覇王の轍 の商品レビュー
タイトルの意味がようやく最後の方でわかった。 万博開催も表に出ないだけで、 色々あると思うと複雑な気持ち…
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50年の呪縛に囚われ、闇は広がる… 鉄道行政に絡む闇、全く別の事件を追いかけていたにも関わらず、接点が少しずつ現になり、点と点が繋がり…鉄路の下に巨悪は眠る… 一つの歯車が狂うと、脆く全て崩れていく 分かっているのに、なぜ、道を踏み外すんだろう 富が名声が、あの時の我慢が...
50年の呪縛に囚われ、闇は広がる… 鉄道行政に絡む闇、全く別の事件を追いかけていたにも関わらず、接点が少しずつ現になり、点と点が繋がり…鉄路の下に巨悪は眠る… 一つの歯車が狂うと、脆く全て崩れていく 分かっているのに、なぜ、道を踏み外すんだろう 富が名声が、あの時の我慢が、、、 北海道という、日本でありながら、独立しているかの如く、全く異なる習慣に戸惑いながら、戦う彼女、自身の信念と向き合い、苦しみ、その答えは、正しかったのか…
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どっかの地方都市で世界的イベントをやるらしい。地元民は誰も行こうとしてないけど、工程通りに万難を排して工事は進む。メタンが爆発しても孫請けが倒れても計画は続行する。これ北海道のお話だけではないですよね。労基署は強きを挫くんですよね。頑張って!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
終盤に明らかになる「覇王の轍」の意味ーー。 雑居ビルでの不審な転落死と、道立病院職員が絡む大規模贈収賄事件。無関係そうな2つの事件が絡み合った先に見える真相は、現実世界に投げかけられるこの国最大の欠陥。 真相にたどり着くまでのドキドキ感が良かった。いわゆるミステリーではなく社会的な事案が絡んでるのが面白さ。 終盤に出てくる黒幕のチカラが、いかにも本当にありそうで…。 全てをひっくり返される展開からの大ラスはちょっと拙速すぎた感はあったけど、あのままのバッドエンドよりは良かったんだろう。それに、あの大ラスの覆り方も、いかにもありそうな話で。結局政治も人と人。かな。
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主人公の樫山順子は毅然とした清廉潔白な警察官。 北海道に赴任して直面した事件に真正面から向き合って解決をしていく姿が清々しい。 そしてJE(これはJRのことだろう)の課題、日本の鉄道政策の問題を作者も真正面から捉えてタブーに踏み込んだ小説と言えると思う。 「規定」を官僚隠語で「キ...
主人公の樫山順子は毅然とした清廉潔白な警察官。 北海道に赴任して直面した事件に真正面から向き合って解決をしていく姿が清々しい。 そしてJE(これはJRのことだろう)の課題、日本の鉄道政策の問題を作者も真正面から捉えてタブーに踏み込んだ小説と言えると思う。 「規定」を官僚隠語で「キサダ」と発音することから事件性を嗅ぎつけた樫山。実際にキサダという隠語が使われているのだろうが、同じ官僚として被害者に共感しつつも、国の政策を優先して労働者を蔑ろにする官僚に挑む姿に共感できる。 結果的に長いものに巻かれてしまうという結論には読者として後を引いてしまうが、それも著者の狙いなのだろう。 樫山順子にはまだまだ活躍してもらいたい。
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「鉄道局とか機構って悪い奴らだなぁ。」とか「そんなアホな。。そこまでしませんよ。」ってニヤニヤしながら読みました。ほんとはみんなもっと鉄道の未来に真剣ですよ。小説としてはもちろん面白かった。
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Amazonオーディブルで聴いた。 んー。 あんまり面白くなかった。つまらなくもない。 短期間に相場英雄の田川シリーズ?「震える牛」「ガラパゴス」「アンダークラス」と、そのスピンオフ「覇王の轍」を読んだ(聴いた)けど、1番面白くて緊迫感もあったのは「ガラパゴス」だった。 「...
Amazonオーディブルで聴いた。 んー。 あんまり面白くなかった。つまらなくもない。 短期間に相場英雄の田川シリーズ?「震える牛」「ガラパゴス」「アンダークラス」と、そのスピンオフ「覇王の轍」を読んだ(聴いた)けど、1番面白くて緊迫感もあったのは「ガラパゴス」だった。 「覇王の轍」ではスパイにムカついたな〜。 誰がスパイかは読む前から知ってたんだけどねー。 ススキノでのキャバクラは関東のキャバクラとは違う、という必要のない知識を得た(笑)。 関東のキャバクラはニュークラブというそう。
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政府って汚い、、、現実も物語でも。 犯罪が減るより、被害者が減るより、この国を守る。って、、、自分の政治生命を守るの間違いだな!!
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警察キャリアの樫山順子の物語。舞台は道警。贈収賄に裏に北海道警察、JR北海道が行った大きな犯罪が隠蔽されていた。最後は、 政権交代によるパワーバランスの変化により、未来を少し見せた形で物語は終了しましたが、分厚さ(461ページ)を感じさせずに読み進むことができました。良かったです...
警察キャリアの樫山順子の物語。舞台は道警。贈収賄に裏に北海道警察、JR北海道が行った大きな犯罪が隠蔽されていた。最後は、 政権交代によるパワーバランスの変化により、未来を少し見せた形で物語は終了しましたが、分厚さ(461ページ)を感じさせずに読み進むことができました。良かったです。
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