物語の種 の商品レビュー

有川ひろ(著者)

2023/12/14

面白かったー！有川ひろ、さすがだなぁ。
コロナさえも、いい意味で軽やかにエンタメ小説に仕上げているのが好き。この人にはいつまでもこの軽やかさとエンタメ感を保ち続けてほしいなぁ。軽やかだからこそ読みやすいし、読みやすいから重いテーマだったとしてもつらくないし、楽しく読めるから読む気になる…というものもあると思うので…。
個人的には今K-POPアイドルを推しまくっているので、宝塚のガチオタクな感じの話はジャンル違うけどめっちゃ共感できるとこあって好きだった。ヅカ沼も深そうだなぁ…。

2023/12/13

久々の有川ひろの新刊を読んだ。

読者から物語の種となるキーワードやエピソードを募り、それを基に話を書く。そうやって作った10の話からなる短編集。

宝塚が絡む話が2,3あるけど、重ねない方がよかったかも。もしくは逆に全部宝塚にするとか。

企画は面白いし、内容も悪くない。
だけど、ちょっと個人的な好み、期待とは違うかなという感じでした。

2023/12/09

コロナ禍に「物語の種」(お題)を募集して、そこから生まれた10篇の短編。
作家さんのイマジネーションに圧巻。
ところどころにコロナ禍の影響とほとばしる宝塚愛。
個人的にはSNSの猫が好きでした。

2023/12/08

「SNSの猫」
逃げ出してしまった。
何が起こるか分からないからこそ最悪の事態を想定した準備は必要だろうが、それを糾弾したところで戻ってくるわけではないのに。

「レンゲ赤いか黄色いか、丸は誰ぞや」
入院した途端に衰え。
毎日何かしらしているからこそ、脳が活発に働こうとし身体も使っているからこそ強くあろうと無意識に頑張っているのかもだろう。

「胡瓜と白菜、柚子を一添え」
勝利の決め手となる。
気概を加えようとしたり問題を起こすわけではないけれど、毎回このような勝負に巻き込まれたら何と答えるか困ってしまいそうだ。

「我らを救い給いしもの」
好みが合うからこそ。
質問の答えには子供らしいものばかり期待していたのかもしれないが、それが事実であるのであれば知っていた事を褒めるべきだろ。

「ぷっくりおてて」
適当に作った設定は。
せめて細かなところまで必死に考えて誰にもバレないようにしていればいいものの、いつか簡単に分かってしまうのはダメだろうに。

「Mr,ブルー」
偶然見えたポスター。
作るのであれば最高のものをと思うのは開発者として当たり前のことだろうが、まさか趣味と直結しているとは誰も想像しないだろ。

「百万本の赤い薔薇」
勘違いして購入した。
若い方が色々と都合のいいことが多いのだろうが、家庭を持っている者からしてみれば下手をすると夫婦仲に溝ができたりしそうだ。

「清く正しく美しく」
いつまでも研修中で。
辞める覚悟が決まったのであれば、次の被害者が出ないように面倒ではあるだろうが過去を含め全てを精算して終わらせるべきだろ。

「ゴールデンパイナップル」
気になり見てたのは。
子供に好きなようにさせたら後先のことなど考えずに選ぶのは当たり前だろうが、キャラもので全身揃えるだなんて予想外だったろ。

「恥ずかしくて見れない」
男役にときめかされ。
頭の中では理解できていたとしても現実に見ているものと噛み合わなければ、ただひたすら混乱し上手く考えられなくなりそうだな。

2023/12/07

コロナだったから産まれた思いもあったんだなぁと気付かされる。
お祭り行けないや観劇に行けない辛さはあった。
けど、好きだったや大事だったって気づいた思いもあったなぁって。

2023/12/05

おもしろい。でも、ちょうどいま劇団員が亡くなり、揺れる宝塚だ。清く正しく美しく、そうでなくっちゃ。それを冒涜しちゃ宝塚ってなんなんだってなっちゃう。有川のこの事件へのコメントを読み、いい文章だと思った。そうでなくっちゃ。宝塚だもの。そんな状況の中で読んだこの作品。いいぞ、有川！そのまんま行こう！

2023/12/03

有川浩の世界観。　オタクというものが大の苦手だった私に、オタクってかわいいと思わせてしまう。　有川浩の描き方。愛に溢れた人なんだと。

2023/11/27

読者の手をぐいぐいひいて物語の中を引きずり回す書き手だよなと改めて思った。
その強引さに戸惑いながらも結局は楽しいのだ。

楽しみが減ってしまっているときにワクワクさせてくれる素敵な企画。

2023/11/26

コロナ禍、推し活、大変だったのだろうな。。。
と思うような宝塚推し！
推しを語りたい気持ちと推しを布教したい気持ちはわかるので分かり味しかないのだが、故に、物珍しさがない、というか、マイルドなヤバさ、というか。ヤバみを感じない時点で物足りないっていう自分がズレているのだろう。。。

著作権絡みなのか？よくわからないがもう、それ名前変える必要ある？っていう人気アニメやらキャラやらのぼやかし方の雑さは気になった。

推しの話が印象には残っているが、コロナで奪われた体験に触れているゴールデンパイナップルが良かった。

2023.11.26
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2023/11/24

久しぶりに有川さんを読んだ。
とっても有川さんっぽい作品でなんだか懐かしく嬉しくなった。
どの「種」も、有川さんによってしっかりと芽をふき花が咲いて幸せな気分になった。
宝塚見てみたいなぁ。