口訳 古事記 の商品レビュー
記憶にある古事記の断片的なエピソードが(恥ずかしながら)初めて繋がった。現代語訳は山のようにあれど、コレは唯一無二のまさに〝康訳〟。複雑極まりない物語が「マジで」頭の中にスッと入ってきた。ただ、名前にこだわり過ぎるとやはりドツボにハマる。そこは注意。
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これって、わいは「古事記」ちゅう難しいもんは、なんやよう知らん、そやけどこれはいいんちゃう?なかなかやで!‥‥という輩には良いもんか知らへんけど、古事記の翻訳本もこんで4冊目のわいには退屈でしゃーもないもんやった。そもそも、なぜ河内弁にしたんか全然わからへん。もともと原作は喋りも...
これって、わいは「古事記」ちゅう難しいもんは、なんやよう知らん、そやけどこれはいいんちゃう?なかなかやで!‥‥という輩には良いもんか知らへんけど、古事記の翻訳本もこんで4冊目のわいには退屈でしゃーもないもんやった。そもそも、なぜ河内弁にしたんか全然わからへん。もともと原作は喋りもんやさかい、これこれでいいんやないかい、そうかいな、てもんやろか。あまりにも古事記っちゅんをバカにしくさっておるんやないの?こんな感じで、ニセの河内弁喋っておってアンさんらもイライラしてるやろ?そんならさっさと済ますわ。もっち、有名作家やさかい、いろいろ勉強しとるんはわかるけど、こんな身近な喋りやないはずだったことは言っとくわ。古事記本来のリズムちゅんも台無しやしな。最後まで読んで損した感じは久しぶりや。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
町田康による『古事記』の口語訳。 こんな血みどろで衝動的で超展開な『古事記』でよいのか、と一瞬思うけれど、そもそも『古事記』自体が血みどろで衝動的で超展開な神話であったことを思い出す。 神々による圧倒的な血と力の物語は、町田康のパンクな文体と意外なほど親和性が高い。 源義経を主人公に据えた『ギケイキ』を読んだときも思ったけれど、市井の人々ではなく、偉人や神が主役である方が、町田康の容赦のない展開や文体に耐え切れるように見えるからか、普段の作品よりも読みやすく感じる(その分、作品の底に漂っていた物悲しさや余韻が薄れているようなのは寂しさもあるけれど)。
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全部田舎のヤンキーの抗争みたいなんだが。まあ古代だしな。 国語の教科書もこういうノリだったらみんな古典好きになると思います。無理かw
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もうめちゃくちゃパンクじゃん! 町田康さんいや町蔵アニキです 昔もっすごい変な歌、歌ってた人です そのイメージしかないです もっすごい変な歌、歌ってたパンクの人です そんな人が作家デビューした!言うんで『ぐっすん大黒』は読んだんですよ ぜんぜん分かりませんでした ただ、やって...
もうめちゃくちゃパンクじゃん! 町田康さんいや町蔵アニキです 昔もっすごい変な歌、歌ってた人です そのイメージしかないです もっすごい変な歌、歌ってたパンクの人です そんな人が作家デビューした!言うんで『ぐっすん大黒』は読んだんですよ ぜんぜん分かりませんでした ただ、やってること変わってないやん!とは思いました 結局パンクやん!と思ったことをなんとなく覚えております 純パンク文学やんってなんだそれ そしてユウダイさんに導かれての何十年かぶりの町田康さん やっぱりパンクやん! やってることパンクやん! いやもう面白かった!めちゃめちゃ面白かった!『古事記』を単に河内弁でやってるってだけじゃなく、はちゃめちゃに意訳しております わりとやりたい放題です だからパンクです ただ、真ん中くらいで飽きましたw これはもうねしょうがない だって『古事記』自体がそこまでドラマチックな物語じゃないもん これは町蔵アニキのせい違います ところで天皇っていつから神様じゃなくなったんだろう? 太平洋戦争後? いやそうじゃなくて、生物学的に言ってって意味でよ? 生物学的に言って神様ってどういこと?っていうね
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思わず声に出して河内弁っぽいイントネーションで読みたくなる。 マジっすか、マジです。 火照命の話の辺りが特に笑えた。 沙本毘古と沙本毘売の話も面白かった。 何度、マジと出てきた事か(笑)
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口語訳されていて読みやすいだけじゃなく、著者の町田さんが関西弁でセリフのやり取りを書いてくださるので、スラスラと読むことができた。 古事記の存在は知っているが今ひとつ理解できない人や、内容まで知らない人にぜひおすすめしたい。 わたしが面白いと感じたのは、身近にある神社は神様を祀っ...
口語訳されていて読みやすいだけじゃなく、著者の町田さんが関西弁でセリフのやり取りを書いてくださるので、スラスラと読むことができた。 古事記の存在は知っているが今ひとつ理解できない人や、内容まで知らない人にぜひおすすめしたい。 わたしが面白いと感じたのは、身近にある神社は神様を祀っているのが、その系譜を辿ると古事記に登場する神様に行き着き、更にいうと、天皇家の先祖も神様と言えることだ。 本書を読んで、草薙の剣を祀っている熱田神社に行き、宮司に話を聞きたくなった。熱田神宮は、三種の神器の1つである草薙の剣が祀られており、その実物を見ると不幸が起きると言い伝えられており、宮司も草薙の剣の実物を見ずに、祈りを捧げている。実物を見れない以上、古事記で何度も出てくる草薙の剣が実在するかを検証できないのだが、少なくとも熱田神宮の宮司は、草薙の剣の存在を信じ、畏敬の念を抱いている。 そうなると、古事記はただのファンタジーではなく、現代まで繋がっていると思った。自分にとって神は身近な存在ではないが、古事記の内容が正しいとすれば、全国にある神社の理由も、天皇陛下が伊勢神宮へ定期的に参拝なさるのも合点が行き、とても興味深いと思った。
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