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夜空に浮かぶ欠けた月たち の商品レビュー

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221件のお客様レビュー

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2024/12/12

誰かに相談するってとても大事だなと改めて思った。 心があたたまる物語。 物語にちょっとした名言がいくつもあって、宝探ししてるみたいだった。ふとした時に刺さるとても素敵な本だった。

Posted byブクログ

2024/12/07

人生に行き詰っても、ありとあらゆる何もかもすべてがダメになったわけではない。 ゆっくりでも、自分の良いところ悪いところを見つめて、 悪かったところは少しずつ直していけばいい。 この世の終わりのように自分を責める必要はない。 悪いことがあると自分を責めがちですが、 そんな自分でも...

人生に行き詰っても、ありとあらゆる何もかもすべてがダメになったわけではない。 ゆっくりでも、自分の良いところ悪いところを見つめて、 悪かったところは少しずつ直していけばいい。 この世の終わりのように自分を責める必要はない。 悪いことがあると自分を責めがちですが、 そんな自分でも受け入れていこうという気持になる作品でした。

Posted byブクログ

2024/12/01

登場人物が精神のバランスを崩し、そこから回復する過程を辿ることで、読んでいる自分自身も癒される心地がした。各話に登場するひとりひとりが「欠けた」存在であり、けれどもそれも含めその人自身なのだということを肯定する眼差しがある。物語に登場する喫茶店「純喫茶 純」が素敵で読みながらパフ...

登場人物が精神のバランスを崩し、そこから回復する過程を辿ることで、読んでいる自分自身も癒される心地がした。各話に登場するひとりひとりが「欠けた」存在であり、けれどもそれも含めその人自身なのだということを肯定する眼差しがある。物語に登場する喫茶店「純喫茶 純」が素敵で読みながらパフェやコーヒーが欲しくなった。

Posted byブクログ

2024/11/17

正直、あまり好きではなかった。 鬱ってそんなすぐに回復するもんか?と思った。 個人的に、窪美澄作品は好きな作品とあまり合わなかった作品がはっきり分かれてて、今までなにが違うのかわからなかったけど、私は窪美澄が書く長編小説は好きだけど、短編は苦手。 短編だから、短いページで表現...

正直、あまり好きではなかった。 鬱ってそんなすぐに回復するもんか?と思った。 個人的に、窪美澄作品は好きな作品とあまり合わなかった作品がはっきり分かれてて、今までなにが違うのかわからなかったけど、私は窪美澄が書く長編小説は好きだけど、短編は苦手。 短編だから、短いページで表現しないといけないとなると、当然削らなければいけない部分も出てくるけど、「なんでそこちゃんと説明しないのにこっちにはこんなに文字数使ってるの?」てなることが多い。 この人の短編は物語が急に展開するから、見てて違和感というか、その部分だけ浮いてるように見える。

Posted byブクログ

2024/11/16

2024/11/15 読了 人はそれぞれ悩みを抱えて生きている。 時に心が疲れた時は休みたい。 でも休めなくて頑張ってしまう。 それを優しく見守ってくれる純喫茶・純。 そして椎木メンタルクリニックの旬先生とさおり先生が心のとまり木になって、少し一休み出来る優しいクリニック。 私...

2024/11/15 読了 人はそれぞれ悩みを抱えて生きている。 時に心が疲れた時は休みたい。 でも休めなくて頑張ってしまう。 それを優しく見守ってくれる純喫茶・純。 そして椎木メンタルクリニックの旬先生とさおり先生が心のとまり木になって、少し一休み出来る優しいクリニック。 私もそんなクリニックで診察してもらえたらなと思った。 短編小説、どのお話も心がキュッとなり辛くなって涙したお話だったけど、旬先生、さおり先生のクリニックで元気になっていくのもほっこりとした。

Posted byブクログ

2024/11/13

2024.10.29 椎木メンタルクリニックと純喫茶純には心が疲れてしまった人たちが集まってくる。 椎木メンタルクリニックの夫婦が優しすぎて、鬱じゃないけど話に行きたいくらい。 会社員だったのに、メンタルクリニックを開業した経緯も素敵。 精神科って行くまでにハードルが高いけど、外...

2024.10.29 椎木メンタルクリニックと純喫茶純には心が疲れてしまった人たちが集まってくる。 椎木メンタルクリニックの夫婦が優しすぎて、鬱じゃないけど話に行きたいくらい。 会社員だったのに、メンタルクリニックを開業した経緯も素敵。 精神科って行くまでにハードルが高いけど、外観も家のようで入りやすそう。 心が疲れている人ってたくさんいると思うから、そういう人たちをたくさん救って欲しい。

Posted byブクログ

2024/11/05

この本を読む間に、自身も登場人物のような期間を過ごしたため時間を空けて読み終えられた本。読めるほど自分が回復していることを実感して安心し、再開した本がこの本でよかったと思う。

Posted byブクログ

2024/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 純喫茶・純を亡くなった父から引き継いだ純は、24歳で結婚し、出産、娘の芽依を育児ノイローゼで殺してしまいそうになり家を飛び出し夫と離婚する、という経験をしていた。 大学の同級生旬とさおりは結婚し子を産んだが、心臓病をもった娘・あまねを手術中に亡くしてしまい、さおりは精神を病んでしまう。後に旬はさおりのために精神科医になり、さおりはカウンセラーとなる。2人の「心療内科 椎木メンタルクリニック」は評判となり、様々な患者がそこを訪れ癒され、近くの純喫茶・純のコーヒーやパフェに癒されている。 かつて、道端でしゃがみこんでたさおりを純が喫茶店に招き入れて休ませたことがあり、純が怪我で喫茶店を営めないときには、バイトの篠原澪や再会した純の娘芽依とさおり&旬で店を手伝うなどサポートし合いながら交流を続けている。 【感想】 それぞれ色んな悩みを持って現代社会を生き抜く私達は時に心を病むことがあって、それは決して悪いことではなく誰がいつなってもおかしくない。そんなときは心も身体も休ませてあげて、と諭してくれる小説。 東京の大学に馴染めない澪、サラリーマンをしながらもイラストレーターを目指すADHDの直也、恋に依存し不眠で悩む有馬麻美、義母との関係や育児に悩む美菜。みんなが純喫茶や椎木夫婦に癒され自分を取り戻していく。こういう場所が近所にあったら嬉しい。

Posted byブクログ

2024/11/03

ぐったりとするくらい疲れていた日にパラパラと読んでいた本。 まるで縋るような気持ちで読んでいたな。 きっと誰しも大人だってもちろん、話をこうやって聞いてもらいたいんだ。

Posted byブクログ

2024/11/02

精神科医の旦那さん旬(じゅん)さんと、カウンセラーの奥様さおりさんが営む椎木メンタルクリニック。同じ街でお父様から引き継いだ純喫茶純を営む純さん。少し疲れてしまった人たちが、メンタルクリニックや喫茶店で癒されていく。  大学進学を機に上京してきた女子大生の子が健気でした。お母さ...

精神科医の旦那さん旬(じゅん)さんと、カウンセラーの奥様さおりさんが営む椎木メンタルクリニック。同じ街でお父様から引き継いだ純喫茶純を営む純さん。少し疲れてしまった人たちが、メンタルクリニックや喫茶店で癒されていく。  大学進学を機に上京してきた女子大生の子が健気でした。お母さんに心配かけたくないから泣き言も言わないし相談もしないで1人で抱え込んで、、、。親からしたらいつでも心配してるし、頼って欲しいけどな。  みんなが風邪をひいたら内科に行くみたいに、疲れちゃったり悩んじゃったら心療内科に行ける世の中になると良いな。かかりつけの内科、歯科、心療内科が当たり前になったらもっと生きやすい世の中になるんじゃ無いかな?

Posted byブクログ