最後まで主人公の女の子が 好きになれなかった 最初の1〜2ページ読んだ時 (フォントとかなのか) 文字が読みにくく感じて すんなり頭に入ってこなかった この時点で相性悪かったんだと思う 自分の好みには合わなかった 2020年刊行 2021年本屋大賞ノミネート作品
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魔術的現実主義の旗に追われる 固ゆで玉子に閉じ込められる 幻想と蒸気の靄に包まれる 寂しい街に取り残される 真実を知る羽目になる 本を盗むと呪いが動き始める。 へっ? あぁ そういうことか やっとわかったよ
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