世界でいちばん透きとおった物語 の商品レビュー
大御所ミステリー作家の宮内彰吾と愛人の子である主人公。 一度も会った事のない父が遺したかもしれない『世界でいちばん透きとおった物語』という小説をめぐるミステリーを編集者の霧子さんの助言をもとに調べる物語。 ちょっと前からかなり話題になっていて、誰かにネタバレされる前に早く読んだ...
大御所ミステリー作家の宮内彰吾と愛人の子である主人公。 一度も会った事のない父が遺したかもしれない『世界でいちばん透きとおった物語』という小説をめぐるミステリーを編集者の霧子さんの助言をもとに調べる物語。 ちょっと前からかなり話題になっていて、誰かにネタバレされる前に早く読んだ方が良い! と、散々色んなところで煽られていたので読んでみた。 半分進んだあたりでなんとなく犯人と真相に気付き始めていたけれど、第12章でひっくり返されて、本を何ページも振り返って衝撃を受けて、最後の鉤括弧にとどめを刺された。 これは…多くを語れない。 紹介が難しい。 とにかく早く読んでビックリして欲しい。 それしか言えない。
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おもしろかったけど、、、ちょっと刺さらなかった、、笑 でも本の題名の伏線を回収していくのは新しくてそうくるか!!!ってなった^^! ひさびさに本読む気になって読み始めた本だったけどするする読めてあっというまだった!
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本の帯かタイトルかでこういう小説なのかな?って読めてはいたんだけど、こんな壮大な試みを実施してたとは〜! いなくなった後に辿る旅は、新たな発見もあるけど、いないことの切なさも痛感するよね。。 いる時に愛を示して、返せるといいな。
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ミステリとして特段突出したものはなかったけれど、タイトルの意味と愛の感じる仕掛けには驚愕した。ラストのインパクトも随一。今までにない読書体験が出来た。
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内容的には物足りなかったけど、 紙の本でしか味わえない魅力&楽しさを 肌で感じる事ができた一冊でした。 そして、まさか高校時代にハマっていた京極夏彦の名を見る事になるとは… 筆者の凝った手法に驚くとともに、京極先生のこだわりが魅力として表現されていたのだと、ウン十年経って、知る事ができました。
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かなり人気のある本で期待して読んだ。淡々とした展開で、特出した内容には感じられなかった。文庫書き下ろし。2024.11.7
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話題になっていた本なので、図書館で予約して 長い間待って借りました。 内容も面白いし読みやすく、どんどん読み進めていき… 最後、題名の意味が分かった時にびっくり。 読み返したくなるお話です。 こんな本を作れるなんてすごい。 すごい労力だったんだろうな。 記憶に残る1冊でした。
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おもしろかった ……ネタバレになりそうで感想が書けない!! いやまあネタバレ含むチェックボックスあるけど、まあ書かないことに越したことないよね〜 ネタバレ厳禁と聞いていたので事前知識全く無しで購入したから、なんか好みに合わないジャンルだったら嫌だなあ……と思ったけど、とくに...
おもしろかった ……ネタバレになりそうで感想が書けない!! いやまあネタバレ含むチェックボックスあるけど、まあ書かないことに越したことないよね〜 ネタバレ厳禁と聞いていたので事前知識全く無しで購入したから、なんか好みに合わないジャンルだったら嫌だなあ……と思ったけど、とくに主人公がウザいわけでもメッセージ性が強かったりする訳でもなく。なんか感情をぶつけられる系じゃなくて、割と淡々と亡き父の遺稿を求めるミステリー?ライトめなやつ?で良かった ストーリーも終わり方もドラマチックな感じじゃなくて、どこかドライ?リアル?なんか今風だな〜と思いつつ好きです。てか受け入れやすいです。ええ話やんってなりました。 あと最後の方で出てきた京極夏彦の話は本当? いやまあ本当なんだろうけど。プロすげえってなった
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話題作!と云う事でミーハーな母にも薦めてみた。案の定«本の仕掛け»に気付いていない。読了して仕掛けを説明してみるも「紙が厚ければ透けないんじゃない?」「紙の問題」と疑問視と猜疑心の塊。透きとおった物語の異常な文体トリックを理解してくれたところでやっと「おー!」が出た。二人の結論は気が遠くなるほどの努力大賞。物語ではなく文体に話題が集まる異色作。異色過ぎて最早変態に近い。
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