こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。 の商品レビュー

標野凪(著者)

2023/05/05

前作で気に入ったので、続きを購入しました。
心が疲れてしまったときに、癒やされる短編集です。生きるって楽しいけれど難しい。
こんなカフェがあったら絶対行きたい。ソロリさんとドードーの絵にも会いたいなあ。
各話の登場人物がちょっとずつ繋がっているのも嬉しいところです。

2023/04/29

またそろりさんに会いたくて、手に取りました。
心が疲れたとき、なんだか気持ちがざわざわするときに、また読みたいなと思います。

2023/04/28

喫茶ドードーのリラックスできる空気感が、好きで、読みながら、癒されると思いました。
ただ、そういうリラックス感を求めて読んでいたせいか、途中から、アドバイスなどが少し説教臭く感じてしまいました。

2023/04/25

そろりさんがシャボン玉を沢山飛ばしてくれたおかげで、心が軽くなりました。

読みやすさ抜群で、心が疲れている時でも･･･疲れている時こそ読んで欲しい1冊です。

ちょっと一息つきたい、ちょっとだけ立ち止まって考えたい、そんな時にオススメの本です。

あなたの心が晴れますように。

2023/04/23

シリーズ第2弾。
連作5話短編集。
今回も店主そろりの美味しい料理が、お客様の悩みによりそうメニューになっていて、看板を見るとついつい足を運んでしまう。

マイペースながら悩める人の気持ちがよくわかる店主そろりのことばが、押し付けがましくなくて心にじんわり沁みてくる。

①君が正解のオムレツ
効率的で要領がいいようで、早足すぎて失敗し、ペースが違う相手をよく見てなかった。
『失敗したらやり直せばいい、自分だけの正解はある』

②傷つかないポタージュ
些細なことを気にしすぎて、冷静でいられない。
『心が窮屈になっていたりするときこそ、ひとつ行為を挟むことが大切で、それは自分が傷つかないための養生と同じ』

③時を戻すアヒージョ
違う立場の人から勝手に断定されると嫌なくせに他人に同じことをしている。
『立場が変われば考えも変わる。それは仕方のないこと。知らなかったことを知っていく、それが大切』

④自信が持てるあんバタートースト
自分の存在がないことのように扱われる。
『自信を持つこと、つまり自分を信頼すること』

⑤春一番のコトダマ
常連の睦子さんが、昔の仕事関係の人に「すごいじゃないですか」と言われて嫌な気分になったけど『有無を言わせぬ唯一の存在になるよう決意した』ってところが凄い。

「贅沢って何だと思う」と尋ねる睦子に『穏やかな時が過ごせること』と答えるそろり。
このことばが素敵!
最高のひとことを頂きました。

2023/04/17

コロナ禍の日本で、頑張りすぎちゃっている人たち、「お体だけは大事に」、あとお心もお忘れなく！　立ち止まること、迷うこと、一休みすることは法律化したいほど必要だと思いますよ！

2023/04/16

『喫茶ドードー』シリーズ第2弾。
『贅沢って何だと思う？』との質問に喫茶店の主人のそろりは『穏やかな時が過ごせること』と答える。ああ、確かにそうだ。高価な物を買ったりするのもそうだろうけれど、もしも常に穏やかな気持ちで穏やかな時が過ごせるならばそれは最高の贅沢かもしれない。
今回の『喫茶ドードー』は傷ついた言葉を追い払いほんわかした気持ちを残してくれる温かいお話しでした。

2023/04/15

おひとり様専用カフェ「喫茶ドードー」。
店主のそろりは今日も誰かのこころにそっと囁きかけるようなメニューと共に、お客様を迎える。

人それぞれにいろんな事情や悩みがある。
他人から見たらささいなことでも本人にとっては人生を揺るがす大きなことだったりもする。
その全部に気づかなければいけないなんてそんなことは無理だけど、気づこうとする気持ちは持っていたいと思う。

前作から続いて登場する、常連さんの睦子さんが好きです。

2023/04/15

人の言葉に傷ついたり、悩んだりしている女性たちが、喫茶ドードーで美味しいものを食べ、元気を取り戻す話

まったりしている空気感とか
美味しそうな料理達とか
すごく素敵だなと思う

うちの近くにも喫茶ドードーが欲しい

2023/04/14

今回も「喫茶ドードー」の世界を堪能した。
気をつけていても、何気なく傷つけることも慰安することも出来てしまうのが言葉というもの。「言霊」という言葉が持っている力は思っている何倍も強い。自分自身が言葉で傷ついた経験があり、言葉には慎重に生きてきた。それでもやはり言葉で悩む日々。これからも熟慮を重ねて言葉を発言していこうと思った。まだまだ人生は長い。そんな時にまた、ドードーに戻って、そろりさんがそこにいるように、話を聞いてもらうように読みたいと感懐を抱いた。