Row&Row の商品レビュー
夫婦って本当に不思議だ。 なんで別れないのか?と不思議になるほどケンカばかりしている夫婦もいれば 円満離婚とか言って、仲良さげに別れていく夫婦もいる。 人はみなそれぞれなのだから、夫婦の形が千差万別なのも当然か。 主人公夫婦の出した結論は予想通りだったけれど 私は彼女のこの後の人...
夫婦って本当に不思議だ。 なんで別れないのか?と不思議になるほどケンカばかりしている夫婦もいれば 円満離婚とか言って、仲良さげに別れていく夫婦もいる。 人はみなそれぞれなのだから、夫婦の形が千差万別なのも当然か。 主人公夫婦の出した結論は予想通りだったけれど 私は彼女のこの後の人生を読んでみたい。 人と一緒の煩わしさか、一人の寂しさか、 私達はどちらかしか選べないものね。
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自分が決してたいそうな芥川賞候補作品ばかりを好んで読むような立派な読書家である、などと言うつもりは無いが、じっさい、最近の私が読み終えた(それもだいたい一気に)書籍、また読みたい書籍、と言うのは芥川賞候補作品、が多い。 何が言いたいかと言うと、かつて私が今ほど読書に熱中していな...
自分が決してたいそうな芥川賞候補作品ばかりを好んで読むような立派な読書家である、などと言うつもりは無いが、じっさい、最近の私が読み終えた(それもだいたい一気に)書籍、また読みたい書籍、と言うのは芥川賞候補作品、が多い。 何が言いたいかと言うと、かつて私が今ほど読書に熱中していなかった頃に読み終えた「エンジェルズ・エッグ」で感銘を受けた村山由佳さんの今作品であるが、その時ほどの感慨深さは感じられず、長編の決して良い意味では無く淡々と進行していく情景や主人公たちの心情風景には、たとえ創作の中であっても魅力を感じて興味を持って読み進める事はできなかった。 全編の三分の一程度しか読みきれていないので生意気な事を書く資格も無いのかもしれないが、そもそもが雑誌(確かサンデー毎日誌)での連載であったらしい。その辺りも若干、下世話な、ありがちな、創作の結果となっているのかもしれない。 もちろん卑下するつもりなど無いし、世間一般のいわゆる「ボリューム層」を捉えた場合にはこの主人公達のような家庭環境、職業意識、日常生活、が浮かび上がって来るのかとは思う。ただ、私にはそこまで興味を抱いて、読み進めていきたい、と思える内容、では無かったように思う。
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男ってアホー。 女のプライドは分かる。 なにかの拍子で結婚して後悔し続ける話。 つまり結婚はタイミングや勢いも大切だけど、熟考も大変に必要。
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※このレビューにはネタバレを含みます
★4.5なんですが、刻めないので★4 お叱りを承知で、すっごいざっくり概要を言うと 『お付き合いして結婚した男女が、(根本的に)話がかみあわず、心も身体も離れていくお話。というか元々通じ合ってなかったかな...的な』 え?間違ってないよね?笑 ◆瀬を早み 岩にせかかる滝川の われても末に逢はむとぞ思う そこにないものの話ができない相手はつらい ◆「きみの醸し出す、あの〈寄らば斬る〉的な雰囲気、僕は嫌いじゃない」黒田部長→涼子 ◆「大人っていうのは、自分で自分の機嫌を上手に取れる者のことをいうの」雪絵→涼子
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「妙なところで明治大正女」というまたのパターン。でも、村山由佳は好きだから、同パターンのどんなバリエーションかなと楽しみに読んだ。 二人の視点で交互に書かれているので、今回は夫の考え方や言い分がよりわかりやすかった。余計にイライラしたけれど。 何作かこのパターンをなぞるのは、...
「妙なところで明治大正女」というまたのパターン。でも、村山由佳は好きだから、同パターンのどんなバリエーションかなと楽しみに読んだ。 二人の視点で交互に書かれているので、今回は夫の考え方や言い分がよりわかりやすかった。余計にイライラしたけれど。 何作かこのパターンをなぞるのは、村山由佳が本当に伝えたいことなのだと思った。古風な女はまだまだたくさんいる。ただ、離婚して生活できる経済力を持つ女はそういない。
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どんな結末になるのか、と思ったけど、涼子、よかったね、と言ってあげたい。 しかし男はアホだねぇ。 今回は白でも黒でもない、桃色ムラヤマさん、何度もドキドキさせてもらいました。
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こんな恋愛あるんかい^_^ドラマになるだろうなー^_^やっぱり小説に出てくる女性、涼子にみどりは、かわいい、素敵な女性としか思えない^_^
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またこの手の話か…。とちと残念に思いつつ読み始めたが、よーやく自己憐憫さが薄らいだ(またはこちらが慣れた)ようで、これまでのような苦手な感触はなく読めた。 とりあえず無邪気な暴君夫と頭でっかち萎縮妻の冷えた関係系はこれでしばらく打ち止めにしてもいーんじゃないかな。 今回は違うけど...
またこの手の話か…。とちと残念に思いつつ読み始めたが、よーやく自己憐憫さが薄らいだ(またはこちらが慣れた)ようで、これまでのような苦手な感触はなく読めた。 とりあえず無邪気な暴君夫と頭でっかち萎縮妻の冷えた関係系はこれでしばらく打ち止めにしてもいーんじゃないかな。 今回は違うけど母との確執系も。
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すごい話。 500ページ超えてるのに一晩で読んでしまった。 なんで本屋大賞候補じゃなかったんだろうと思ったけど、性描写のある本は選ばれないのかな? 「村山さんが書いた本と言うことで女の人も結構読むんだろうな、大丈夫かな?」とか思ったけど、そもそも書いたのも「女の人」だった。 何言...
すごい話。 500ページ超えてるのに一晩で読んでしまった。 なんで本屋大賞候補じゃなかったんだろうと思ったけど、性描写のある本は選ばれないのかな? 「村山さんが書いた本と言うことで女の人も結構読むんだろうな、大丈夫かな?」とか思ったけど、そもそも書いたのも「女の人」だった。 何言ってるんだか(^^;
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涼子と孝之の目線で、交互に物語が展開していく。 リズム感がよく、500ページ強を一気読み。 面白かった! 結婚生活が長くなってきた人には、共感できるポイントがいくつもあると思う。 相手に敢えて伝えるほどのことではないんだけど、ちょっとした不満が溜まっていく様子。 美登利が現れてか...
涼子と孝之の目線で、交互に物語が展開していく。 リズム感がよく、500ページ強を一気読み。 面白かった! 結婚生活が長くなってきた人には、共感できるポイントがいくつもあると思う。 相手に敢えて伝えるほどのことではないんだけど、ちょっとした不満が溜まっていく様子。 美登利が現れてからのゆらぎ。 そういった心情描写が繊細でとてもよかった。 性描写も多いけど、涼子の時は嫌な気分にならないのは、感情移入しているからだろうか。 美登里には嫌悪感しかなかった。
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