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ヴィクトリアン・ホテル の商品レビュー

3.7

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2023/08/08

この人の小説は登場人物にあんまり魅力を感じず、だるさを感じるばかりで、オチもああそうですか、で終わってしまった。ノれなかった。

Posted byブクログ

2023/06/03

見事に騙された、騙されて良かったと思える本。 時々こういう出会いがあるから、読書ってイイなぁと思う。 ノスタルジックでロマンチック!面白い、というか、流れる空気感が好き。 優しさについて、ジェネレーションギャップのアップデートについて等…色々考えさせられた。 確かに、一気読みし...

見事に騙された、騙されて良かったと思える本。 時々こういう出会いがあるから、読書ってイイなぁと思う。 ノスタルジックでロマンチック!面白い、というか、流れる空気感が好き。 優しさについて、ジェネレーションギャップのアップデートについて等…色々考えさせられた。 確かに、一気読みした後に二度読みしたくなる。

Posted byブクログ

2023/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯に「騙しているのは誰?」と惹句がありますが、それは作家さんです。 ストーリーはすごく真っ当なのに、何か事件が起きるんじゃないか、とそわそわしながら読んじゃって損した感じです。 歴史を重ねた趣のあるホテルでは世代を越えて様々な人生のドラマが繰り広げられて来た、で十分楽しめる話でした。 世の中、色んなことが繰り返し起きるよね、という話題もあるし、親子二代に亘って、というエピソードもオッケー。 でも、親子二代が二組登場するのは、叙述トリック的にはちょっぴりずるくない?とは思った。

Posted byブクログ

2023/05/24

叙述トリックに見事に騙され、確かに二度読みしたくなるなぁと思った。 サスペンスとかミステリー要素はほぼ無いけど面白かった。 優しさって難しい。

Posted byブクログ

2023/05/17

女優、スリ、作家、テレビ番組のスポンサー企業の宣伝部長、自殺を考える老夫婦と、視点が次々と変わる。 閉館を迎えるホテルに集まる宿泊者たちの群像劇かと思っていたら、作者のとんでもない企みが仕掛けられていた。 コロナ渦での現代の物語のはずが、後半から不可解な展開となる。 「騙している...

女優、スリ、作家、テレビ番組のスポンサー企業の宣伝部長、自殺を考える老夫婦と、視点が次々と変わる。 閉館を迎えるホテルに集まる宿泊者たちの群像劇かと思っていたら、作者のとんでもない企みが仕掛けられていた。 コロナ渦での現代の物語のはずが、後半から不可解な展開となる。 「騙しているいるのは誰?」と、文庫帯に謳われているが、その誰が○○だったとは! トリックを使いながらも著者がテーマにしているのは、優しさや人の善意についてであり、それぞれの人たちに語らせる。 ある人物は「思いやりでさえ人を傷つけるんだよ」と、悔いる。 「きわめて個人的な善意ですら批判される世の中」に対し、著者は「自分の優しさが誰かを傷つけたのではなく、救った」と、最後に登場人物に言わしめる。 それにしても、著者の企みを検証すべく、もう一度最初から読み直したい気持ちを起こさせるミステリー。

Posted byブクログ

2023/05/15

特別な一夜を過ごす女優、スリ、作家、宣伝マン、老夫婦、そしてベルマン。それぞれの思惑が交錯したとき運命の歯車が軋み始め―ラスト30ページに特大の衝撃と深い感動が待ち受ける、エンターテインメントを極めた長編ホテルミステリー!(e-honより)

Posted byブクログ

2023/05/08

プロットはとっても好きなタイプでした。 時代毎のトピックスをうまく融合させてたと 思います。 強いて言えばキャラ1人1人や、 サブキャラをもっとリンクさせて欲しかったかな。 長編の方が作品が生きた気がします。

Posted byブクログ

2023/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館の返却棚にあったので読んでみた。下村さんの本は失敗がないので安心していたんですが、なにこれ? SNSでエゴサーチでもやって、自分に言い聞かせてきたことを小説にでもされたんですかね? とにかくすべてが諄くて、後半で一気に年代がそれぞれ違ったのよ~んってそれこそ「かがみの弧城」のようなトリックなんだけど、それもパッとしないし納得もしない、感嘆より落胆でした。ただ、夜勤中眠気もなく淡々と一気に読み切れるほどドストレートな内容で途中まったく内容が頭に入っていません笑

Posted byブクログ

2023/04/13

「女優、スリ、作家、夫婦、ベルマン・・・騙しているのは誰?」の帯に惹かれ、衝動買い。 100年の歴史あるホテルの最後の夜に仕掛けられたミステリとのことなのに、読めども読めどもミステリの要素が出て来ない。 何となく設定が「マスカレードホテル」に似ているので、いろんな人の謎解きなのか...

「女優、スリ、作家、夫婦、ベルマン・・・騙しているのは誰?」の帯に惹かれ、衝動買い。 100年の歴史あるホテルの最後の夜に仕掛けられたミステリとのことなのに、読めども読めどもミステリの要素が出て来ない。 何となく設定が「マスカレードホテル」に似ているので、いろんな人の謎解きなのかと、どうしても思ってしまうのに、淡々とそれぞれのパートがランダムに描かれていく。 そして、後半になって気付く謎の正体。 それを書いてしまうとネタバレになってしまうので、ここでは書かないけど、この落ちは個人的にはないかなぁ、って感じ。 この作者さんはたまに読むけど、やっぱり思っていた展開にならないことが多く、読んでいる途中で「う~~~ん」となってしまう。 相性が悪いのかも。 「こう来たか!」と思える人も必ずいるはず。

Posted byブクログ

2023/04/06

女優と作家とスリと…序盤からメモ必須かなと思いつつも読みやすいのでページが進む。 しかも想像していたより巧妙。 叙述トリック…だけどめちゃくちゃ複雑ってわけでもなくエンタメとして面白かった。 ページを巻き戻すことはあってもメモは必要ないくらいの仕掛けでサクッと読めてちょうどいい。...

女優と作家とスリと…序盤からメモ必須かなと思いつつも読みやすいのでページが進む。 しかも想像していたより巧妙。 叙述トリック…だけどめちゃくちゃ複雑ってわけでもなくエンタメとして面白かった。 ページを巻き戻すことはあってもメモは必要ないくらいの仕掛けでサクッと読めてちょうどいい。 悩める女優 仲睦まじい夫婦 気配りが行き届いたベルマン 新人作家 敏腕プロデューサー 通りすがりのスリ 登場人物がみんな良い人で〝できすぎ君〟感は否めないけれど、物語に込められたメッセージを貫いていると思えばそれはそれで心地よい。 さらりと読めるけれども、大切なことは各所に散りばめられていて、現代を生きる私たちへの教えも多いにあるなと思う。 〝優しさ〟は人を救うのか否か… 年齢を重ねれば重ねる程にそれについては難しいことだと身に染みて感じる。 善意の押し売り。ありがた迷惑。自己満足。 善意が否定的に捉えられることは少なくない。 だけど、それによって救われる者がいることも間違いではない。 「あちら立てればこちらが立たぬ」 そう言うことを例え話として分かりやすく言葉にしてくれているので、若い人に読んでほしい一冊でもあるかな。 ーー他人に寛容を求めるのならまずは自分が寛容でありなさい。 最終的にはそう言うこと。 今年の7冊目

Posted byブクログ