水車小屋のネネ の商品レビュー
とにかく分厚くて超長い本だけど、読む価値あります。なんかコレと言って大きな出来事が起こるわけではないんだけど、人と人との繋がりとか暖かさが作品から滲み出てて、あぁこんな関係性を私も町の人たちと作れたらなぁと羨ましくも思いました。
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長かった〜。 皆さんの感想や評価を見て読んでみましたが、 私には合わなかったみたいです。 読解力が足りないのでしょうか? 今喋ってるのは誰? この文章は誰視点? と読み返す事が多々ありました。
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何も特別なことは起きないけど、素朴で飾らない生活とその町に住む人達の良心が描かれた小説でした。 ちっさいちっさい規模感で、人生の1部を見させてもらったなと。誰かが町に引っ越してきた、コーラス会があって練習をするんだ、受験勉強の手伝いをありがとう、服を作ってくれてありがとう、あそ...
何も特別なことは起きないけど、素朴で飾らない生活とその町に住む人達の良心が描かれた小説でした。 ちっさいちっさい規模感で、人生の1部を見させてもらったなと。誰かが町に引っ越してきた、コーラス会があって練習をするんだ、受験勉強の手伝いをありがとう、服を作ってくれてありがとう、あそこの図書館いってたよ、とかとか。人生ルンルンとかじゃない、等身大の人の生活、ありのまま、この言葉が本作品には1番似合ってると思いました。 それと、良心で出来上がったという主人公だけど、ほんとにその通り!!今こんな風に自分がいることが出来るのも、全員の良心があってこそだよね。人との関わり、出会い、そこで溢れる人の気持ちは一生自分の中にあり続けるんだろうなと。 最後に、正直一人称が結構変わるし、淡々としてるところもあって読みずらいとも感じた1冊。だけど、どんだけ何週間も読めない時間があっても、気になってしまって読めてしまうのもこの本の魅力なのかなと思いました。なんか、カフェで友達とダラダラと人生語り合ってる感じ。またやりたくなっちゃう感じです。 分厚い本だけど、全然時間をかけて読んでいい本! 忙しくて読めない!って人こそ、あったかいこの話、読んで欲しいな、!
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小さな親切に皆支えられて生きている、ということがテーマ。私は受け取る側だった理佐と律の強さ、素直さがとても良かったと感じた。 理佐と律は小さな親切を素直に受け取ることができる。実父や義父の記述を見ると、なかなかそんな風にはいかないのが現実だよな、と感じてしまった。 姉妹の芯の強...
小さな親切に皆支えられて生きている、ということがテーマ。私は受け取る側だった理佐と律の強さ、素直さがとても良かったと感じた。 理佐と律は小さな親切を素直に受け取ることができる。実父や義父の記述を見ると、なかなかそんな風にはいかないのが現実だよな、と感じてしまった。 姉妹の芯の強さや素直さが、どこから来るのだろうと気になってしまった。 何といっても理佐がすごい。さとるもけんじもすごい。皆、小さな親切を素直にもらって力強く生きている。私も小さな親切をたくさんもらって生きているんだろうけど、認識してるだろうか、素直に受け取れてるだろうかと顧みてしまった。 誰かに親切にしないと、人生は長すぎるって本当にその通りだと思った。誰かに親切にしていきたいし、小さな親切を素直に受け取っていきたい。
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内容(ブックデータベースより) “誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ” 18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉 ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生―― 助け合い支え合う人々の40年を描く長編小説 毎日新聞夕刊で話...
内容(ブックデータベースより) “誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ” 18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉 ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生―― 助け合い支え合う人々の40年を描く長編小説 毎日新聞夕刊で話題となった連載小説、待望の書籍化! 令和6年3日~8日
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第21回本屋大賞第2位 第59回 谷崎潤一郎賞 第17回 啓文堂大賞文庫大賞 第21回 キノベス!2024 第3位 第4回 みんなのつぶやき文学賞 第1位 読み終わってまず感じたのは、出会った人に親切にしたいなということ。 本作は18歳の理佐、8歳の律の訳あり姉妹が、とある町...
第21回本屋大賞第2位 第59回 谷崎潤一郎賞 第17回 啓文堂大賞文庫大賞 第21回 キノベス!2024 第3位 第4回 みんなのつぶやき文学賞 第1位 読み終わってまず感じたのは、出会った人に親切にしたいなということ。 本作は18歳の理佐、8歳の律の訳あり姉妹が、とある町で人々に助けられながら過ごした40年間の物語。 未熟な2人は、もちろん周りの大人たちに助けられながら成長をしていくことになる。 2人は素直にその幸運に感謝をして、自らも人に手を差し伸べる人間になっていくという。 じんわり優しさが波及していく様子が丁寧に、ゆっくりと描かれていて、つまり、とても長い^^; 素敵なのは、 律が自分は「これまで出会ったあらゆる人々の良心で出来ている」と思い、 律に助けられた研司も、「出会った人が分けてくれたいい部分で自分はたぶん生きている」 と述べているところ。 私もこれまで出会ってくれたたくさんの人の良心で今の私になっているのだと思うと、自分も人に親切をして誰かの一部になれたらいいな、と思った。 ヨウムのネネは終始癒しキャラでかわいかった。
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じんわり温かい話、表紙の可愛らしさ、温かい さそのままの世界観 手元に置いて定期的に読み直すと思う、お気に入りの本になった
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じんわりと温かさが広がって、ほっと息がつけて心穏やかになるような、そんな素敵なお話しだった。 出会った人がわけてくれたいい部分で自分はたぶん生きている、周りの人のいい部分が自分を作ってるって、そんな風に思える人生って本当に素敵なことだと思います。 律とお姉ちゃんと周りの人たちとの...
じんわりと温かさが広がって、ほっと息がつけて心穏やかになるような、そんな素敵なお話しだった。 出会った人がわけてくれたいい部分で自分はたぶん生きている、周りの人のいい部分が自分を作ってるって、そんな風に思える人生って本当に素敵なことだと思います。 律とお姉ちゃんと周りの人たちとの40年を一緒に過ごしているような気持ちになった。とっても大きな何かが起こる訳ではないけれど、それぞれが自分に起きた事に向き合いながら、周りの人にも助けてもらって、そして自分もいつかそれを返していくという、そんな素敵な循環が詰まっていた。 世の中の人たちがみんな、こうやって人と関わることができるようになれば、心穏やかに過ごせるのになと思う。ネネとネネが大好きな人たちとの掛け合いはとっても癒しでした!
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姉は妹の身を守り、自分の人生を守るため、高卒後に進学を捨てて、妹と共に暮らし始める。姉妹の40年にわたる物語。 彼女達の母・義父以外の彼女たちに関わる人々はみな親切で、彼女たちはその善意に支えられて成長し、暮らしてゆく。水車小屋のネネと過ごすちょっと風変わりで穏やかな日々。40年...
姉は妹の身を守り、自分の人生を守るため、高卒後に進学を捨てて、妹と共に暮らし始める。姉妹の40年にわたる物語。 彼女達の母・義父以外の彼女たちに関わる人々はみな親切で、彼女たちはその善意に支えられて成長し、暮らしてゆく。水車小屋のネネと過ごすちょっと風変わりで穏やかな日々。40年の間には、時の流れと共に周囲の人との関わり方も変わり、出会いと別れがある。その中でネネは変わらない。 ネネがずっとずっと長生きしてくれますように
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心があたたかくなる。ほんのちょっとの、でも奥深い優しさ、温かさに心が満たされた。 人のあたたかさに涙が溢れた。 まるで日本のヒュナム洞書店に来たような、街、村の人々の優しさを感じる 人生は回る。 誰かがやっていた仕事を、またはやろうと試みたことを、また新しい人が繋ぎ、それを繰り返...
心があたたかくなる。ほんのちょっとの、でも奥深い優しさ、温かさに心が満たされた。 人のあたたかさに涙が溢れた。 まるで日本のヒュナム洞書店に来たような、街、村の人々の優しさを感じる 人生は回る。 誰かがやっていた仕事を、またはやろうと試みたことを、また新しい人が繋ぎ、それを繰り返し、少しずつ前に進んでいく。 人からもらった優しさを、また他の誰かに繋げる。そんなバトンパスが世界中のあらゆるところで起きていたらいいなと思う。 鳥,苦手だけど私もネネと友達になってみたい。
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