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罪の境界 の商品レビュー

3.8

144件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    2

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2024/11/04

立ち位置によって共感できる側が異なるかもしれない。 共感できる部分はあるにしても、 そういうことか。 根深い問題をテーマした作品だった。

Posted byブクログ

2024/11/02

とても興味深いお話でした。 読んでいて、しんどくなる場面もありましたが、それくらいの大作に感じました。

Posted byブクログ

2024/11/01

読書記録74. #罪の境界 通り魔殺人事件の被害者となってしまった女性 傷を残され、身代わりとなって亡くなった もう一人の被害者への思いと苦悩 その後の生活、家族の献身 加害者の生い立ちと親子関係 暗闇のような生活 子が親を求める気持ち 親が子を思う愛情 心の痛みを覚えなが...

読書記録74. #罪の境界 通り魔殺人事件の被害者となってしまった女性 傷を残され、身代わりとなって亡くなった もう一人の被害者への思いと苦悩 その後の生活、家族の献身 加害者の生い立ちと親子関係 暗闇のような生活 子が親を求める気持ち 親が子を思う愛情 心の痛みを覚えながら読み進めるも 被害者女性の心情の描き方に 一条の光を感じられた物語

Posted byブクログ

2024/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

無差別殺人事件の加害者の虐待の過去と重傷を負った被害者の現在とかばって亡くなった被害者の最後の言葉の意味を探す様子が交互に描かれる。ただ、両方を求めてちょっと中途半端な気が。題名となる被害者の母の「人を殺したら人でなくなる」は真理だと思う。こちらを強調したかったのであれは被害者の最後の言葉を追う旅がどこまで必要だったのかなと思う。逆にこちらをメインにするなら加害者側の話が長すぎ。

Posted byブクログ

2024/09/26

オーディブルにて。 サスペンスでは加害者や亡くなった被害者にスポットが当てられることが多いが、通り魔事件で傷を負った生存者のその後の後遺症やその家族にスポットを当てているところが面白い。確かにその後の人生が狂わされてしまうのはこうして生き残った被害者も同じで、その家族や恋人にまで...

オーディブルにて。 サスペンスでは加害者や亡くなった被害者にスポットが当てられることが多いが、通り魔事件で傷を負った生存者のその後の後遺症やその家族にスポットを当てているところが面白い。確かにその後の人生が狂わされてしまうのはこうして生き残った被害者も同じで、その家族や恋人にまで多大な影響を及ぼすことは間違いないのに、なかなか描かれることはなかったように思う。無差別に襲われた通り魔事件の被害者である主人公のような立場に、自分がある日突然なってもおかしくないと思うと、自分だったらどうなるのだろうと想像を巡らせてしまった。 主人公の明香里が立ち直っていく様はすごく丁寧に描かれている一方で、犯人側や犯人にシンパシーを抱くライター側の描き方は無難でありがちに思えたのが残念。

Posted byブクログ

2024/09/22

本の引力が凄くて、途中でご飯支度したりお風呂入ったりの一時中断がなかなかできなかった。 なににそこまで引き込まれたのか、、、 無差別通り魔事件の加害者と被害者 加害者の生い立ちから視えてくる虐待の連鎖 どこで「罪の境界」を越えるのか、非常に重たい内容物です。 希望のある終わり...

本の引力が凄くて、途中でご飯支度したりお風呂入ったりの一時中断がなかなかできなかった。 なににそこまで引き込まれたのか、、、 無差別通り魔事件の加害者と被害者 加害者の生い立ちから視えてくる虐待の連鎖 どこで「罪の境界」を越えるのか、非常に重たい内容物です。 希望のある終わりですが、名前そのまま背負わせられる子どももまたどうなんだろう? せめて一文字だけもらうとかにしようよと思ったけど価値観の違いか、、

Posted byブクログ

2024/09/20

とても重たく辛い内容だが、登場人物の心境を丁寧に描いている。通り魔事件の被害者女性と加害者と似た幼少期を過ごしたフリーライターと大きく2つの視点で話が進む。 この2人がどのように交わるのか、ストーリーがどのうな結末に至るのか、とても楽しみに読み進めることができた。 結末は期待した...

とても重たく辛い内容だが、登場人物の心境を丁寧に描いている。通り魔事件の被害者女性と加害者と似た幼少期を過ごしたフリーライターと大きく2つの視点で話が進む。 この2人がどのように交わるのか、ストーリーがどのうな結末に至るのか、とても楽しみに読み進めることができた。 結末は期待したほどではなく無難に終結したのかなと思うが、それぞれが自分で決めた道に前向きに進んでいく。罪の境界を越える者と、境界を超えない者、その境界は不明確で身近にあるような気がした。

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2024/09/19

少年犯罪を題材にした作品が多い薬丸岳さんだと知りつつ拝読 被害者側と加害者側それぞれの背景を知るとなんとも言えないもどかしさがある 母の子への想いと子の親への想い 互いを想うあまりそれを相手に伝えずにいると思い込みが果てしなく違う道への逸れてしまう 加害者である小野寺が、母親へ...

少年犯罪を題材にした作品が多い薬丸岳さんだと知りつつ拝読 被害者側と加害者側それぞれの背景を知るとなんとも言えないもどかしさがある 母の子への想いと子の親への想い 互いを想うあまりそれを相手に伝えずにいると思い込みが果てしなく違う道への逸れてしまう 加害者である小野寺が、母親への想いを伝えられないまま獄中で一生を終えることになったのは 果たして誰のせいなのか 虐待の負の連鎖は断ち切ろうと思っても出来ないことなのか 深く悲しくそれでいて普通に生きる素晴らしさを思い知る

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2024/09/15

・社会の問題が詰まった一冊。 ・家庭内での幼児虐待報告数は増えている。それは虐待が増えているのではなく、助けを求める声を挙げる件数が増えたということだという趣旨の話を昨日聞いたばかり。 こどものSOSに耳を澄まし、助けられる社会になっていかなければこの国の未来は育たないと思った。

Posted byブクログ

2024/09/10

最後まで展開が予想できない。容疑者、被害者、恋人、ライター、それぞれの立場によって『罪の境界』という、言葉の重みが変わってくる。

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