ヴィクトリアン・ホテル の商品レビュー
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字だから可能だった構成ですね。 ドラマとかだったら服装や年齢で いったりきたりが予測できちゃいそう 思いやりでさえ人を傷つける 優しさは呪いではない 皆さまに幸あったようで何よりです^_^ 裏表示に『ラスト30ページに特大の衝撃と深い感動が待ち受ける』とあるのは、感動の押し売りか笑 だって読んでみなきゃ分かんないし、 それを先に見ちゃったら頭に残るし 誘導してる風なのは あんまり好きではないなーと。
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閉館するヴィクトリアンホテルで過ごす人たちの話。 恩田陸さんのドミノのように、登場人物が交錯する。 女優、スリ、作家、宣伝マン、老夫婦、の視点でかかれている。 ラスト30ページで、ん??っとなり、だまされた。
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?!??!!!??!!!!という感じ。すごかった。初めて紙に書いて整理してしまった。 あのパターンねと思ったけど、だとするとここはどうなの?え?ここも?こんなに?みたいな。何度読み返したことか。 善意のつもりでやったことでも批判はくる。批判する側も悪意があるわけではない。「こう...
?!??!!!??!!!!という感じ。すごかった。初めて紙に書いて整理してしまった。 あのパターンねと思ったけど、だとするとここはどうなの?え?ここも?こんなに?みたいな。何度読み返したことか。 善意のつもりでやったことでも批判はくる。批判する側も悪意があるわけではない。「こうしたらこういう批判がきた」というのが色々書かれていて、自分ではそんな発想にはならないけど、なるほどそう考える人もいるのか…と目から鱗。 ある批判を受け入れて方向性を変えてもまたそこで批判。全てを受け入れていたら何もできない。 この本の評価も様々だなぁ。
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ラストに近づくにつれ騙されていたことに気付いていく。 様々な人物が入れ替わり立ち替わり登場し、飽きさせない。
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改築の為、100年の歴史に幕を下ろす『ヴィクトリアン・ホテル』。 数人の視点で描かれますが、本の帯にある、『衝撃と深い感動』にどう着地するのかな、と淡々と読んでいました。 がこれがいけなかった。 ホテルミステリー、とも書いてある通り、本書にはある仕掛がありました。この手の手法...
改築の為、100年の歴史に幕を下ろす『ヴィクトリアン・ホテル』。 数人の視点で描かれますが、本の帯にある、『衝撃と深い感動』にどう着地するのかな、と淡々と読んでいました。 がこれがいけなかった。 ホテルミステリー、とも書いてある通り、本書にはある仕掛がありました。この手の手法、気付く事もありますが、今回は前情報無しの為、全く気付きませんでした。 2周目読むとしたらメモ取りながら読みます(笑) トータルは面白さというよりも、文章の巧みさにやられてしまった1冊でした。
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この人の小説は登場人物にあんまり魅力を感じず、だるさを感じるばかりで、オチもああそうですか、で終わってしまった。ノれなかった。
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見事に騙された、騙されて良かったと思える本。 時々こういう出会いがあるから、読書ってイイなぁと思う。 ノスタルジックでロマンチック!面白い、というか、流れる空気感が好き。 優しさについて、ジェネレーションギャップのアップデートについて等…色々考えさせられた。 確かに、一気読みし...
見事に騙された、騙されて良かったと思える本。 時々こういう出会いがあるから、読書ってイイなぁと思う。 ノスタルジックでロマンチック!面白い、というか、流れる空気感が好き。 優しさについて、ジェネレーションギャップのアップデートについて等…色々考えさせられた。 確かに、一気読みした後に二度読みしたくなる。
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帯に「騙しているのは誰?」と惹句がありますが、それは作家さんです。 ストーリーはすごく真っ当なのに、何か事件が起きるんじゃないか、とそわそわしながら読んじゃって損した感じです。 歴史を重ねた趣のあるホテルでは世代を越えて様々な人生のドラマが繰り広げられて来た、で十分楽しめる話でした。 世の中、色んなことが繰り返し起きるよね、という話題もあるし、親子二代に亘って、というエピソードもオッケー。 でも、親子二代が二組登場するのは、叙述トリック的にはちょっぴりずるくない?とは思った。
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叙述トリックに見事に騙され、確かに二度読みしたくなるなぁと思った。 サスペンスとかミステリー要素はほぼ無いけど面白かった。 優しさって難しい。
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女優、スリ、作家、テレビ番組のスポンサー企業の宣伝部長、自殺を考える老夫婦と、視点が次々と変わる。 閉館を迎えるホテルに集まる宿泊者たちの群像劇かと思っていたら、作者のとんでもない企みが仕掛けられていた。 コロナ渦での現代の物語のはずが、後半から不可解な展開となる。 「騙している...
女優、スリ、作家、テレビ番組のスポンサー企業の宣伝部長、自殺を考える老夫婦と、視点が次々と変わる。 閉館を迎えるホテルに集まる宿泊者たちの群像劇かと思っていたら、作者のとんでもない企みが仕掛けられていた。 コロナ渦での現代の物語のはずが、後半から不可解な展開となる。 「騙しているいるのは誰?」と、文庫帯に謳われているが、その誰が○○だったとは! トリックを使いながらも著者がテーマにしているのは、優しさや人の善意についてであり、それぞれの人たちに語らせる。 ある人物は「思いやりでさえ人を傷つけるんだよ」と、悔いる。 「きわめて個人的な善意ですら批判される世の中」に対し、著者は「自分の優しさが誰かを傷つけたのではなく、救った」と、最後に登場人物に言わしめる。 それにしても、著者の企みを検証すべく、もう一度最初から読み直したい気持ちを起こさせるミステリー。
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