家事か地獄か の商品レビュー

稲垣えみ子(著者)

2024/09/06

タイトルの「地獄」はちょい言い過ぎでは？
序盤が長くて飽き気味だったが、2/3ほどきた「実録-」あたりから本題という感じ
自分で自分の面倒を見る。お金ではなく自分が自分を幸せにする「家事」
イナガキさんのそっくり真似ができる人はいないと思うけど、私の手に負える範囲をしっかり考えて生活を見直してみようと思う

2024/09/05

朝日新聞社を辞めた後の、暮らしの状況と豊かな生活について考えられたこと。

自分のことを自分で面倒みきれる範囲まで暮らしを小さくして身の丈の幸せを得るという一種のミニマリスト本だが、心理的様子や実践アドバイスも書かれた独自の突っ込んだ内容となっている。

便利さ、可能性、分担、効率化に対する逆説的な視点が鋭い。
こんまり様と韓国ドラマの話がイメージすることの成功例としてわかりやすい。

エッセイとして読み易く面白いが、いつか本気で深掘りしたこの方の思想を読んでみたい。

2024/09/05

読み終わって、少しだけど断捨離できました。ただの「面倒くさくてやりたくない家事」が宝の宝庫のように感じられる不思議な本。私も貧乏長屋をベンチマークして老いていきたいと思います！

2024/08/11

50歳で退職をして家事を生活の主軸にした著者の気づきと決意が書かれたノンフィクション。
欲望のまま物を買い溜め込む生活は、満たされているようで実は生活を複雑にし、人を疲弊させている。最低限のもので暮らす生活は物事の本質に気づきやすく、また、自分の出来る範囲で自分の身の回りのことをこなしていく生活は、人生100年時代を幸せに過ごすことを可能にする。
なるほど。私の人生も折り返し地点。身の回りをシンプルにして家電に頼らず、家事を中心にした生活に少しずつシフトできたらと思う。
まずは、著者がお勧めする、こんまりさんの本を一度読んでみようと思う。

2024/07/29

他の人も真似はできないが〜と付け加えているが、本当に真似はできないけど、家事やお金を稼いで暮らすと言うことに対してもっと気が抜けられる本だとおもう。
物を減らすことに尽きる一冊、、、
自分の母親の認知症からの、修道院で暮らす人が認知症を発症しにくいと言う話の件が興味深かった。変わらない生活が認知症を発症しにくいというエピソードもうすこし深掘りして知りたい。

2024/07/15

もう少しためになる本かと思ったが 自分とあまりにもかけ離れた生活をされているため 全く参考にならなかった

2024/06/28

「便利が自分を見えなくする」という言葉。ささりに刺さってしまった。
みんなが求める「可能性」って、実は自分自身が本当に求めていたものではなくて、際限なく物を売るために誰かぎ意図的にこしらえた一つの物語に過ぎないのではないか、

ずっと思っていたことが言語化されている！

今SNSの普及で、豊かな暮らし=お金があってなんでも買えて便利グッズをつかって沢山服やブランド品を持ってて毎日美味しい手の込んだご飯をたべて、、、etc
という考えに誘導されている。それはそれで間違いではないしそれが幸せでももちろんいいのだけれど、無理してそんなことしなくても幸せは手に入るのだ。

可能性は危険。

ハッとさせられたり、いいなって思うことが沢山書いてある。

前半部分は何度も同じことをループしている感じがあって少し読むのに疲れたので☆3つ。
話口調のような書き方で読みやすかった。

2024/06/16

とても稲垣さんの真似はできないけれど、
彼女の言わんとしていることは良くわかる。
物欲に惑わされることなく、清潔にシンプルに「生きていく」ことだけを考えて
日々行う家事はきっと楽しくて喜びに溢れているんだろうな。
今の私には手放したくない大切な「宝物」がたくさんある。
これから更に歳を重ねて、
色々な物や思考が削ぎ落とされて行った先に
私に最後まで残るものは何だろう。
ここから先は下り坂、楽しく日々暮らしを縮小していこう。

2024/05/03

まずタイトルのインパクト！
稲垣さんの存在は何となく知っていたけれど、初めて著作をちゃんと読んでみた
なるほどなぁ〜
最初はいくら何でも極端すぎるでしょう…と思っていたのが段々納得させられていく感じ
確かに理想的
実は私も震災後の計画停電を経験して、皆がトトロ時代位の生活にすれば電気なんて十分足りるでしょ?!と思ったことがある
そして結局やるかやらないかということ
まずは読んだつもり?!のこんまり本、再読決定です

2024/04/27

いいなと思ったフレーズ
「家事とは最も確実な自己投資である」ノーリスク、ハイリターン。

図書館の貸出人気ランキングに入っていたので借りてみました。冷蔵庫、レンジ、炊飯器、掃除機、洗濯機もない生活。究極のミニマリスト。興味深い暮らしではありました。自立したシンプルライフ。頑張らない家事が良いという事で、食事も一汁一菜。食べるのが大好きな我が家とは対極。でも、たまにはいいかも。具沢山味噌汁は立派なおかずなんです。物が多すぎるので、断捨離までいかずとも少し減らしたいな。老後や介護生活を意識した話が出ていたので、もう少し先で読んでいればもっと共感できたかもしれません。