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君に光射す の商品レビュー

3.6

80件のお客様レビュー

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2023/04/16

小野寺さんの文調だ! たとえ作家名を隠してあったとしても「小野寺さんの本」だとわかる。実直で誠実で真摯である。 ただ、今回のは少し納得出来ない部分も… 教師として も、警備員として も、その行動によって誤解を生じる見方も出るであろう事は容易に想像できる事なのに…

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2023/04/15

自分が正しいと思うことが他人からは『悪』かもしれない。正しいと思うことをするのも場合によっては難しい社会。 迷ってた色んなことを一つずつ片付けてどんどん心は浮上していく。 迷わず動く。そして、光の中へ。

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2023/04/14

小学校の時の先生の事を思い出したのは、久しぶりです。 僕の先生も子供目線では良い先生でした。年賀状は送ってないけどね。

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2023/04/06

人生の光と陰を描きながら、頑張る人の背中を押してくれる応援小説。 複雑な生い立ちを乗り越え小学校教師になった青年が主人公。 良かれと思ってした事が裏目に出て教師を辞め、今は夜勤の警備員として働く日々。 挫折を経験し、他人と必要以上に関わらない道を選んだはずだったが、一人の少女...

人生の光と陰を描きながら、頑張る人の背中を押してくれる応援小説。 複雑な生い立ちを乗り越え小学校教師になった青年が主人公。 良かれと思ってした事が裏目に出て教師を辞め、今は夜勤の警備員として働く日々。 挫折を経験し、他人と必要以上に関わらない道を選んだはずだったが、一人の少女との出逢いで彼の人生が再び動き出す。 この青年のお人好しさに、じれったい思いを抱きながらも、損得を考えない誠実な心根に胸を打たれる。 自分より誰かの幸せを祈る事が出来る主人公にこそ幸せになって欲しいと感じた。 希望を見出した結末に胸を撫で下ろす。

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2023/04/04

えー、教師を辞める必要があったのかな? とにかく、何か困ったことがあったら、 必ず人に相談しようと思った。 自分1人で考えても、モヤモヤしていても、 いいことない。 判断も間違うかもしれない。 でも、納得。 すごく真っ直ぐな主人公で、清々しい。 小野寺さんの話に出てくる人は、とて...

えー、教師を辞める必要があったのかな? とにかく、何か困ったことがあったら、 必ず人に相談しようと思った。 自分1人で考えても、モヤモヤしていても、 いいことない。 判断も間違うかもしれない。 でも、納得。 すごく真っ直ぐな主人公で、清々しい。 小野寺さんの話に出てくる人は、とても良い人だなぁと思う。 人間だもの。 ダメなところもある。もちろんある。 人には光があり、陰もある。 せめて、光を優勢に保たせる努力ぐらいは、するべきかもしれない。 動けば光も射す。 良書!

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2023/04/04

優しくゆったりとした話でした。セリフが多め。何か大きな事件が起きる訳ではなく、ただ1人の人間の生活の様を描いている。小野寺さん特有の文章に、あぁこれこれ『ひと』もこの感じだった!と思い出しました。 元教師の警備員の男性の話なのですが、優しいと優柔不断の境目といった感じかな

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2023/03/30

最後にうまいこと良いことを言うなあ、と思いました。光射す方に自分から行ける。ここまで偽善的な?教員は実際にはいないだろうが、そういう設定とすることで人としての光と影がよく書かれていました。

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2023/04/03

ある事情により小学校教師を辞めて警備員になった男性の話。 舞台は錦糸町〜住吉付近かなと予想。南口と北口で様相が全く違う駅と言えば錦糸町だし、オリナスやアルカキットなど商業施設も多い。高架下のファストフード店はロッテリアを思い浮かべながら読んだ。中盤に出てくる遠足に行った都立公園と...

ある事情により小学校教師を辞めて警備員になった男性の話。 舞台は錦糸町〜住吉付近かなと予想。南口と北口で様相が全く違う駅と言えば錦糸町だし、オリナスやアルカキットなど商業施設も多い。高架下のファストフード店はロッテリアを思い浮かべながら読んだ。中盤に出てくる遠足に行った都立公園というのは、猿江恩賜公園かな。 教師時代と警備員の今のパートが交互に展開するのだが、教師時代のとある保護者からの相談が不穏で続きが気になって読み進めた。ただし、小野寺史宣特有の短い文章の語り口なのでヘビーになりすぎずに読める。主人公がお人好しすぎる感はあるが、自分が辛い幼少期を過ごしたと考えると、相手に感情移入しすぎてしまうのかな。なかなか生きづらい人かもしれないと思った。最後が希望のある終わり方で好き。

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2023/04/17

主人公が、かなり優しい人 お人好しすぎて、ちょっと大丈夫かなって心配になるくらいです 誰しも光と陰の部分はあって、ずっと光の中にはいられないし、だからといって陰の中にもずっとはいられない 誰かに優しくしたり、助けたりしても、それが他の誰かにとっては嫌なことだったり、余計なこと...

主人公が、かなり優しい人 お人好しすぎて、ちょっと大丈夫かなって心配になるくらいです 誰しも光と陰の部分はあって、ずっと光の中にはいられないし、だからといって陰の中にもずっとはいられない 誰かに優しくしたり、助けたりしても、それが他の誰かにとっては嫌なことだったり、余計なことをされたって思うかもしれない その人の状況だったり、受け止め方で180度変わってしまうものだから自分が良いって思ったことを信じて自分の周りの大切な人達にそういうことができれば良いのかなって思います 全ての人に対して優しくできたり、助けることができるわけじゃない ちょっと辛い内容もあるのに、さらさらっと読み進められる本でした

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2023/03/27

警備員石村32歳、恵まれない環境にいる少女に出逢う。前職は小学校教師。なぜ辞めることになってしまったのか。 淡々と真面目な男性の内面を描く小野寺らしい作品。よく考えるとこんなに真面目な人はいるか?と思わなくもないけど。

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