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物語の種 の商品レビュー

3.7

165件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    65

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    7

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2024/02/02

主人公、語部が誰なのかを、特定しながら読む必要あり!性別を間違ったり、過去のいきさつからの繋がりからの流れが繋がらない。でも、10遍を1冊で楽しめるお得感は捨てがたい。

Posted byブクログ

2024/01/29

久々に読んだ有川さんの本は、SNSで物語の種を募り小説化したもの。 どの話も特別な主人公ではなく、名前もない(面白いあだ名はある)のでありふれていそうで、小さなきっかけや周囲の後押しで前に進んでいきます。 イコ様(宝塚沼)の話は連作になっていましたけど、他の話も続きが気になる...

久々に読んだ有川さんの本は、SNSで物語の種を募り小説化したもの。 どの話も特別な主人公ではなく、名前もない(面白いあだ名はある)のでありふれていそうで、小さなきっかけや周囲の後押しで前に進んでいきます。 イコ様(宝塚沼)の話は連作になっていましたけど、他の話も続きが気になるくらい面白かったです。 どれもよかったけど、やっぱりイコ様かなぁ。

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2024/01/28

投稿された物語の「種」を元に、有川ひろが小説を書いた10篇の物語。 発想は面白いのだけど、期待していたよりは面白いと思えず、「あれ?有川ひろ作品なのに」と肩すかし感。 有川ひろさんご夫婦をモデルにしていると思われるものが多いのも、なんだか苦手と感じた要因のひとつかも。 でもそ...

投稿された物語の「種」を元に、有川ひろが小説を書いた10篇の物語。 発想は面白いのだけど、期待していたよりは面白いと思えず、「あれ?有川ひろ作品なのに」と肩すかし感。 有川ひろさんご夫婦をモデルにしていると思われるものが多いのも、なんだか苦手と感じた要因のひとつかも。 でもその中で世界線が同じな「Mr.ブルー」と「恥ずかしくて見れない」は好きでした! これを長編に展開してくれないかなぁ。

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2024/01/16

読者からエピソードや写真などを募集して、それを「種」に有川ひろさんが芽吹かした短編10話。癒されホッコリし、胸がキューっと締め付けられるような話。「SNSの猫」は保護猫カフェから逃げ出したタキシード仮面さまと名付けた猫。SNSを見ていた彼女が無事保護。みとり猫を思い出した。「MR...

読者からエピソードや写真などを募集して、それを「種」に有川ひろさんが芽吹かした短編10話。癒されホッコリし、胸がキューっと締め付けられるような話。「SNSの猫」は保護猫カフェから逃げ出したタキシード仮面さまと名付けた猫。SNSを見ていた彼女が無事保護。みとり猫を思い出した。「MRブルー」と「恥ずかしくて見れない」は宝塚絡みの話。宝塚オタク(熱烈なファン)が主人公でこの話は微妙に繋がる。有川さんの宝塚推しが伺えた。「百万本の薔薇」は結婚40年目に妻に贈った40本の薔薇の花束。ウルルときた。

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2024/01/16

話の種を募り、そこから生まれたストーリー10作。 はじめに 第一話 SNSの猫 第二話 レンゲの赤いか黄色いか、丸は誰ぞや 第三話 胡瓜と白菜、柚子を一添え 第四話 我らを救い給いしもの 第五話 ぷっくりおてて 第六話 Mr.ブルー 第七話 百万本の赤い薔薇 第八話 清く正しく...

話の種を募り、そこから生まれたストーリー10作。 はじめに 第一話 SNSの猫 第二話 レンゲの赤いか黄色いか、丸は誰ぞや 第三話 胡瓜と白菜、柚子を一添え 第四話 我らを救い給いしもの 第五話 ぷっくりおてて 第六話 Mr.ブルー 第七話 百万本の赤い薔薇 第八話 清く正しく美しく 第九話 ゴールデンパイナップル 第十話 恥ずかしくて見れない おわりに 作者の筆致のすばらしさを味わえる。 それにしても後半はヅカファン一色なのは、ご愛敬か。

Posted byブクログ

2024/01/16

有川浩の短編集。著者の元に寄せられた投稿(ショート・メッセージ?)を物語の「タネ」としてひとつの短編に昇華させている。 企画に惹かれて読んだが、面白かった。 有川浩の本ははじめて読むと思って手に取った。だが、読んでいる途中で10年以上前に『空飛ぶ広報室』を人から貰って読んだこと...

有川浩の短編集。著者の元に寄せられた投稿(ショート・メッセージ?)を物語の「タネ」としてひとつの短編に昇華させている。 企画に惹かれて読んだが、面白かった。 有川浩の本ははじめて読むと思って手に取った。だが、読んでいる途中で10年以上前に『空飛ぶ広報室』を人から貰って読んだことを思い出した。なので二冊目。 短編だからなのかテンポがよく、またとても自由な表現と気の利いた台詞回しが魅力的。 読者から寄せられた「タネ」が基になっているだけに話の展開にリアリティがあり、心地よい空気感の本だった。 長編も再度読んでみたいと思う。 「ガムを踏むのは不運だが、不幸ではない」

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2024/01/12

登録を忘れていたけれど、昨年最後に読んだ本。 この本で一年を締めくくれて良かった。 →「ありがとう~2023大晦日」 https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/29f3a8ae7d9d0e04ecd01dca35e5fbf4

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2024/01/10

読者の方が投稿したエピソードやフレーズ(物語の「種」)を元に小説を書くという、その発想に読む前からワクワクしました。 どのお話もよく、あっという間に読み切ってしまいました。今回限りではなく、シリーズ化してほしいと密かに願った一冊でした。

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2024/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さすがの有川さん。 キュンキュンと笑いがとまりません。 普通の人びとが普通にキラキラしててとてもいいんだけど、なめらかな文章がもういちいち面白い。 個人的には「ゴールデンパイナップル」の「標準的な体験ってしといたほうがいいんだよ、多分」とか「若者や子供たちがこの疫病で奪われたあれこれの喪失感は、大人は決して理解してやれない。」「理解できると言うのは傲慢だ。」というセリフにとても共感。

Posted byブクログ

2024/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】SNSの猫/レンゲ赤いか黄色いか、丸は誰ぞや/胡瓜と白菜、柚子を一添え/我らを救い給いしもの/ぷっくりおてて/Mr.ブルー/百万本の赤い薔薇/清く正しく美しく/ゴールデンパイナップル/恥ずかしくて見れない コロナ禍で外出もままならない中、「物語の種」を読者から募集し、芽吹いた物語をネット上で発表する遊びからできた作品集。 著者らしい甘酸っぱい話が多くて和む。ちらっと入る毒舌もよし。 「SNSの猫」は、保護猫を推す話。緊急事態におけるSNSの罵詈雑言が肝心の情報を埋もれさせてしまうことへの非難もちらり。 「胡瓜と……」は、「柚子、香る」(『倒れるときは前のめり』収録)の後日談とか。 「我らを……」は、心のトゲとなった、他者にランクをつけられた学生時代の思い出を洗い流す。 「Mr.ブルー」「清く正しく……」「恥ずかしくて……」は宝塚ファンの沼ぶりを示す。「ゴールデンパイナップル」にも片鱗が。 「ゴールデンパイナップル」はコロナ禍が落ち着いてきて各地の祭りが解禁となりつつあるときの情景。多視点で。

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