クローズドサスペンスヘブン の商品レビュー
裏表紙に書かれた「全員もう死んでる」ミステリ、という言葉に惹かれて手に取りました。 登場人物に生者はなく、記憶を失った状態である六人の死者が、自分を殺した犯人を推理する、クローズドサークルものです。 文章は軽快で、登場人物もコミカルに描かれている為か、悲壮感や重厚感はありませ...
裏表紙に書かれた「全員もう死んでる」ミステリ、という言葉に惹かれて手に取りました。 登場人物に生者はなく、記憶を失った状態である六人の死者が、自分を殺した犯人を推理する、クローズドサークルものです。 文章は軽快で、登場人物もコミカルに描かれている為か、悲壮感や重厚感はありませんが、特殊設定がもたらす不思議な世界観は、従来とは違った魅力を感じました。 この作品がデビュー作とのことなので、今後どのような作品を発表されるのか、楽しみにしています。
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「全員もう死んでる」ミステリー。 発想が素晴らしく、唯一無二のミステリーでした。こんな設定の話は今まで読んだことがなかったです。 主人公たちもこの世界の仕組みを完全に理解はしてなくて、読者と一緒に少しずつ知っていく物語の進行も、飽きさせない展開で楽しめました。 映像化しても面白い...
「全員もう死んでる」ミステリー。 発想が素晴らしく、唯一無二のミステリーでした。こんな設定の話は今まで読んだことがなかったです。 主人公たちもこの世界の仕組みを完全に理解はしてなくて、読者と一緒に少しずつ知っていく物語の進行も、飽きさせない展開で楽しめました。 映像化しても面白い作品になりそうだと思いました。 読み終わった後に、もう一度表紙を見ると、、、また違った楽しみが味わえる一冊です。
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『天国で望みを叶えて成仏する…』 ミステリ本を調べていて、出会った本で、図書館で10ヶ月くらい待って借りてみた。 半分くらい読んでも、謎が謎のままだったのが面白かった。 死後の世界で、記憶が曖昧。そんな中の真相解明に、心底びっくりした。すべてわかった上での閉幕は、すっきりとしてい...
『天国で望みを叶えて成仏する…』 ミステリ本を調べていて、出会った本で、図書館で10ヶ月くらい待って借りてみた。 半分くらい読んでも、謎が謎のままだったのが面白かった。 死後の世界で、記憶が曖昧。そんな中の真相解明に、心底びっくりした。すべてわかった上での閉幕は、すっきりとしていてよかった。 読む前は、バタバタ亡くなっていき、解決していくハラハラストーリーかと思ったけど、ゆっくりゆっくりパーツを当てはめていくような謎解きだった。
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予めルールが明らかにされているのはなく、そのルールを探ることが事件の謎を解くことにも繋がっていくタイプの特殊設定ミステリ。登場人物が皆殺しにされる(されてる)系のクローズドサークルなのに、読後感が爽やかという、考えてみれば実に変な話。ロジックは鮮やかとまでは行きませんが、そういう...
予めルールが明らかにされているのはなく、そのルールを探ることが事件の謎を解くことにも繋がっていくタイプの特殊設定ミステリ。登場人物が皆殺しにされる(されてる)系のクローズドサークルなのに、読後感が爽やかという、考えてみれば実に変な話。ロジックは鮮やかとまでは行きませんが、そういうことを気にする話でもないでしょう。愉しかった。
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惨殺された6人が天国屋敷で返り咲くという特殊設定ミステリー。犯人はこの中にいる。記憶がない中でも真相を突き止めていく。始めからヒントはあったんだけどあまり考えずにさくっと読んでしまった。
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設定がやや特殊だが、複雑ではなくわかりやすい。 その特殊な状況の中で、限られた情報をもとに推理を進めていくストーリー。キャラや文章が軽快な感じなのでサクッと読めるのがよい。 重厚な本格ミステリを読むのに疲れた人にもおすすめ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すでに殺された登場人物が天国と現実の狭間にある天国屋敷で現実の自分たちを殺した犯人を突きとめるというストーリー。 いわゆる特殊設定ミステリーなのだが、何でもあり感が強いのが特徴です。念じた物は直ぐに出てくるし、死んだ状況を思い出すだけでその時と同じ状況を作り出すことも出来る。ミステリーとしてはフーダニットに焦点が当たっており、全員の記憶が無い状態でスタートする。そして現実の世界での姿と今の姿が違っているというのも、余計に謎を深めていてとても面白かったです。 主人公が何度も推理をするのだが、それが外れていて、もう一度推理するというのが続くため、少しもどかしいと思うかも知れないが、それすらも伏線であるところが良かったです。真相が分かった後に、表紙を見てみると「あぁ...そういうことか」となると思うので、それも込みで読んでみるととても面白いと思います。 そして、ラストシーンのみんなが成仏していくところは、切なくて、儚くて、でもみんな充実していたんだろうなと、その彼らの日常に読者と立ち会えてよかったです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 ヒゲオ:津田健次郎 メイド:雨宮天 オジョウ:種崎敦美 シェフ:斉藤壮馬 ヤクザ:杉田智和 ポーチ:羽多野渉 国沢秋夫(少年):高山みなみ
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帯に惹かれて購入。 読み終えて、これはミステリーなのか…?となってしまった。 設定は面白いけど、ミステリー特有の読後感は味わえなかった。
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全員が既に死亡している所から始まる。 設定が特殊なのでおもしろかったけど、何でもありだとちょっと冷める気持ちもないわけではなく… サスペンス読み込んでいる人だと物足りないかもとは思った。
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「全員もう死んでる」ミステリ 不思議な世界観の中で、環境の中で、登場人物たちが時に楽しそうに、時に悲しそうに過ごす様子がとても良かったです。 テンポよく読むことができました。あっという間に読了です。
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