好きになってしまいました。 の商品レビュー
【きっかけ】 図書館で見かけて。可愛らしいタイトルと装丁に吸い寄せられ、「これだ!!」と手にとってしまった。 (もりみーの『ペンギン・ハイウェイ』とかを読もうと思っていたのに…次回こそ読もう。読もう読もう詐欺で10年経ちましたよ…) 【あらすじ】 観葉植物(一部名前がわからない...
【きっかけ】 図書館で見かけて。可愛らしいタイトルと装丁に吸い寄せられ、「これだ!!」と手にとってしまった。 (もりみーの『ペンギン・ハイウェイ』とかを読もうと思っていたのに…次回こそ読もう。読もう読もう詐欺で10年経ちましたよ…) 【あらすじ】 観葉植物(一部名前がわからない)を愛で、ときに虫たちや鳥と戦い、…(略)…どこから読んでもミウラシヲンが溢れだす、読み始めたら止まらない抱腹絶倒のエッセイ集! 【心に残ったところ】 ◉“春が近づくとおぼいだずごとがある。すみません、鼻をかみます。” ◉“アイデンティティ・クライシス!我が活字愛は、こんなにも脆く崩れ去るようなものだったのか!活字より若い男子に夢中か!惰弱なり自分!…(略)…流行性感冒のようなもので、症状が少し落ち着けば、またしずしずと活字の世界に戻るのでした。俺はカモメ、おまえ(活字)は港。” 【感想】 ひーーーー!こんなにお腹抱えて笑うエッセイある??? クスってどころではない。 思わず「「「ぶふぉっっっ」」」って吹き出してしまうこと多数。 「俺はカモメ、おまえ(活字)は港。」でもうダメ、、、何を食べたらそんな文章を編み出せるのかと思っていたら、ゲラ校正のときに元ネタが判明したくだりまでひっくるめて最高に面白かった。 『舟を編む』などの超大作を作り上げてきた作家さんのエッセイとはとても思えない(大変失礼)、おかわりが欲しい。さっそく他のエッセイ本もぽちってしまった。 さすが大物作家さん、笑いを誘うものばかりではなく、時には「即身仏(ミイラ)をめぐる旅」といった真面目(?)なお話もあった。 一緒に現地をまわって解説をふむふむと聞いているかのような臨場感。 鉄門海上人の男根が保存されている云々の話は「うぉぅ…」と思わず声が漏れ出てしまった。痛いよう。(いや自分にはついていないのだが…)
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読みやすくわかりやすい文章(文章が上手)、量(3、4ページ)、これ満たされてるとエッセイの場合読む気が続くんだよな。 オタクな感性は共感もするしおもしろい。 軒並み角刈り、悩ましき法事旅(現地編)、悶絶の時間旅行、笑った。
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三浦しをんさんのエッセー大好き人間です!!対戦よろしくお願いします!!(なんの?) 安定の愉快で楽しい日々(大奮闘含む)と旅行のお話といろいろ。。。美は日常に潜んでいるものであり、高価な宝石とかキラキラしたものじゃなくてもいいんです、だから胸張ってください!そのくらいに日常に...
三浦しをんさんのエッセー大好き人間です!!対戦よろしくお願いします!!(なんの?) 安定の愉快で楽しい日々(大奮闘含む)と旅行のお話といろいろ。。。美は日常に潜んでいるものであり、高価な宝石とかキラキラしたものじゃなくてもいいんです、だから胸張ってください!そのくらいに日常にあるちょっとした「美しさ」を見つけ出す(なんとか引っ張り出す)とこが素敵だなあって思いました。 あと「私が求婚されない理由」は、自分とほぼ同じだったので、声出して笑いましたねいいんですこれで。
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作家さんの日記というか、頭の中の楽しい部分を覗き見したような感覚になった。 楽しい時、ちょっと辛い時、どんな時でも読めそう。
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あー楽しかった! 2012年から2022年にいろんな雑誌や新聞に発表されたエッセイをテーマごとに章分けしてあり、爆笑しながらぐんぐん読めてしまいます。後で初出紙誌一覧を見て、「えっ、こんなに時間飛んでるの?」と驚きます。しをんさん、本当にブレない人なんだなぁ…だから、安心して読め...
あー楽しかった! 2012年から2022年にいろんな雑誌や新聞に発表されたエッセイをテーマごとに章分けしてあり、爆笑しながらぐんぐん読めてしまいます。後で初出紙誌一覧を見て、「えっ、こんなに時間飛んでるの?」と驚きます。しをんさん、本当にブレない人なんだなぁ…だから、安心して読める! 2章と4章は旅がテーマですが、根っからの三重県人の私にとって、お父様の故郷・三重県南部の話題が嬉しいですね。
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2012~2022年の掲載されたエッセイ集。 旅や本、日常の作者の五感を刺激したもののを書き綴っている。 チャーミングで作者の選ぶ言葉のチョイスが好き。
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あー面白かった(*^▽^*)しをんちゃんのエッセイを読むたびに、友達の近況報告を聞いているような気分になる(*^^*)そしてアホは私だけじゃなかったと安心する(^o^;)
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しをんさんのエッセイ集。2012年から2022年まで。 「他で読んだことあるかも」なんて箇所もあるが ファンとしては何回読んでも笑えるからヨシ。 1章 美と愛はあちこちに宿る 「きらめきの記憶」しをんさんが自分へのご褒美にに指輪を買った。初めて知る著者の一面! 「苦手だけど好...
しをんさんのエッセイ集。2012年から2022年まで。 「他で読んだことあるかも」なんて箇所もあるが ファンとしては何回読んでも笑えるからヨシ。 1章 美と愛はあちこちに宿る 「きらめきの記憶」しをんさんが自分へのご褒美にに指輪を買った。初めて知る著者の一面! 「苦手だけど好き」「諦めの空中戦」「軒並み角刈り」 ポインセチアを風呂場で増やし、フェイジョアを巡っての鳥との格闘、シマトネリコの剪定。 そんなに植物たちと関わる時間があるの? 2章 あなたと旅をするならば 三重県愛に『神さりなあなあ日常』を読み直したくなり、宮島に再訪したくなり、大国魂神社も細部を見るぞと決意したり。 5章まである。 ひとつひとつのエッセイにツッコミを入れつつ、新たな発見をしつつ読む。 全てタイトルが秀悦!(当然か) 他のエッセイ集にあったが、「電車の中で隣の人が読んでいる本を覗き込み題名を探してしまう習性がある」に強く共感した^ ^
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三浦しをんさんのエッセイが大好きです。 今回もとても面白かったです! 1話数ページの短いエッセイが何本も続きますが、飽きずに読めます。『温泉と集中』が一番楽しく感じました。
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しをんさんは森羅万象に対して愛が溢れている そしてしをんさん可愛い エッセイを読み終えての しをんさんに対するわたしの印象です お風呂場でしか上手に育たない(しかも色付かない)ポインセチアを素っ裸で愛でるしをんさん 大嫌いなナメクジが鉢の裏で二匹寄り添うように身を寄せあって...
しをんさんは森羅万象に対して愛が溢れている そしてしをんさん可愛い エッセイを読み終えての しをんさんに対するわたしの印象です お風呂場でしか上手に育たない(しかも色付かない)ポインセチアを素っ裸で愛でるしをんさん 大嫌いなナメクジが鉢の裏で二匹寄り添うように身を寄せあってる姿を見て愛らしさと美を感じたというしをんさん(その仲良すぎな状態から繁殖行為だったのでは、と後に恐怖を感じたというオチつき笑) 全てのページにおいて否定的な言葉はひとつも出てこないし、むしろ出会った全ての人(や物や即身仏など)に対して愛しかないという感じがとれる。とても平和な気持ちになるエッセイ 家族に対して文句いいつつも定期的に一緒にご旅行されて仲良し家族だし(しかも面白旅行だし) ゴミ捨て場で会ったご近所のおばさんから言われた 「このあいだ、親戚の女の子が四十歳で結婚したのよ。だから…、諦めないで!」という余計なお世話ともとれる一言にも 「べつに結婚に興味ないんで」などと水を差すのも申し訳ないし、すっぴんでも「結婚予備軍」と見なされたということは、もしかしてスキンケアが効いてるということなのでは!って気もする。よし!(ポジティブシンキング) って心広すぎる笑 美味しいごはんやお酒、旅のあれこれも しをんさんにかかると 思わず笑っちゃう「すべらない話」になるところがすごいし素敵です YouTubeのイケメンに励まされながらダイエットに励む話も好きだなー 子どもの頃にサンタからもらった手紙が 雑誌や新聞の切り抜き または利き手じゃない方の手で書いたへろへろの字で脅迫文のようだったって話も この親にしてこの子ありって感じで笑える 夏目漱石や谷崎潤一郎の文学について語っているページは三宅香帆さんのテンションと似ていて楽しかった! 著者さんご本人のことを知ってから 小説を読むとまた違った読み方ができそう! 「愛なき世界」とか「仏果を得ず」とか まさにしをんさんだから描ける物語!って思えた
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