成瀬は天下を取りにいく の商品レビュー

宮島未奈(著者)

2023/07/21

前評判を舐めていた。
あえて避けてすらいたのだが、全くの杞憂だった。

久しぶりの最高傑作です！

単なる高校生の青春小説ではなかった。
滋賀、膳所の地元愛、仮名でないローカルなお店などの名称そのままにリアリティもあり一緒に楽しめる。

著者のR-18文学賞のインタビューを読んで、ますます面白さの源を知る。しばらくはこの明るく面白い路線で楽しませてください。

2023/07/20

舞台は滋賀県。両親の故郷が滋賀ということもあり出てくる地名やお店も馴染みがあって懐かしかった。成瀬はとても個性的な人だけどとても魅力的。そしてその友だちの島崎もそんな個性的な成瀬に寄り添ってくれていて良いコンビでした。読んでいて元気が貰える話でした。

2023/07/19

確か王様のブランチか何かで紹介されてたんだっけ？
西武大津店の閉店をきっかけにした物語ということで図書館に予約してかなり時が経ってやっと回ってきたけれど、うーん、、、面白かったのは最初の西武大津店が閉店するまでの話と、小学生の頃のともだちと30年近く疎遠になっていた話で、あとは成瀬があまりにも突拍子もなさすぎるのと、現実離れしすぎるのとで感情移入出来なくて、ただ時系列を確認しました、みたいな感想。
成瀬の相方の島崎はいい子だな、勉強とか才能は成瀬がずば抜けているんだろうけど、実際は島崎のような人間力のある子が誰とでも平和に進んでいけるんだろうな。

2023/07/17

爽やかで、クスッと笑える良い本に出会えました。
成瀬は本当に素敵な女性で、読んでいくうちに、大好きになりました。
彼女の友人、島崎も素敵です。成瀬に振り回されても成瀬を大事に想っているのが伝わってきます。

失敗を恐れず、様々挑戦する成瀬が輝いてみえました。

2023/07/18

あれれー、期待しすぎちゃったかな。
島崎の絶妙な距離感、すごく大事。一歩間違えると、「成瀬に振り回された」という被害者意識を持ってしまいかねない。島崎、いい上司になりそう。

2023/07/17

　ぼくの学生時代にも『成瀬』はいた。平均を目指すその他大勢から言わせたらエイリアンで、遠巻きに見ているしかなかった。はたして『成瀬』はあの頃をどんな風に思い出しているのか聞いてみたいが、あっさりとした返事が返ってくるんだろうな、きっと。「えっ別に、楽しかったよ」なんて。聞かなきゃ良かった。

2023/07/17

中高生でも読みやすいシンプルな面白さのある内容。滋賀県ネタと時事ネタ豊富でクスッと笑える。何より、主人公成瀬あかりの強烈なキャラクター！表紙のかわいらしい顔立ちで、普段我々がやってみたいとは思うけど、行動には移せないさまざまなことに挑戦するから面白い。サイボーグ成瀬って感じ。
そんな彼女に驚きつつも、好感を持って温かく接する島崎みゆき。2人の関係性が良い。島崎は、自分がいなくても成瀬は大丈夫って思ってるけど、サイボーグ成瀬は、島崎がそばにいなくなるって思うと、調子が狂いはじめ、ただの平凡な女の子になるところが、本当にかわいらしくて。成瀬のことが大好きになった。
成瀬は成瀬だから、島崎がいなくなることに対して泣くとかは絶対しないんだけど、泣いていなくても、成瀬が本当にショックで悲しんでることが文字から伝わってきて、うるうるしてしまう。離れてても、変わらない2人の関係性を期待できるエンド。

2023/07/16

サクサク読めた。
最近はあまり読まないジャンルの話で　風景描写や心理描写が少なく日常が淡々と進んでいく様子。
成瀬や島崎の数年後を見てみたいと思う。

2023/07/16

成瀬、島崎のコンビ最高でした。
成瀬がなんでもできると見せかけて、ラストのエピソードが良かった。落涙。
映画もしくはドラマ化しそうー

2023/07/16

まずタイトルと装丁がとても素敵で、読むのをずっと楽しみにしていた1冊。

何事にも真っ直ぐ全力、ひたすらにゴーイングマイウェイな成瀬はとてもかっこいい！
それをそばで見守る島崎のキャラクターも良いです。

個人的にはお笑いがとても好きなので、2人がM-1グランプリに挑戦するエピソードが特にめちゃくちゃ面白かったです。
実際の過去の大会の話も出てきて嬉しかったし、自分もM-1に出てみたいなーと考えたことがあるので、予選の様子などもとても興味深く読みました。
こういう読み方をしてる人はあまりいないかもですが笑

読み終えた後、自分も何かに挑戦してみたくなる、前向きな気持ちにさせてくれる作品でした。
学生の方は夏休みにぜひ読んでみてほしいです(^^)