「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました の商品レビュー
すごいタイトルだな…と思い手に取りました どんなはちゃめちゃな息子が来るのかと ドキドキしてましたが そんな激しい内容ではありませんでした笑 軽めであっという間に読める一冊です ずっと母親の周りをうろついていた息子が 何かをきっかけに疎遠になってしまう 想像して、切...
すごいタイトルだな…と思い手に取りました どんなはちゃめちゃな息子が来るのかと ドキドキしてましたが そんな激しい内容ではありませんでした笑 軽めであっという間に読める一冊です ずっと母親の周りをうろついていた息子が 何かをきっかけに疎遠になってしまう 想像して、切なくなりました。 私はいま小さい子どもたちと生活していて 毎日『ママー!ママー!」と呼ばれる生活に 若干疲れも感じてますが笑 この期間がどんだけ尊いか改めて感じます 子どもはいくつになっても子供だけど 今を大切にしなきゃな あとは老後も毎日心配してくれるような 友達が近くにいるといいな。
Posted by
75歳の晴恵は、両親が遺した家で一人暮らしをしている。 一人息子の達彦は、大学進学時に意見の食い違いで口喧嘩したまま、冠婚葬祭のみの薄い関係でしかなかった。 そんな息子が突然、「離婚することにしたから。今日からここに住むわ」と言って帰って来る。 その頃、晴恵は人間ドッグの結果の要...
75歳の晴恵は、両親が遺した家で一人暮らしをしている。 一人息子の達彦は、大学進学時に意見の食い違いで口喧嘩したまま、冠婚葬祭のみの薄い関係でしかなかった。 そんな息子が突然、「離婚することにしたから。今日からここに住むわ」と言って帰って来る。 その頃、晴恵は人間ドッグの結果の要再検査を受け取ったところだった。 晴恵の病気が明らかになったあと前から予定していた一人旅に行こうとするが、自分も行くと言い出す達彦。(ドアに差し込む手紙のやりとりなのが、なんとも言えない) 旅の最中、母に再婚の話があったことを知っていたことやなぜ医学部を受験しなかったのか、など達彦の気持ちも知ることができたのだが、自分の離婚に関しては口が重たいままだった。 子どもの性格を把握しているからこそ、離婚せずに研究に勤しんでほしいとか、離婚しようがしまいが、ひとりで暮らせるだけの生活力をつけてやらなければならない、だとか自分の病気のことは後回しで息子の将来のことだけ考えている。 いくつになっても子どもは子どもであって、親は死ぬ間際まで心配するのかもしれないと思った。 だけど子どもも嫌なら母が住む家には帰って来ないだろう。 いっしょに旅行も行かないだろうと思う。 タイトルは過激だけど、親子の気持ちは充分に感じた。 最後は泣いてしまう。
Posted by
本のタイトルに圧倒され、どんな内容の本なのかもわからずに、図書館から借りてきました。 アラ還になっても、いつまでも子供は子供。 晴恵さんが達彦さんを想う気持ちは、子供の時達彦さんと一緒。 九州旅行の話も良かったな。 不器用だけど、親子っていいなぁと思いました。 達彦さんの家族も...
本のタイトルに圧倒され、どんな内容の本なのかもわからずに、図書館から借りてきました。 アラ還になっても、いつまでも子供は子供。 晴恵さんが達彦さんを想う気持ちは、子供の時達彦さんと一緒。 九州旅行の話も良かったな。 不器用だけど、親子っていいなぁと思いました。 達彦さんの家族も素敵だなぁ。 義母がパートナーを想う気持ちとほぼ一緒だ! 逆もしかり。 エピローグに、心が温かくなりました。 晴恵さんが、どうか元気に長生きしてますように、そう願いたい…。
Posted by
タイトルに惹かれて読んだが、タイトルほど過激な内容ではなかった。ちょっと残念。 55歳になって離婚すると言って実家に戻ってきた息子にイラっとする。 ろくに説明もしないし、それどころか会話もしない。部屋に引き篭り、自分が就寝中や不在時にシャワーを浴びたり食事をしたり。 都合が悪...
タイトルに惹かれて読んだが、タイトルほど過激な内容ではなかった。ちょっと残念。 55歳になって離婚すると言って実家に戻ってきた息子にイラっとする。 ろくに説明もしないし、それどころか会話もしない。部屋に引き篭り、自分が就寝中や不在時にシャワーを浴びたり食事をしたり。 都合が悪くなると黙り込むのは子供の頃からみたいだけど、私が老母なら晴恵のように息子が口をわるのを待ったり、苦手な嫁のところに出向いて息子の尻拭いをしようと思えないかもしれない。 エピローグも、息子にガッカリ。 自分だけよければいいんかい!
Posted by
息子「俺、離婚することにしたから。今日からここに住むわ」 母「ええっ!? 離婚!?」 後期高齢母と初老の息子。突然始まった二人暮らし、そして二人旅。笑いと涙のハイエイジ・エンターテインメント! 75歳、両親が遺した鎌倉の家に一人暮らしの晴恵。 一人息子の達彦は、大学進学をめぐ...
息子「俺、離婚することにしたから。今日からここに住むわ」 母「ええっ!? 離婚!?」 後期高齢母と初老の息子。突然始まった二人暮らし、そして二人旅。笑いと涙のハイエイジ・エンターテインメント! 75歳、両親が遺した鎌倉の家に一人暮らしの晴恵。 一人息子の達彦は、大学進学をめぐる意見の食い違いから「死ね、クソババア!」と捨て台詞を残して家を出て以来、ほとんど音信不通。 終活を意識し始めた晴恵の元に、55歳になった達彦が突然、非の打ちどころのない嫁を捨てて帰ってきた! 離婚原因は? これからどうするつもり? 聞きたいことは山ほどあるのに言い出せないまま始まった母子生活。 おっかなびっくり息子の胸の内を探り、嫁を訪ねて探偵よろしく事情を聞くが埒はあかずーー そんな中、ひょんなことから息子と二人で九州旅行に行く羽目に。後期高齢者の母と初老の息子、果たしてその行く末は。 母と息子のドタバタ、高齢者あるある、そして最後はほろりと泣ける すべての親子に贈る物語 一人息子と行き来のない高齢者の晴恵。後期高齢者となり、近くに住む小学校のときからの友達のマアちゃんがたまにやってきておしゃべりをするという生活。老後の心配もしていたが、ある日突然50代になった息子が戻ってきて、離婚するしないの話になってる。しかし、晴恵は晴恵でマアちゃんと一緒に受けた人間ドックの結果に「再検査」があって心配で仕方ないの状態。もう本当に大変なことになってた。 息子は少し変わっているというか、研究してる人ってこういう人多い気がするってかんじの人だった。変にプライドが高くて、図星をつかれると黙って機嫌が悪そうにする。もう親が後期高齢者なんだから、甘えてないでしっかりしてよ!って思ったが、実の親とはそういうかんじになってしまうのか。 そんな関係が悪い中で、一緒に旅行に行くことになってしまったこの親子。手紙のやり取りが面白かったし、「曲者!!」って襖開けたが、息子に逃げられたところは思わず笑ってしまった。なんやかんや言いながら、仲がいいなとか思った。 そして、ずっと友達でいてくれるマアちゃんがいい味出してたなぁ。ケンカしても次の日はリセットされたみたいに、いつも通りに仲良くしてくれるマアちゃん。本当にいい友達。だけど、スポーツジムの無料体験に晴恵を誘うのはいいけど、52回も無料体験してるのすごい。もし、ジムの人に文句言われてもマアちゃんが抗議するって言ってたけど、マアちゃんならやるし、ねじ伏せそう。 母と息子で行った九州旅行で少しだけ和解したシーンは良かったな。あと最後は、家族がいい方向に向かっていって良かった。 2023.9.3 読了
Posted by
話として面白いので 読めるんですけど 息子の気持ちに共感できなくて いらぁ~とします 居ますよね 話せばわかるのに 全然 自分からは離さないくせに 察してもらおうとする男性 それに対して 妙に忖度しちゃう母親の姿に どきっとしちゃいますね 息子になんか気を遣わなくていいのに や...
話として面白いので 読めるんですけど 息子の気持ちに共感できなくて いらぁ~とします 居ますよね 話せばわかるのに 全然 自分からは離さないくせに 察してもらおうとする男性 それに対して 妙に忖度しちゃう母親の姿に どきっとしちゃいますね 息子になんか気を遣わなくていいのに やっちゃうんだよね
Posted by
小林晴恵、75歳。 近くに住む幼馴染のマアちゃんとはなんでも話す仲。 フィットネスクラブに行ったり この先も一緒に自由な老後を楽しむ予定だったが。 疎遠になり声も忘れかけた頃・・・ 息子は帰ってきた。 たっぷりと愛情を与えているつもりでも 子育てにはちょっとした後悔が伴う。 ...
小林晴恵、75歳。 近くに住む幼馴染のマアちゃんとはなんでも話す仲。 フィットネスクラブに行ったり この先も一緒に自由な老後を楽しむ予定だったが。 疎遠になり声も忘れかけた頃・・・ 息子は帰ってきた。 たっぷりと愛情を与えているつもりでも 子育てにはちょっとした後悔が伴う。 タイトルからは思いもよらなかった結末。 ホロリとしたり、わがままな息子にイラッとしたり なにが幸せかは人が判断してはいけないと教えられた。
Posted by
タイトルだけで、物語の序章が分かってしまう。タイトル読んだだけで波乱の予感しかしない。 息子55歳になったので、母親も高齢。お互いが若い時とは違い、色々と切実な問題もあり。 さすがに子供に「死ね、クソババア!」呼ばわりされた事はないけど(笑)これから先の事を考えると、全く他人事と...
タイトルだけで、物語の序章が分かってしまう。タイトル読んだだけで波乱の予感しかしない。 息子55歳になったので、母親も高齢。お互いが若い時とは違い、色々と切実な問題もあり。 さすがに子供に「死ね、クソババア!」呼ばわりされた事はないけど(笑)これから先の事を考えると、全く他人事とも言えないような気がする。 色んな意味でちょっと切ないお話。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルが衝撃的、新書のような長さ。 さて、どんなダメ息子なんだろうと想像していたのとは違う展開。 九州のドライブコース、知らないところがいくつもあり、興味あり。息子と旅行に行けるなんて、なんとも羨ましい。 最後は、ほろりというより、引き際が見事な晴恵さんにエールを贈る。
Posted by
ネーミングセンス抜群のタイトルに惹かれ、読んでみました。どこかにいそうな母と息子の物語。 お節介な幼馴染、後期高齢者の日常、病気や旅行、息子夫婦の離婚問題など面白おかしく書いてあります。実際起こると残念すぎる出来事もお涙頂戴という言い回しがほとんどないので悲観的にならずに読み進め...
ネーミングセンス抜群のタイトルに惹かれ、読んでみました。どこかにいそうな母と息子の物語。 お節介な幼馴染、後期高齢者の日常、病気や旅行、息子夫婦の離婚問題など面白おかしく書いてあります。実際起こると残念すぎる出来事もお涙頂戴という言い回しがほとんどないので悲観的にならずに読み進められます。 作品全体が主人公の強さと優しさで包まれているような… そのせいでしょうか?なぜだか最後の最後で急に感極まって泣けてきました。 とても好感の持てる作品です。
Posted by