バスドライバーのろのろ日記 の商品レビュー
仕事本は様々ある。多くはかっこいい制服、乗り物、職場の紹介だ。ところがこの本にはそんなものは一切出てこない。日々お客から罵倒され職場の内紛に巻き込まれ自身の疾患にも悩まされ… 公共交通機関に従事するものなら全てが分かってしまう、本物の仕事本だ。
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勤務体系や接客など心身ともに負担の大きい仕事なんだと知った。通常通りに運行することは当たり前ではないんだと感じた。
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元学校の教師、47歳で憧れていたバス運転士に転職 変な顧客への対応など、あれこれ色々 タコメーターと監視カメラで細かくチェックされる 車内に鳥やモンシロチョウが飛び込んでくることも 迷子になった新人「目印になるものはないか?」と 無線で聞かれて「左斜め上空に月が見えます」 寒い季節はトイレの我慢が辛い 社内派閥などもある 1962年生まれの人
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人の人生を垣間見ることができた。 バスドライバーってどんなことを考えながら仕事しているんだろう?というが少しわかった。
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40代後半で、昔からあこがれだったバスドライバーに転身した高校教師の悲喜こもごものエッセイ。 周りの人たちから見たら「えっ?!」と思えるようなあまりにも畑違いな職種転換ですが、夢を叶えた著者は、充実した毎日を送る…のですが、やはりここは客商売。いろんなお客さんが乗ってくるので、一...
40代後半で、昔からあこがれだったバスドライバーに転身した高校教師の悲喜こもごものエッセイ。 周りの人たちから見たら「えっ?!」と思えるようなあまりにも畑違いな職種転換ですが、夢を叶えた著者は、充実した毎日を送る…のですが、やはりここは客商売。いろんなお客さんが乗ってくるので、一筋縄ではいきません。 普段からバスの運転手さんって、あんなに大きな車をすいすい乗りこなしてすごいな~と、運転下手な自分は感心しているのですが、これを読んでバスドライバーというお客さんの安全を守りながら、あの大型の車を時間どおりに運転する大変さを認識しました。そして、何故か、バスドライバーというだけで見下す人の多さも。 客だからといって、何をしても許されるわけではないのに。何か勘違いしている人がいる。 ドライバーという職業だけでなぜこんなに差別されるのでしょうか。 そういう差別をするあなたは一体何様ですか?そんなに偉いんですか?と。 自分の苦手分野をこなす人たちだから尚のこと自分にとってはすごい職業なのですが。 仕事に、良いも悪いもないでしょう。 バスやトラックのドライバーさんが今後、ますます不足すると言われていますが、もっとみんなで敬意をもって、温かい目で見守りたいものです。
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高校教師から40代後半でバスドライバーに転職。知られざるバスの世界と奇妙な乗客たち。 すっかりシリーズ化したドキュメント。日本の高齢者の雇用状況の象徴だろう。
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バスの運転手さん、いつもありがとうございますって気持ちになった 思ってる以上に大変さが分かりました バスは、自動車にぶつかられても 気づかないことが多いって バスが大きいから? 昨日、まさに乗車してる時に運転手さんが 「接触したみたいなので停車します」 ってアナウンスしたけど...
バスの運転手さん、いつもありがとうございますって気持ちになった 思ってる以上に大変さが分かりました バスは、自動車にぶつかられても 気づかないことが多いって バスが大きいから? 昨日、まさに乗車してる時に運転手さんが 「接触したみたいなので停車します」 ってアナウンスしたけど気づかなかった 今までバスを乗って感じの悪い運転手もいたけど、 運転手さんにとっては、感じの悪い客もいるんだよね 降りる時、ありがとうございますって言ってるけど これからも言います 運転手さん、ありがとう
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バスドライバーさん、想像以上に大変そう。 さらに、クレーム入れる人ってそんなにいるのか!と思った。いやな上司や同僚も。
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この本を読んでいる間にもバスに乗ってたけど、運転手さんに感謝の念がわいてきた。社内マイクと社外マイクを使い分け、いったん降りちゃった客を呼び戻したり、前乗車しようとした外国人客を後方乗車に誘導したり、チャージ切れ客を現金でいいか聞いたり、何回も。 この須崎さんは高校教師が前職なので、アナウンスが好評だったらしい。そんなバスぜひ乗ってみたい。元教え子とのやり取りも良かった。 訳あって今はほかの仕事についているのだけれど、やめた訳が人間関係のいざこざや運行ミスによる左遷などじゃなくて良かった。本当に続けていたかったのが伝わってきた。とはいっても、健康上の問題はどうなるものでもなく、少しでも不安があるのなら、多くの命を預かっている以上辞めざるを得ない厳しい仕事なのだと思わされた。警備員の仕事も大変そうだけれど、誇りをもってくれたらいいなと思う。
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一気に読めました。バスドライバーとその業界の実態、そこで働く人々の労苦や喜びが著者の体験を通して色々と見えてくる内容です。 誰しも小さな時に憧れていた職業につける可能性はそう多くはない。その夢を40代後半で実現した著者。路線バスの運転手として見えてきたものは、乗客として眺めていた...
一気に読めました。バスドライバーとその業界の実態、そこで働く人々の労苦や喜びが著者の体験を通して色々と見えてくる内容です。 誰しも小さな時に憧れていた職業につける可能性はそう多くはない。その夢を40代後半で実現した著者。路線バスの運転手として見えてきたものは、乗客として眺めていた光景とずいぶん違うものだった。 実際なんでも「見るとやるでは大違い」というが『憧れの職業』というのは良い面しか見えてないものだ。挑戦せずに後悔するより、行動を選んだ著者。安定を捨てて夢を選んだその結末は? 内容的には悲哀を感じることも多かった。乗客の命を預かっている以上小さなミスも許されないのは仕方ない。2度目のミスで著者は憧れの職業から退場した。人間にミスはつきものだ。個人を責めるより、ミスが小さなうちに科学的な手法で少なくする方向に迎えないものか?昨今の運転手不足の中、そんなことを考えさせられた。
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