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イスラエル 人類史上最もやっかいな問題 の商品レビュー

4.1

38件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/12/14

30 中世ヨーロッパの一大勢力だった カトリック教会にとって ユダヤ人は神学的に大きな問題だった ユダヤ人はキリストを拒否しただけでなく、キリストを殺してしまった 数世紀にわたって 『ヴェニスの商人』のシャイロックに象徴されるように ステレオタイプ化がすすみ、迫害と暴力が繰り...

30 中世ヨーロッパの一大勢力だった カトリック教会にとって ユダヤ人は神学的に大きな問題だった ユダヤ人はキリストを拒否しただけでなく、キリストを殺してしまった 数世紀にわたって 『ヴェニスの商人』のシャイロックに象徴されるように ステレオタイプ化がすすみ、迫害と暴力が繰り返された 032 19世紀末 ヨーロッパのユダヤ人の大半が ロシアとポーランドに住んでいた ロシア当局は ポグロム 非ユダヤ系ロシア人による、ユダヤ人の組織的虐殺を公認、容認してきた 034 シオニストの思想 ドレフュス事件 エミール・ゾラなど文化人が団結してドレフュスを擁護した 169 イスラエルはラビンを待っている ラビン ぶっきらぼうで無口 単刀直入 チェーンスモーカー ウィスキーが好き 屈強さで名高い元軍人 1970年代には 駐アメリカ大使から首相に転じ 1980年代には国防相 70にして再び首相に 181 ラビン クリントン アラファット 228 民主主義の後退 ネタニヤフ 348 インティファーダ 振り払うを意味するアラビア語 パレスチナ人の2度にわたる大規模な武装蜂起 ハマス イスラム抵抗運動を意味するアラビア語の頭文字 ガザ地区を2007年から支配してきた ファタハ アラビア語の パレスチナ民族解放運動の頭文字 現在、PLO最大の勢力 355 PLO パレスチナ解放機構 1964年に設立 パレスチナの解放を目指す組織 初期数十年間は アラファト議長 イスラエル国防軍 IDFへの武力攻撃

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2024/10/27

二国家解決を目指しながら銃弾に倒れたラビン首相、強硬な右派として入植活動を強力に進めながらも晩年は二国家解決に舵を切ろうとして病に倒れたシャロン首相。歴史にifはないが、もしこの二人が倒れなければイスラエルーパレスチナ問題は現在ほど悲劇的な状況になっていたかったのだろうか。 国を...

二国家解決を目指しながら銃弾に倒れたラビン首相、強硬な右派として入植活動を強力に進めながらも晩年は二国家解決に舵を切ろうとして病に倒れたシャロン首相。歴史にifはないが、もしこの二人が倒れなければイスラエルーパレスチナ問題は現在ほど悲劇的な状況になっていたかったのだろうか。 国を追われホロコーストを受け安息の地としてイスラエルを建国したユダヤ人、そのユダヤ人に国を追われたパレスチナ人、双方に双方の正当性があるから解決が難しい問題。二国家解決しかないだろうが、ますますその道は遠のいているように感じる。

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2024/10/05

和平は友人とではなく、まったく共感できない敵と結ぶものだ。 — イツハク・ラビン(イスラエル元首相) パレスチナ問題に関する歴史と論点について説明した本です。全体を通して、上記のラビン氏による言葉の正しさと難しさが伝わって来ました。 本レビューを書いている2024年10月時...

和平は友人とではなく、まったく共感できない敵と結ぶものだ。 — イツハク・ラビン(イスラエル元首相) パレスチナ問題に関する歴史と論点について説明した本です。全体を通して、上記のラビン氏による言葉の正しさと難しさが伝わって来ました。 本レビューを書いている2024年10月時点で、パレスチナ問題は悪化の一途を辿っており、ニュースで目にしない日はありません。私は背景について、非常に曖昧な知識しかなく、何が事態をこれ程までに深刻化させているのか分からなかった為、本書を手に取りました。2021年に出版された為、最近の事情については触れられておりませんが、それでも多くの学びがありました。 また、言うまでもなく、これだけ込み入った問題に対して、正確性、客観性、網羅性の全てを担保することは、誰であれ不可能な為、本書については、ユダヤ系アメリカ人の活動家で、パレスチナ問題については穏健的な立場をとる筆者の説明ということを念頭に置いた上で読む必要があると考えますが、(問題について表層的な知識しか持たない私の視点では、)比較的バランスがとれたもののように思われました。以下、歴史と論点に分けて感想を記載します。 ———— ■歴史: イスラエルについて、これ程までに急速かつ劇的に人口動態が変わってきた国だということも、これ程までに多様なバックグラウンドを持つグループで構成されている国だということも知りませんでした。また「ユダヤ人」という言葉も民族と信仰の何れか(或いは両方)で定義されると再認識しました。これらを知っているだけでも主語の大きな言説がなされる際に少し冷静な考えを持てると思います。 また、アラブ世界とイスラエルが関係改善に向かうと、必ず双方の過激派の妨害が入る事が和平をより困難にしているのだと理解しました。 ■論点: ネットでたまに目にするBDSについては、影響力の少ない草の根活動だと思っていましたが、全くそんなことはなく、現在、パレスチナ問題を語る上で非常に大きなイシューであると知れました。 また、ここは筆者が最も得意とするところだと思いますが、米国のユダヤ人コミュニティとイスラエルの関係についても、紙面の多くが割かれています。両者それぞれに複数のサブコミュニティがあり、繋がりと分断の両方が複雑に併存しているのだと理解できました。 ———— かなり分厚い本ですが、パレスチナ問題について深く知ろうと思えば、勿論こんな分量では済まないと思います。極端な言説の温床になっている問題であり、意識的/無意識的に影響を受けそうになりますが、安易な単純化をせずに複雑なものを複雑なものとして捉えることが重要な問題であると認識しました。本書を皮切りに本問題に関する情報に多角的かつ深く触れることができればと思います。

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2024/07/31

イスラエルとアメリカのユダヤ人との関係の変化など、知らなかった事も多く、イスラエルの成り立ち、そしてユダヤ人についての理解を深める事ができる一冊。 特に自身もユダヤ人である著者の、フラットな視点が素晴らしい。

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2024/07/26

歴史と現時点での問題を探る。日本とイスラエルとはあまりなじみがないが、この本によればアメリカにおけるユダヤ人はかなり重量らしい。それでイスラエルが間接的に日本にも無視できないという話になる。この本には日本には言及はもちろんないが、その歴史を知るだけでもタメになる本だった。

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2024/06/25

入門書としては少々長い気もするが、イスラエルのことを丁寧に知りたい人には良い本だと思う。話もそんなにだれることなく、まあ物語というわけではないので山場みたいなものは無いが普通に面白かった。 イスラエル人の気持ちもわかるが、今やっていることはあなたたちがやられてきたことと似通っては...

入門書としては少々長い気もするが、イスラエルのことを丁寧に知りたい人には良い本だと思う。話もそんなにだれることなく、まあ物語というわけではないので山場みたいなものは無いが普通に面白かった。 イスラエル人の気持ちもわかるが、今やっていることはあなたたちがやられてきたことと似通ってはいませんか?と口に出したくなる。そんな単純な話ではないんだけどね。自分は日本人のため、国を失う苦しみというのを頭では理解できても、心の底から感じるというのは難しい。 いつかイスラエルもパレスチナも報われてほしい。そう思わずにはいられない。

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2024/08/31

オーディブルを聴いて、紙でも読んだほうがいいと思ったので買った。 イスラエルの人口は920万人なんだ。1千万人すらいないとは。小国だと思っていた韓国すら五千万人いるのに。北朝鮮は2500万人。 ちなみにパレスチナ人は500万人未満。フィンランドは約555万人だそうなので、人口の...

オーディブルを聴いて、紙でも読んだほうがいいと思ったので買った。 イスラエルの人口は920万人なんだ。1千万人すらいないとは。小国だと思っていた韓国すら五千万人いるのに。北朝鮮は2500万人。 ちなみにパレスチナ人は500万人未満。フィンランドは約555万人だそうなので、人口の面で言えばパレスチナはフィンランドと同じくらい。幸福度で言えば月とスッポン。天国と地獄かな。言葉通りの意味で。 今回の戦争が始まる前からネタリヤフは独裁者スレスレのヤバい奴だと思っていたけど、この本でネタリヤフがイスラエルの民主主義をどう損なってきたかを読んで、より一層嫌悪感が増した。 イスラエル・ガザ紛争でイスラエルがハマス殲滅を詠いながら一般市民を攻撃する姿を見て、イスラエルはパレスチナ人の街からパレスチナ人を追い出して、一度更地にしたうえで事実上の占有をする気だとしか思えなかった。 ネタリヤフが国際社会の合意や法を無視してきた実績を読むと、実際にその通りのことを狙っているとしか思えない。 イスラエルは地球上に必要な国だし存在し続けて欲しいと思っているけれど、イスラエルの人々はもっと国際社会の一員として責任感ある行動をとってほしい。そうしなければ、イスラエル人自身がイスラエルを滅ぼすことになりかねない。 ネタニヤフ氏が首相復帰、第37代内閣が正式に発足 2023年01月12日 https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/01/194a49bb032e66de.html 分離壁によって、ガザが天井のない監獄のような状態になったという話はよく聞く。 でも、同じ分離壁によってイスラエルでは実際にテロが減少したというのは初めて知った。 イスラエルがパレスチナ自治区に対して行っていることは度を超えていて、どうやっても正当化できない。でもテロに怯えなくて良い日常がほしいと願うことを間違っているとは言えない。 あの地に平和をもたらすためには、イスラエルの極右や原理主義者と、パレスチナの極右や原理主義者を排除する必要がある。それさえ叶えば、案外とあっさり和平が成立するんじゃないかと思う。両陣営の厄介者たちを無力化する方法が存在するのかわからないけれど。

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2024/06/23

イスラエルに暮らしていたこともある、リベラルなユダヤ系アメリカ人の著者が、イスラエルの歴史と現状を解説する本。現在のガザで起きていることを理解する一助になるかと思い手に取る。 ジョークは多々交えられるも、読後感は重苦しい。イスラエルは、ユダヤ人にとっての希望の地であり、ヨーロッパ...

イスラエルに暮らしていたこともある、リベラルなユダヤ系アメリカ人の著者が、イスラエルの歴史と現状を解説する本。現在のガザで起きていることを理解する一助になるかと思い手に取る。 ジョークは多々交えられるも、読後感は重苦しい。イスラエルは、ユダヤ人にとっての希望の地であり、ヨーロッパが中東に押し付けた尻拭いの末路であり、アメリカの恋人であり、パレスチナ人を苦しめる厄災とも言えるかもしれない。イスラエルは(少なくともユダヤ人にとって)必要だったが、現状の有り様が満足できるものとは言い難い。 ヨーロッパにおけるユダヤ人の迫害、イスラエル建国とナクバ、アラブ諸国とイスラエルの相次ぐ戦争、右派政権の台頭によるパレスチナ人の苦境、アメリカの福音派とユダヤ教原理主義の奇妙な共闘など、本書の大半は著者の実体験も含めどれも暗澹たる内容だが、ラビン時代に見えた希望やアラブ系政党の伸長など、まだイスラエルとパレスチナのどちらかが消えなければならない時は来ていないように感じる箇所もある。

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2024/05/13

中東戦争、イスラエルパレスチナ問題はニュースで長年流れていますが、お恥ずかしながらどことどこが戦って、敵で、味方で、そもそもなんでこんな争いになっているのか、よく聞く人名や組織名がなんなのかが理解できず…。 そんなイスラエルパレスチ問題をユダヤ系アメリカ人で、イスラエルを真の民主...

中東戦争、イスラエルパレスチナ問題はニュースで長年流れていますが、お恥ずかしながらどことどこが戦って、敵で、味方で、そもそもなんでこんな争いになっているのか、よく聞く人名や組織名がなんなのかが理解できず…。 そんなイスラエルパレスチ問題をユダヤ系アメリカ人で、イスラエルを真の民主主義国家達成を目指すNGO代表でもある著者が語る。 こちらの本は聖書時代に遡る歴史問題に、周辺諸国や欧米各国の思惑が絡み合い手出し口出しされ、「人類史上最も厄介な問題」になっているイスラエル・パレスチナのことをわかりやすく書かれている。…のだが、込み入りすぎている上に、それぞれの国や組織がその都度方針を変えるのでややこしすぎてやっぱり理解できず(ーー;) この本は2021年までに纏めたことを2023年に刊行した。しかしさらにこのレビューを書いている2024年ですでに情況が変わりまくってるし(ー_ー;) (本書現在では、ネタニヤフは議席を減らし、トランプ大統領も退陣した。しかし2023年10月にハマスのイスラエル攻撃、2024年現在はネタニヤフが政権に復権、アメリカ大統領選の結果により情勢はまた変わるだろう(-_-;)) 2023年のハマスに襲撃されたイスラエルだが、その後の「反撃やり過ぎ」感もあり見通しは不安定だ。1920年代から50年代初頭にかけては世界中で大量強制追放と人口移動が起こっていた。多くの民族や人々が「正しい国」に行くことを強いられた。そんな中でもユダヤ人は世界中で差別され攻撃されてきたユダヤ人には「世界には自分たちが安寧できる場所がないのだから作るしか無い」という切実な思いがあった。さらにイスラエル建国後も「譲歩」したらその分攻撃されて奪われるという実体験もある、そこで引くことできないのだ。 それでも、イスラエルでは政権が変わるとアラブ系との対し方もガラリと変わる。お互いの譲歩による戦争回避を目指す首相たちもいたのだ。 イスラエル以外で力のあるユダヤコミュニティはアメリカにある。アメリカの大統領(元大統領)がイスラエルとアラブを握手させたこともある。だがドナルド・トランプとネタニヤフの組み合わせは非常に悪い意味で皮肉的な意味で合致してしまった。 もうすぐアメリカ大統領選だよ、どうすんのこれ…。 そしてアメリカのユダヤ人コミュニティと、イスラエルのユダヤ人の目指す方向もズレが生じている。 イスラエルにおけるアラブ系民族の非道な差別は「今、現在」のこととは思われないほどだ。だがイスラエルのユダヤ人たちも一枚岩ではない。東欧を中心としたヨーロッパ出身ユダヤ人のアシュケナージ系、スペインに滞在していたアジア出身ユダヤ人のスファラディ系、アラブ・イスラム圏出身のミズラヒ系などの系統がある。アシュケナージ系が世界的にも人数が多く、イスラエルでも重要な地位を占めているということだ。それでもともに暮らし交じるうちに、ユダヤ人とアラブ人の混じった料理や文化を生み出してもいる。 歴史、宗教、戦争、あらゆることが絡み合い、情況が次々に変わる「人類史上最も厄介」となってしまったイスラエル・パレスチナ問題。著者はユダヤ系だが実に冷静に問題を語る。 終盤には用語集もあるので、それだけでもわかりやすい。

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2024/04/03

大変よくわかりました。まだ途中なんだけど、和平と戦争を繰り返し。イスラエルも建国当時から左派だったけど、今は右派。だから、その前政権のアンチテーゼのために戦争をする。誰と、第四次中東戦争後はエジプトと和解。ヨルダンと交渉。でもそもそもパレスチナ側は国にもなってないし、イスラエルは...

大変よくわかりました。まだ途中なんだけど、和平と戦争を繰り返し。イスラエルも建国当時から左派だったけど、今は右派。だから、その前政権のアンチテーゼのために戦争をする。誰と、第四次中東戦争後はエジプトと和解。ヨルダンと交渉。でもそもそもパレスチナ側は国にもなってないし、イスラエルは認めるわけにはいかない。だから戦争継続、パレスチナもそもそもPLOの後は、ヒズボラだハマスだといろいろ権力闘争して、その時にチカラのあるやつをイスラエルは叩くだけ、根本解決出来ない。読んでるだけで、疲れて来た。ここに住む人はたまったもんじゃないね。

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