親といるとなぜか苦しい の商品レビュー
表紙のイラストからして、苦しい。 よく分かる気がする。 母が大好きで、母にくっつきたいけど、母は私を見ていない。 私はかつて子どもだったと同時に、今は母だから、子どもたちにも苦しい思いをさせているのかもしれないと思って、それも苦しい。 完全に分かったわけじゃないけど、今の自分...
表紙のイラストからして、苦しい。 よく分かる気がする。 母が大好きで、母にくっつきたいけど、母は私を見ていない。 私はかつて子どもだったと同時に、今は母だから、子どもたちにも苦しい思いをさせているのかもしれないと思って、それも苦しい。 完全に分かったわけじゃないけど、今の自分の状況を紐解くヒントにはなった。 おそらく私の母は「がむしゃらな親」だ。 母もまた、自分の父のために自分の役割を演じてきたし、結婚してからも義父母との暮らしの中で苦しかっただろう。 母と心が触れ合う交流をしたくても、難しいんだなと理解した。 私も、誰かが私の心に近づきすぎるのを恐れてる。 私にできることは、自分の心に従って、自分の心をオープンにしていくことだと思った。 そして、母はたぶん、今、自分を大切にする自由を行使している。 4人の母である責任から降り、孫のことも気にかけないで、自分を一番大切にして暮らしている。 もっと早く、そういう自分の本質に気づけたらよかったのに、自分をさておき人に尽くす人だった。 人に尽くすのが母だと思っていたから、それが突然なくなって、私たちも戸惑った。 でも、母はもともと子どもにも孫にもあまり興味がなかったんだなと思う。 そんな母を受け入れる。 何も期待しない。 それで、私は私で楽しく生きるんだ。
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高齢の親と同居するなどしたときに、「親といるとなぜか苦しい」という状況についての本だと思ったが、実際には、精神的に未熟な親に育てられた子供への対応方法のアドバイスの本だった。
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親が果たして毒親かは置いておくとして、自分の悩みは内在化タイプである所から来ているのかと理解が深まった。 読んでも悩みは解決しないが、心の整理には一役買って貰えた。
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タイミングもあると思うけれど、 今の自分に必要な本だった。 大好きなはずなのに、 なぜか親といると怒りや苦しさを感じる。 40歳を目前に、もういい大人なのに なぜそんな気持ちを感じるのか知りたくて 図書館で借りてみました。 ベストセラーにもなってるらしく、 親との関係に悩む...
タイミングもあると思うけれど、 今の自分に必要な本だった。 大好きなはずなのに、 なぜか親といると怒りや苦しさを感じる。 40歳を目前に、もういい大人なのに なぜそんな気持ちを感じるのか知りたくて 図書館で借りてみました。 ベストセラーにもなってるらしく、 親との関係に悩む人の多さに驚くとともに 自分だけじゃないんだという安堵感につながりました。 読みやすい(と思う)ので、タイトルの通り 思ったことがある人にオススメです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
人生を歩む上で親の存在は良くも悪くも大きく影響を与えてくる。 精神的に未熟な親の元に生まれてしまった場合、死ぬまでその足かせに苦しみ重い十字架を背負わなければならない。 そんな絶望的な現実の一助となるような本だった。 毒親の事情、背景やうまく付き合っていく方法について分かりやすく書かれている。 毒親もまたその親にまっとうでない扱いを受けていた場合が多いというのは何とも切ない。 毒親や親ガチャという言葉を聞いてもあまり納得できないのはおそらく自分は親に恵まれているからだと思う。 理不尽に叱られたり伝えたいことが伝わらなかったりして失望に似た感情を抱くことはあるが親だって人間だし過度に期待するのは間違っている。 ただ毒親にあたり只中で苦しいと客観視できなくなり親の呪縛に妄執してしまいがち。 親と子供、お互いが求めすぎず求められすぎずちょうどいいバランスで関係を築いていけるようになるための果てしない道のりが絶望的に広がっているのを感じた。
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正直、自分にはあまり関係がない本だろうと思っていたが、読み進めるうちに自分が未熟な大人たちにされてきたこと、そこで思い込んできたことがあったのではないかと気付かされ、苦しくなった。けれど、もう自分の人生を歩んでもいいのではないかと背中を押してくれる本だった。読み終えることができて良かったと思う。 自分のヒーリング・ファンタジーと役割としての自己を書き出す作業で、自分の状況を客観視できた。症例がいくつも途中で出てくるので、自分と照らし合わせて考えることができた。どんなふうに実践したら良いかも書いてあるので参考になった。 周りの未熟な大人たちに精神的な成熟や繋がりを求めることはできない、しなくて良い。新しい世界を自分として生きて良い。というメッセージが心強かった。 親と特に問題がないと思っていても、どこか生きづらさを感じているのであれば、何かハッと気づくことやヒントになることがあるかもしれないので、ぜひ読んでみて欲しい。
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いっしょにいてもなぜか感じる孤独感、罪悪感。 自分と同じように感じる人がほかにもいるんだと思えただけでも少し救われた気がしました。
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この本は、自分の親がどのタイプなのかという事と、子どもが良好な関係を築こうとするほど、親にとってはそれが恐怖になることなどが書かれてある 人によっては辛辣に感じる部分もあると思うから「この本の考えが絶対」とは思わず、こんな考え方もあるんだなあ、という感覚で読むと気が楽だと思う “人間観察”は確かに相手を知る上で重要だからここは意識していきたい 私は、感謝はしているけど母親が好きかと聞かれれば即答は出来ない それは精神的に未熟な親だから でも「幸せになってほしい」とどこかで思ってたけど、それは私のエゴだということに気づかされたのが印象的だった ★5まではつけられんけど、読むのが苦痛になるような本ではないし得られるものが全くないとも感じなかったから気になってるなら読んで損はない 3ページ目から面白いと感じた 母親とのことでモヤモヤしてたから、衝動的にAmazonで購入 少し前にTwitterで流れてきていいねはしてたけど、そのうち〜って流してたら、note見てた時たまたま気になった記事をタップしたらこの本の紹介だったから、ご縁を感じて読む事にした
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Toxic Parents(毒親、『毒になる親』より)に対してEmotionally Immature Parents と定義することで苛烈な家庭というよりはある意味ありふれた苦しみとして受け入れやすいように書いているようだ(ただ得られる結果はほとんど同じに思う、Toxic Pa...
Toxic Parents(毒親、『毒になる親』より)に対してEmotionally Immature Parents と定義することで苛烈な家庭というよりはある意味ありふれた苦しみとして受け入れやすいように書いているようだ(ただ得られる結果はほとんど同じに思う、Toxic Parentsやその流れにある書の方が「苦しいのはあなたのせいではない」というメッセージが強い)。 読み進めていると親のタイプと子のタイプとチェック項目とが煩わしくあまりぴんとこなかったが、読み終わって冒頭の訳者まえがきに戻ると整理された。 親と子の感受性のミスマッチ、安全基地になれていない場合。 わたしはわたしの話を聞いてほしかったんだなあ。 結婚して適度な距離ができ大人と大人としての関わりになってからずいぶん楽になっていたけど、子が生まれて親とも会う頻度が増してまたちょっとつらくなってきたタイミングで読みまた立ち戻ることとなった。 それはそうと『毒になる親』翻訳の完全版が出て読みたいと思いながら早数年。
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本書に挙げられるストーリーほど極端(『呪い』というレベル)でないにしろ、自分自身の人格は多分に親からの影響を受けている。 子育てをしていると、否応無し自分自身と向き合う場面が出てくる。特に、自分が子ども時代に親からどのように扱われてきたか、親がどのように接してきたか。 子育てをす...
本書に挙げられるストーリーほど極端(『呪い』というレベル)でないにしろ、自分自身の人格は多分に親からの影響を受けている。 子育てをしていると、否応無し自分自身と向き合う場面が出てくる。特に、自分が子ども時代に親からどのように扱われてきたか、親がどのように接してきたか。 子育てをする前は特に、自分はそこから逃れられないような気がしていたのだが。
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