ヴィクトリアン・ホテル 実業之日本社文庫

下村敦史(著者)

• 販売会社／発売会社: 実業之日本社
• 発売年月日: 2023/02/03
• JAN: 9784408557885

商品レビュー

2024/10/23

ミステリー？
最後の最後でやっと繋がった。
ただ、読み終わった後、なんかぼんやりとしている感じする本でした。

2024/10/19

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女優、スリ、作家、夫婦、ベルマン――
騙しているのは誰？

100年の歴史あるホテル、
最後の一夜に仕掛けられた謎
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ヴィクトリアン・ホテルが100年の歴史に幕を下ろす。
最後の夜に集った宿泊客たち。

同じ空間でそれぞれの時間を過ごす。

途中で差し込まれる登場人物たちのやり取りが、
今のSNSのコメントに対して、
風刺が効いているというか。

はっとするような、
そういう話もするのか、この作品、
という思いでした。笑

その会話がアクセントになっていたり、
こいつ嫌な奴だなと思っていた人物が、
意外にいい奴かもという感じだったり、
表紙のようなホテルということもあり、
異空間というか、
お伽の物語のような不思議さもありました。

映像版のマスカレイドホテルが
想像の下地にありました。笑

これはどんな結末を迎えるのかなと思っていたら、
おやおやおやおや…おおおお…
と頭の中のパズルがはまるまで
ちょっと混乱しました。笑

全てが繋がって、
物語の幕が下りる頃、
本作のホテルも同様に幕を閉じます。
これは小説ならではと思いますので、
気になった方はぜひ！

2024/10/18

どんな物語でも誰かは傷つく。自分の置かれた状況や心持ち次第で、例えば震災や事故の描写で傷つくこともあるし、平和な一家団欒のシーンで傷つくこともある。その部分を切り取ってクレームや悪評をばらまく人間がいるが、そういう人達こそがその作品に携わった人や、その作品によって救われた人を傷つけている。誹謗中傷に悩んでいる人にオススメの作品。ハッピーな終わり方も良い。