クローズドサスペンスヘブン の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こういう設定大好きです。内容は読みやすくて、6人の中にいる(はず)の殺人犯を探していくのに良い意味でハラハラしなかった(←すごく褒めてます) 犯人の動機は「え?!そんな!」でしたが切なくもあり、面白かったです。 ただ、ヒゲオよ…うるさいぞ。
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面白かった。嘘と事実と現象が入り組んだ中で犯人を探す行為そのものが難しいのに、綺麗に事実だけが浮き彫りになっていく(しかも結構わかりやすい)ので、読んでいて飽きない良い作品だった
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どこかで話題になっていたので購入した作品 表紙は好み、著者はお初 詳しい前情報は持ち合わせてなかったけど「特殊設定」×「全員すでに死んでいる」ミステリ? となると白井智之の某作品(そで始まるタイトル)が頭に浮かぶけど… 〜ざっくりあらすじ〜 斬首されたと思ったら天国にいたわ...
どこかで話題になっていたので購入した作品 表紙は好み、著者はお初 詳しい前情報は持ち合わせてなかったけど「特殊設定」×「全員すでに死んでいる」ミステリ? となると白井智之の某作品(そで始まるタイトル)が頭に浮かぶけど… 〜ざっくりあらすじ〜 斬首されたと思ったら天国にいたわ どうやら同じ境遇の仲間が6人集まったけど犯人は誰? 〜感想〜 某白井作品の劣化版、は言い過ぎか 白井ファンなので許してください 下位互換?いやネックスレーベル向け、くらいにしておこう 中毒性有害物質(旨味成分)は抜かれていて、ロジックトリックも甘いとなれば、白井ジャンキーの自分だと高評価はつけられないな 犯行動機もマイナス点かな、と思ったけどラストに明かされるその真相はこれまた白井某作品(とりあえず1番有名なやつ)がチラつく もしかして意識してます? 流行りの特殊設定を作風とするミステリ作家が増えた(のかは知らないけど期待)点、このストーリーから一風さわやかな読後感まで持っていった点はプラス評価。人物描写も良かったなあ、軽いけど 総合評価4.0点 次の作品が出たら手に取ると思う
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かなり特殊設定のミステリだった!! 本当に特殊!!笑 でも、主人公が推理して真相を解明していくところや各人の正体を考察していく流れは本格的でとてもおもしろかった。 最後はほろっときました。
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ミステリーの美味しいところどり(巧妙に織り交ぜるといよりは、オマージュ的な)を、特殊な設定で上手く昇華した作品。 これ、作者が一番楽しく読んでたんじゃないかな、という感じがして、読者と言うよりは作者として一緒に執筆していくような感覚がした。 全員死んでいると言う特殊な設定なので...
ミステリーの美味しいところどり(巧妙に織り交ぜるといよりは、オマージュ的な)を、特殊な設定で上手く昇華した作品。 これ、作者が一番楽しく読んでたんじゃないかな、という感じがして、読者と言うよりは作者として一緒に執筆していくような感覚がした。 全員死んでいると言う特殊な設定なので、あまり重たくならずに、サクッと読めるエンタメ小説の趣きでした。映画化とかしやすそう。
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全員が最初から死んでいるところから始まるミステリーで、成仏するために自分達の死の真相を探っていく。会話文も多く、コミカルなやりとりがあるのでかなり読みやすい。中盤では6人が本当に和やかに楽しく過ごす時間もあって、絆のようなものも生まれて、初めて読むタイプの物語でした。
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特殊設定ゆるミステリとしては結構楽しめた!がちがちじゃないのはタイトル・表紙からわかるし、電車で気軽に読むにはこのくらいがいい感じだと思う。 設定凝ってて天国の条件の明かし方もなかなかなのに、動機と犯人像が適当でチープに。悪いことばかりではないけれど、もう少し詰めたら面白いミステ...
特殊設定ゆるミステリとしては結構楽しめた!がちがちじゃないのはタイトル・表紙からわかるし、電車で気軽に読むにはこのくらいがいい感じだと思う。 設定凝ってて天国の条件の明かし方もなかなかなのに、動機と犯人像が適当でチープに。悪いことばかりではないけれど、もう少し詰めたら面白いミステリになりそうだったなあ。
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文章が軽くてとても読みやすかったです。 現実で起こっている事件をすでにその事件で亡くなっている人たちで暴いていくというのも好みでした。ただ、重厚なミステリではないので少し物足りなく感じる部分もありました。後半にかけての展開はミステリを楽しめましたが冒頭〜中盤はややのんびりとした感...
文章が軽くてとても読みやすかったです。 現実で起こっている事件をすでにその事件で亡くなっている人たちで暴いていくというのも好みでした。ただ、重厚なミステリではないので少し物足りなく感じる部分もありました。後半にかけての展開はミステリを楽しめましたが冒頭〜中盤はややのんびりとした感じ。文章はとても読みやすいので重厚な作品を読んだ後の箸休め的な感じだとちょうど良いかなと思います。
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何者かに首を斬られて殺されたはずなのに、気づくとそこはリゾートビーチのある「天国屋敷」。そこに集まった六人の男女は記憶がなく、しかし現世でおそらく同じ犯人に殺されたらしい。少ない情報と記憶から真相にたどり着こうとする、特殊設定ミステリ。 島。屋敷。クローズドサークル、といえばミス...
何者かに首を斬られて殺されたはずなのに、気づくとそこはリゾートビーチのある「天国屋敷」。そこに集まった六人の男女は記憶がなく、しかし現世でおそらく同じ犯人に殺されたらしい。少ない情報と記憶から真相にたどり着こうとする、特殊設定ミステリ。 島。屋敷。クローズドサークル、といえばミステリのお約束なのですが。すでに全員死んじゃっているというぶっ飛んだ設定です。しかも被害者なら犯人を知っていると思いきや、記憶喪失とか。さらにこの世界でのお約束ルール(あの納戸、便利すぎやしませんか?)も面白く、ついつい謎解きを忘れて楽しんでしまいそうです。こういう死後の世界も、悪くはないのかも? ユーモラスな読み口ながらもラストはしんみり、のさじ加減も絶妙です。これこそ彼らに与えられた、つかの間の安息だったのかもしれません。
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殺された男が目を覚ますと、リゾートビーチと西洋館があった。殺された事実だけは覚えているが、その他のことは何も思い出せない男。西洋館には同様の状態であることを主張する五人の男女がいた。 記憶がないため、事件の状況は、毎日届けられる新聞から推測するしかない。この状況を打破するため、最...
殺された男が目を覚ますと、リゾートビーチと西洋館があった。殺された事実だけは覚えているが、その他のことは何も思い出せない男。西洋館には同様の状態であることを主張する五人の男女がいた。 記憶がないため、事件の状況は、毎日届けられる新聞から推測するしかない。この状況を打破するため、最後に館に現れた“ヒゲオ”は、あれこれ推理する。 殺された被害者たちが「天国」のような場所に集められ、自分の死の真相を推理するというなかなかシュールな設定は興味深い。
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