晴れときどき涙雨 の商品レビュー
『みをつくし料理帖』や『あきない世傳 金と銀』に代表される著者の、漫画原作者だった頃から現在までの自身について綴ったエッセイ集。 小説の主人公を彷彿させるような著者のあれこれ。読んでいて心の温まる話ばかり。 書き上げた作品の値打ちは、自分自身の努力の重さだと思っていた著者はその誤...
『みをつくし料理帖』や『あきない世傳 金と銀』に代表される著者の、漫画原作者だった頃から現在までの自身について綴ったエッセイ集。 小説の主人公を彷彿させるような著者のあれこれ。読んでいて心の温まる話ばかり。 書き上げた作品の値打ちは、自分自身の努力の重さだと思っていた著者はその誤りに気づく。 作家だけでなく原稿を受け取った瞬間から出版社の人びとや印刷所、書店員さんまで、最終的に読者の手に渡るまで、「見えないバトン」をつないでくれたひとたちの思いも加算されるのだと。 著者の作品をますます読みたくなる。
Posted by
人気作家、高田郁さんのエッセイ。 うかつにカフェで読み始めてしまい、すぐにめちゃくちゃ後悔することに。 優しくて温かくて、何度も何度も泣きそうになるのをこらえる羽目に。 こんな風に、世の中が優しく見えているからこそ、あんな風に、細やかな人情小説が書けるのだなとつくつぐ感じた。 い...
人気作家、高田郁さんのエッセイ。 うかつにカフェで読み始めてしまい、すぐにめちゃくちゃ後悔することに。 優しくて温かくて、何度も何度も泣きそうになるのをこらえる羽目に。 こんな風に、世の中が優しく見えているからこそ、あんな風に、細やかな人情小説が書けるのだなとつくつぐ感じた。 いつかサイン会に行けたらいいな。
Posted by
大好きな作家さんのエッセイ。作品と同様に優しさに溢れています。家族、友人、仕事仲間、読者との間で起こった出来事。被災の経験や馴染みの店も高田さんの一部となり、作品の中で生きているように感じます。澪つくし料理帖や商い世伝の構想に至った過程もわかって物語が甦って来る想いがしました。明...
大好きな作家さんのエッセイ。作品と同様に優しさに溢れています。家族、友人、仕事仲間、読者との間で起こった出来事。被災の経験や馴染みの店も高田さんの一部となり、作品の中で生きているように感じます。澪つくし料理帖や商い世伝の構想に至った過程もわかって物語が甦って来る想いがしました。明日への勇気を頂けました。大好き度❤️
Posted by
心が綺麗だね! 物語の人物は確かにこの人から生まれたんだなあ! と思いました。 司法試験を受けてたことも 塾の先生をしていたことも 漫画の原作者をしていたことも知りませんでした。何回も入院されてたお父さんと お母さんと ご自分も2回も入院してたんですね。 弱い人の気持ちもよくわか...
心が綺麗だね! 物語の人物は確かにこの人から生まれたんだなあ! と思いました。 司法試験を受けてたことも 塾の先生をしていたことも 漫画の原作者をしていたことも知りませんでした。何回も入院されてたお父さんと お母さんと ご自分も2回も入院してたんですね。 弱い人の気持ちもよくわかるのは 経験もあるんですね。これからも 時代小説いっぱい書いてください。お待ちしています。
Posted by
とても優しい気持ちになるエッセイ集。一歩ずつ前に進んでいくことが生きるということ。人生ままならないこともあるけれど、『明日は味方』頑張るしかない。
Posted by
高田さんが描かれている女性主人公たちは、みんな分身なのでしょうか。 エッセイから垣間見えるだけでも、子どもの頃いじめにあったり、司法試験を受け続けても合格できなかったり、お父様の看病に心砕いたり、震災にあったり・・・。 なのに、周りへの視線がとても暖かい。 そのおこぼれで、じんわ...
高田さんが描かれている女性主人公たちは、みんな分身なのでしょうか。 エッセイから垣間見えるだけでも、子どもの頃いじめにあったり、司法試験を受け続けても合格できなかったり、お父様の看病に心砕いたり、震災にあったり・・・。 なのに、周りへの視線がとても暖かい。 そのおこぼれで、じんわり暖かくなりました。
Posted by
いやあよかった。思わぬ収穫でした。エッセイを見つけたのも最近だし、みをつくし読み終わり、あきないが2月に8月にあるので集中していて合間に銀二貫、あいと立て続けなので、読み始めると止まらないとはこれいかに。イジメの担任に生徒の悪夢に司法試験挫折に網膜の病に交通事故に作家のスタートダ...
いやあよかった。思わぬ収穫でした。エッセイを見つけたのも最近だし、みをつくし読み終わり、あきないが2月に8月にあるので集中していて合間に銀二貫、あいと立て続けなので、読み始めると止まらないとはこれいかに。イジメの担任に生徒の悪夢に司法試験挫折に網膜の病に交通事故に作家のスタートダッシュ挫折に、みをつくし出来上がる道のりの遠さがあったんですね。自分の為の祈りより誰かの為の祈りとは、高田郁さんも受けてた、Uさんや出版社や療法士や他にもいなければ完成出来ない事。あなたの明日に優しい風が吹きますように、最高です
Posted by
みをつくし料理帖、商い世傳 金と銀、ふるさと銀河線といった作品を愛読して、江戸時代の暮らしについての深い造詣と、深みと柔らかさのある文章に惹かれてきた。作者はどんな方なのだろうと興味深く感じていたが、このエッセイを読んで、すとんと腑に落ちた気がする。 紆余曲折を経て、人生を生き抜...
みをつくし料理帖、商い世傳 金と銀、ふるさと銀河線といった作品を愛読して、江戸時代の暮らしについての深い造詣と、深みと柔らかさのある文章に惹かれてきた。作者はどんな方なのだろうと興味深く感じていたが、このエッセイを読んで、すとんと腑に落ちた気がする。 紆余曲折を経て、人生を生き抜き、大成する主人公が、今こうして活躍する作者の来し方と重なった。 これからも、ずっと応援したい。
Posted by
相応の経験や年齢を重ねて、人間的な厚みもないとあれだけ心揺さぶられる作品を書けないのかも。 特に阪神大震災が、著者に大きな影響を与えていることがわかり、作品で災害のシーンが丁寧にページを割いて描かれていることの意味がわかった気がした。
Posted by
図書館で「ありゃ?ずいぶん前に図書館で借りたのに、何故に新刊コーナーにいるんだい?」と手にとってみると、加筆されて違う出版社から出てたのね( ゜o゜)それは読まねば!(^^)♪ そして目から水が溢れる(T-T)毎日のように毒を吐く私はまだまだ修行が足りないなぁ(_ _)反省
Posted by
- 1
- 2