ある愛の寓話 の商品レビュー

村山由佳(著者)

2023/10/20

読み終わるとタイトルがとてもしっくりくる。
「大人になると選択肢は増えるけど、心は縛られることが多くなった気がする」といった主旨のことを村山さんが書いていた。それにもとても共感。

2023/09/28

「人」と「人ではないもの」の情の交わり

カエルのぬいぐるみ
病の猫
バスケット
馬
記憶

村山由佳さんは男女の恋愛を
爽やかに、時に大胆に、甘く描くイメージ

この短編集は
様々な村山由佳さんが楽しめた

「世界を取り戻す」が大好き
あきらめた世界に病の猫が希望をくれる
凄く素敵な作品だった
あきらめないこと
いつでも世界はかわること
いつでも世界は変えられること
を教えてくれた

2023/08/19

愛ってこういう事だよなぁ。
愛っていうと所謂「恋愛」を想像されてしまうけど、ほかの生き物に向けられる愛があっていいし、生き物じゃなくたっていいし。
誰が何を愛そうとそれ自体が尊いことだなぁと思いました。

2023/08/01

一話読み終えて少し涙を流す。その繰り返しでした。派手さはないですが心に染み渡るお話です。
読めて良かった。

2023/07/10

村山由佳さん、デビューして30年だそうで…この作品は一つ一つの愛の寓話…切なかったり愛おしかったり　短いけれども村山由佳さんらしい艶っぽさでどのお話も印象が強い。

2023/07/06

伏線の回収の鮮やかさとか読後感の心地よさとか、どれもとても巧い短編だと思った。ただ、綺麗で優しい短編集の中で異質な印象の、同じ夢が一番好みだった。側から見ると不気味な狂気だけれど、本人にとっては限りない純愛なのが、痛々しくて残酷で皮肉けれど、微笑ましく健気にも感じた。

2023/06/20

色んな愛についての話を集めた短編集だった。重めの内容が多かったが、暗くはなく、軽く読めるものばかりだった。最初の話が1番良かった。あとは、好みでなかった。

2023/06/18

久々に村山さんの作品を読んだ。
どの話も、少し泣けて心を動かされるものでした。
人と人、人と何かの関係性、過去と今、などが色々絡み、また色々な視点からの話があって、とても興味深く、面白く読めました。

2023/06/01

心があったかくなる話で、ひとでないものにも感情があるんだなあと。
『同じ夢』、『世界を取り戻す』、『グレイ・レディ』、『乗る女』ほぼ全部すきどれも素敵な話だった。

2023/05/31

こちらの本の装丁に一目惚れしました。

なにものにも変えることはできないほど、自分にとっては大切でかけがえのないもの。

冒頭の『晴れた空の下』が好きで、他の作品も抵抗なく読めました。