君に光射す の商品レビュー
ずっと主人公にイライラしてた。典型的な偽善者。中途半端に介入して児相に相談していいことした気になってる。だったら最初の置き引きから捕まえて警察に渡すか最後まで介入しないかにしなさいよとなった。シングルの女もムカつく。何も出来ないくせに強がって結局警察行って解決ってなんだよ。最初か...
ずっと主人公にイライラしてた。典型的な偽善者。中途半端に介入して児相に相談していいことした気になってる。だったら最初の置き引きから捕まえて警察に渡すか最後まで介入しないかにしなさいよとなった。シングルの女もムカつく。何も出来ないくせに強がって結局警察行って解決ってなんだよ。最初から警察行けバカ。お前のせいで仕事やめた人がいるんだぞ。まあそれも主人公が中途半端に同情して軽はずみなこと言ったせいなんだけどね。小野寺作品の主人公特有の優しさを持った気弱な青年が今回の作品は完全に悪い描かれ方をしたなという感想。
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ある事情で小学校教諭を辞し、警備員に転職した石村圭斗が主人公。この事情は追々語られるが、まあ彼らしいといえば彼らしい。そして仕事は変わっても人の性格は変わらない。小学校教諭時代と同じ目線で、ショッピングセンターの警備をこなす。 主人公は人を恨まないし、羨むこともしない。淡々と現在...
ある事情で小学校教諭を辞し、警備員に転職した石村圭斗が主人公。この事情は追々語られるが、まあ彼らしいといえば彼らしい。そして仕事は変わっても人の性格は変わらない。小学校教諭時代と同じ目線で、ショッピングセンターの警備をこなす。 主人公は人を恨まないし、羨むこともしない。淡々と現在と向き合っている。それでも助けられる人がいれば手を差し伸べてしまう。 基本、いい人なんだろうが、小説として読んだときに少々物足りなさを感じてしまった。
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主人公の素朴でまっすぐな感じに共感が持てた。 さあ、明日もがんばろう!と思える気持ちにさせてくれる本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
じんわりと染み入る作品でした 小野寺さんの作品は久々でした 元教師の主人公が 警備員をしている日常と なぜ教師になったのか なぜ教師をやめたのかが 交互に描かれています ネグレクトや、ストーカーなど 内容はハードなはずなのに のんびりした雰囲気がするのは なんでしょうね、 小野寺さんの世界観でしょうか 独り言のように進んでいく物語が とても心地よかったです 石村が教師時代にしたことを読むと 先生という仕事の難しさを感じます 生徒を守りたい 生徒を救いたい けど少し手をかけると 問題に発展したりする 教師が勉強を教えることで 問題になるなんてなあ… 教師になる人は 子どもを守りたいという気持ちが 強い人も多いと思うと すごく難しいなーと。。 その後どうなったのかなとか このままなのかなとか 思うところもありますが それも含めて この作品の味かなと思いました(^^)
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小学5年生まで母子家庭で母親からネグレクト同然の家庭環境で育ち、母親の実家の長野に預けられて育った主人公。自分で生きるために教師という資格をとり、小学校の先生として働いていたが、辞めてしまい警備員として働いている(33歳)。 そんな主人公のどこにでもある日常の中、なぜ小学校...
小学5年生まで母子家庭で母親からネグレクト同然の家庭環境で育ち、母親の実家の長野に預けられて育った主人公。自分で生きるために教師という資格をとり、小学校の先生として働いていたが、辞めてしまい警備員として働いている(33歳)。 そんな主人公のどこにでもある日常の中、なぜ小学校の教師を辞めたのかを主軸に語られる、人を助けるとは、あるいは人から助けられるとはを問いかけた作品(だと思います)。 日々一生懸命生きている普通の社会人である主人公が描かれているので、劇的な話ではなく淡々としているので、エンタメ小説として読むと物足りない感じはあるかもしれませんが、だからこそ生々しいというか、主人公を自分自身を重ねやすいなと思いました。 別に教師になって何を志すというわけでもなく、生活していくために何らかの資格であったり公務員になる方なんていっぱいいると思うし、大したスキルなんてないかもしれないですが、仕事についたら相応の責任をもって一生懸命仕事しているうちにその職業のエキスパートや相応しい振る舞い考え方をもつなんていうのもわかる気がしました。 また、特に人を助けようと思ったわけではなく何気なくやったことや、なんともなしに話したことがその人の救いになることもあるし、どんなに助けたくても怖さや関わりたくないなどで助けないこともあるし、助けたつもりが助けになってないということもあります。 人助けというのは結局、偶然、必然であれ「あなたに光が射すかどうか」ということなのかなと思いました。 そして、その光は誰に誰に射してもらってらってもよいし、苦しんで耐えていれば、あるいは助けてと叫べばいつかあなたに光が射すタイミングがくるかもしれない。 そんなことを思った読後でございました。
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Amazonの紹介より 僕は三年前に小学校の教師を辞めた。 昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。他人と深く関わらずに生きようと決めていたはずだった。 でも、勤務先で置引未遂を犯した10歳の少女との出会いが、立ち止まっていた僕を動かして……。 自分を犠牲にしてま...
Amazonの紹介より 僕は三年前に小学校の教師を辞めた。 昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。他人と深く関わらずに生きようと決めていたはずだった。 でも、勤務先で置引未遂を犯した10歳の少女との出会いが、立ち止まっていた僕を動かして……。 自分を犠牲にしてまで誰かを助けることは愚かなことだろうか? 本屋大賞第二位のベストセラー『ひと』の著者が贈る、ひとりで頑張ってしまう人への応援歌! 小野寺さんというと、特徴的なのが会話です。あまりト書きとなる文章を書かずに会話が長く続くので、その場の空気を多く感じさせてくれます。この作品でも、2人の会話がずっと続くので、緊張感や雰囲気が他の小説よりも、より長く味わえるので、個人的にはそこに作者ならではの読み応えがあるなと思います。 今回の作品では、現在警備員として働く主人公が、穏やかに日々を過ごしていく中で、ある少女と出会い、助けていく物語となっています。ただ、主人公は昔先生をしていたようで、時折先生だったパートを挟んでいきます。 なぜ、先生を辞めなければならなかったのか?徐々に明らかになっていくのが、彼が優しすぎるが故に起きてしまった出来事に何だかやるせない気持ちになりました。 優しさというと、人を幸せにさせるイメージがあるのですが、時に誤解を招いてしまい、悲劇へと変化することもあります。優しい人って、色んな悲しみを抱えている人という言葉をどこかで聞いたことがあったのですが、まさにその通りだと思ってしまいました。 良い行動だと思っているのに何で、それがいけないことなのか?何とも複雑で悔しく、矛盾な感覚があって、やるせない気持ちになります。 先生と警備員、それぞれのパートでは、主人公の勇気ある行動をとります。読むたびに「それはダメだよ」「それは良いね。」と本にツッコミをしたくなる場面もあるのですが、全体的に主人公には好印象でした。 その反面、周囲の一部の登場人物には、イライラさせるばかりでした。特に先生のパートでの後半は、別の選択をしていればと思うと、悔しくてたまらなかったです。 結局、先生の行動には賛否がありますが、個人的には称賛を与えたいと同時に、この先良い人生を歩んでいただきたいと願うばかりでした。 全体の展開としては、穏やかな雰囲気で時が流れているので、なんとなく焦ったい感覚があり、優しい良い終わり方でしたが、なんか腑に落ちなかったです。 これで本当に良かったの?とツッコミしたくなるのですが、本人が良ければそれで良かったのかなと思いました。 今までの行動が報われればいいなと思いました。
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主人公の心根の良さに、ただひたすら癒される作品でした。 主人公は警備員として働く、元教師。警備員の仕事の最中に置き引きを行おうとする少女と出会い、そして…というような感じのストーリー。 構成としては、教師時代を描く過去の描写と、警備員として働く現在の描写が交互に差し込まれる構...
主人公の心根の良さに、ただひたすら癒される作品でした。 主人公は警備員として働く、元教師。警備員の仕事の最中に置き引きを行おうとする少女と出会い、そして…というような感じのストーリー。 構成としては、教師時代を描く過去の描写と、警備員として働く現在の描写が交互に差し込まれる構成。 このお話の見どころはなんと言っても、主人公の心根の良さです。現在と過去、ぶれずに一貫して人のために行動できる主人公の性格はとても見習いたいものでした。また、それを取り巻く人たちも、その人の性格を理解し、力になってあげたいと思う人が多く、幸せな世界だなぁと感じました。 しかし、小野寺さんの代表作である「ひと」と比べると、評価は普通くらいかなと思いました。
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小野寺さん最新刊。早速読みました。いつもの安心安全の小野寺ワールド全開。主人公の生まれ育った環境から、決して恵まれているとはいえない子どもたちに対する眼差しが読んでいて切なく苦しかったです。それでも周りの人たちとの温かな交流を通じて、主人公も1歩前に人生を歩みだすラストには毎度の...
小野寺さん最新刊。早速読みました。いつもの安心安全の小野寺ワールド全開。主人公の生まれ育った環境から、決して恵まれているとはいえない子どもたちに対する眼差しが読んでいて切なく苦しかったです。それでも周りの人たちとの温かな交流を通じて、主人公も1歩前に人生を歩みだすラストには毎度のことながらじーんとしました。
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#君に光射す #小野寺史宜 23/2/22出版 https://amzn.to/3EoHhZ5 ●なぜ気になったか 「他人と深く関わらずに生きよう」「自分を犠牲にしてまで誰かを助ける」「ひとりで頑張ってしまう人」、僕にとっては目が止まるフレーズ。本屋大賞2位の作家なので読んでみ...
#君に光射す #小野寺史宜 23/2/22出版 https://amzn.to/3EoHhZ5 ●なぜ気になったか 「他人と深く関わらずに生きよう」「自分を犠牲にしてまで誰かを助ける」「ひとりで頑張ってしまう人」、僕にとっては目が止まるフレーズ。本屋大賞2位の作家なので読んでみたい ●読了感想 頭の中での情景描写はしやすく、時系列の章立てが理解しやすいのもあり、映画を観ている感覚で楽しめた。ただ、心の揺れ幅は期待したほどではなく、本屋大賞受賞作との楽しめ度の差を確認したくなった #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き
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感想 夜でも光は差し込む。昼間の太陽のように暖かく明るいものではないかも。それでも優しく照らしてくれる。人はずっと夜にはいられない。
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