行きつ戻りつ死ぬまで思案中 の商品レビュー
小説の方はたくさん読ませてもらっているけどエッセイもまた、ふむふむと興味深く楽しませてもらった。言い方や考え方や捉え方が知っていた人に似ているのだけど、結構人に対して厳しめに感じる。決して嫌だとかではなく、こうやって言ったり行動してもいいんだと思えた。女性刑務所の事や母親役は荷が...
小説の方はたくさん読ませてもらっているけどエッセイもまた、ふむふむと興味深く楽しませてもらった。言い方や考え方や捉え方が知っていた人に似ているのだけど、結構人に対して厳しめに感じる。決して嫌だとかではなく、こうやって言ったり行動してもいいんだと思えた。女性刑務所の事や母親役は荷が重いなど難しいたくさんの問題ときちんと向き合って書かれていてとてもいい。テレビを、世界から音が消えて取り残されたような気がして消せないときあがあるという気持ちにすごく共感した。世代は違えどどの話もなるほどと思うし一理あると感じる。
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垣谷美雨はエッセイも面白いんだね しかしかなり不運な目にあってるな…クレームつけれないのは優しすぎるからなのか 女だからナメられた話、男尊女卑、セクハラ話とか共感します 「読者がリアリティがないと決めつけるのは読者が知っていることや想像できる範囲を超えているということ。」 「死ぬまで大人になれない」 「あなたは何度人生やり直したところで大差ない もう開き直るしか道はない、無理矢理にでも前向きに生きるしかない、年齢とともに楽しかったことより苦しかったことを思い出す」 「人間にとって誰かを喜ばせることが最大の喜び 老人に親切にするのは他人事でなく明日は我が身だから」 「歴史に興味が持てない。女性がほとんど出てこないからだと気付いた。教科書を読んでもまるで女がどの時代も存在しなかったかのようだ、女性が偉業を成し遂げても男にすり替えられたりする。 どこまでが史実でどこからフィクションなのか見極めるのは難しそうだ」 「老人にはキョウイク(今日、行く)キョウヨウ(今日、用)が必要。やることがないと老い、体調不良になる、死ぬまで好奇心が必要 人は達成感がないと気分が落ち込んでしまう生き物ではないか」 「人生の勝ち組は常に楽しい気分でいる人間。劣等感を抱く環境に身を置かないこと。年を取ると若い頃より傷つきやすくなる」 「男性から握手を求めてはいけない。後で何度も手を洗わずには居られないほどゾッとしたり何日経ってもそのときの感触を思い出して嫌な気持ちになるような、女なら誰しも経験のあるそんな気分に陥る男性はかなり少数ではないか この男女の感覚の違いで痴漢がどれほど重い罪であるか、性犯罪に巻き込まれ精神を病んだり自殺したりする女性の気持ちが男性には本当の意味では理解できないのではないか。刑罰が信じられないほど軽いのは、こういった感覚の違いのせいではないか」 「女性刑務所で明るい人は夫殺しの正当防衛をした人。刑務官の少なさは労働環境の悪さ。高齢者が4割もいて。すべての面倒を見なくてはならない。 高齢者が出所しても仕事がなくて生保もなかなか受けられない、どうやって生きていくのか。 刑務所では人間は更生しない、必要なのは更生ではなく住まいと仕事だ」 「海外の本を読んでも必ずといっていいほど女性の生きにくさに触れている。それを書かずには物語を進められないから」 「成功者は努力しただろうが運も良かった。発言を鵜呑みにしないこと」 「母親になれば自分の人生の主役は自分、という当たり前のことが剥奪される。この世に母親という役割ほど大変で辛いことはない。すべてを放り出してどこか遠くへ行きたいと思ったことのない母親なんているのだろうか。女は一歩外に出ると100人の敵が待ちがまえている 子育てといいながら、その殆どの時間を体力のいる家事に奪われている。そんな息もつけない倒れそうになる生活の中で子どもとじっくり向き合う時間がどれくらいあるだろう。【子育て】ではなくて【下働き】なのだ。20代30代という頭や体が最も充実している貴重な時間は二度と帰ってこない」 「時間もお金もない人生の何が楽しいのか。子どもありでも図々しいおばさん、非常識おじさんはいる。子育てで、自分も成長する、なんて嘘」 「酷いことをしてくる人、みんな悪気なんか無くてやってる」 「昔からの友達でも経済状況が、暮らしぶりや考え方に大きく影響しているし、親子関係の良し悪しや子供の学歴、舅姑との関わりなど自分自身以外のことでも差が出てくる。友人関係は3〜5割の共感があればそれでいい、細く長く付き合うなら緩い付き合い方の方が良い」 「親は素晴らしい人格者ではなく未熟な一人の人間。親は倒れそうになりながら働き、【疲れた】ともこぼさなかった。親は誰しもその時々で精一杯だったのに子供は親に多くを期待してしまう」
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ピシピシと手厳しい、けど後であんな事言わなきゃよかったと後悔している、という著者のイメージが感じられた。 タイトルどおりのエッセイ。
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2024.09.16 いろんな現代社会の断面について著書の思うことが述べられている。 同感しつつ、私の考え方が時代遅れになりつつあるのではとも思う。
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暮らしの中で潜在的に抱えてる問題を浮上させることが上手い作家さんだと認識のある垣谷美雨さんの初のエッセイとゆうことで、どんな感性を持って暮らしているのか普段着のひととなりを知ることができるエッセイは好きなジャンルで期待して読んでみたのですが・・・ 自虐ネタに陥らず、推奨ネタがちと...
暮らしの中で潜在的に抱えてる問題を浮上させることが上手い作家さんだと認識のある垣谷美雨さんの初のエッセイとゆうことで、どんな感性を持って暮らしているのか普段着のひととなりを知ることができるエッセイは好きなジャンルで期待して読んでみたのですが・・・ 自虐ネタに陥らず、推奨ネタがちと鼻につく感じで愚痴っポい普通のおばさんでした。脳内作家リサーチからするとかなりイメージ落としてしまいました。 逆にエッセイが面白すぎて小説よりもハマってしまって小説のほうは読めなくなってしまった作家さんもいらっしゃるし、小説もエッセイも両方興味をそそる作家さんもいるし・・・ なんとゆうか、自分にない個性とか違った感性に触れたとき、ハッとするような瞬間とか、憧れが湧いてくるのですがそれが感じられないのです。 柿谷さんの場合、ネガティブにほばほば共感できてなんらそこらにいるおばさん視線でツマラナイのです。 人生何度やり直しても本質が変わらないなら結果は同じなわけで、壮大な暇つぶしとか。リアリティは同程度の環境下にある人にとって切実に感じるわけだから振れ幅大きければ温度差あるのは必然ですね。 お孫さんまでいらっしゃる前期高齢者と知って、その世代の人からすれば進んだ感覚なのかもって気もしましたが、気の抜けたサイダーが喉を湿らす程度の刺激かな。 そんなこんなで普通すぎて興味湧きませんでした。 読書メーターみてエゴサーチしてるとかあったんですが、きっとブクログや他のSNSも全チェックしているに違いないって臭ってきたところは本音晒していて可愛いかったですww
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垣谷さんの小説をいくつか読んだので、エッセイを手にしました。同年代なので、共感出来るところもありました。とっても普通の方で親近感を感じました
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小説かと思ったら、エッセイでした。 身の廻りの呟き、みたいな感じの短文、散文な感じでした。 作家さんの日常とか考えとか興味深いものがあり、楽しく読めました!
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この作家さんの小説は面白いし読みやすいのだが、初エッセイは私には合わなかった。同世代ならではの共感もあるのだが、なんか知り合いの愚痴を延々と聞かされている感じがして入り込めなかった。
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今1番好きな作家さん。エッセイ。私よりちょっと先輩世代。女性である事の沢山のモヤモヤを言語化して代弁してもらって読後スッキリ。
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初エッセイ リアルな目線で小説を書く著者なので意外と?小心者、と描かれているのが意外だった どっしりと構えているイメージだったwwww 人は誰でもちょっと鬱っぽくなったり落ち込んだり、庶民っぽさが親近感 作中にリアリティーがないとかあるとかも描かれているけど私はあるサイドだった...
初エッセイ リアルな目線で小説を書く著者なので意外と?小心者、と描かれているのが意外だった どっしりと構えているイメージだったwwww 人は誰でもちょっと鬱っぽくなったり落ち込んだり、庶民っぽさが親近感 作中にリアリティーがないとかあるとかも描かれているけど私はあるサイドだった タイムマシンに乗れた私 男性が握手を求めるのはマナー違反? 昭和の「母」の価値観にびっくり 旦那さんがいるのに働いている子持ちの母はかわいそう、貧乏なんだね、と決めつけられて こどもがいる母は頭が悪いのイメージがあったなんてびっくり初めて聞いたwwww でもよく考えたら50年でこれだけ価値観が変わって(しかも世論が)いけるなら希望を持っていけるな 1番面白かったところ「こどもを持って一人前とよく聞いたけど、道で奇行をはたらいているおじさんおばさんにも子がいるのだろう。彼らは人間的に一人前なのだろうか」
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