金環日蝕 の商品レビュー
10月の木曜、大学からの帰り道、森川春風(はるか)は顔見知りの小佐田サヨ子70歳が家の前で引ったくりに遭うのを目撃します。 そこで、北原錬という高校生と知り合い、引ったくりを追いかけようとします。 けれども当のサヨ子が「警察には届けない」というので独自に、春風と錬は一緒に犯人を...
10月の木曜、大学からの帰り道、森川春風(はるか)は顔見知りの小佐田サヨ子70歳が家の前で引ったくりに遭うのを目撃します。 そこで、北原錬という高校生と知り合い、引ったくりを追いかけようとします。 けれども当のサヨ子が「警察には届けない」というので独自に、春風と錬は一緒に犯人を突き止めようとします。 錬の家は母が離婚して母子家庭で母の由紀乃、双子の中学生の弟と妹の陽、翠がいます。 ミナミという偽名を使っている理緒は、母と妹の高校生奈緒がいます。 父と母は離婚して、生活費を稼ぐために理緒は飲み屋でアルバイトをしています。 そこで、出会ったカガヤという一見若く見えるけれど一度結婚して高校生の子どもがいるという男性に高額収入が得られる仕事をもちかけられ引き受けます。 その仕事とは詐欺師の下働きの擦り屋でした。 けれども、理緒はカガヤの人間性にとてつもない魅力を感じて惹かれて行ってしまいます。 まず、1回目の謎解きで錬の父親が誰かが判明し、錬が引ったくり犯を追っている本当の理由がわかります。 そして、ラストで思いもかけなかったすべてが明らかになります。 出てくるキャラクターが現代的で皆、魅力的でした。 まず、変装していくつかのキャラクターを持つ錬。弟、妹想いで、人当たりがとてもスマートです。会話から頭のよさを感じさせます。 錬の弟の陽と翠の明るくて兄思いのとこ。特に陽はお兄ちゃん命です。 由紀乃の頭脳明晰で明るいところは家族関係のよさが伺えて、読んでいてとても楽しかったです。 以上がレビューですが、 今日は、ブクログの皆さまにお願いがあります。 昨日、ブク友さんのさてさてさんと話し合ったのですが、ブクログさんに改善して欲しいと思う点がありました。 <ブクログ内の三点の改善> ①ブラウザ版でいいね!してくださった方のアイコンおよびクリックリンクの復活。 ➁ブックリストの文字数上限を300字程度まで拡大。 ③ブックリストにコメント機能の追加。 以上3点をとりあえず改善して欲しいということになり、さてさてさんが、 ブクログ談話室<ブクログのここを改善して欲しい>に投稿してくださいました。 もし、御賛同を得られる方がいらっしゃいましたら、談話室へとんで、さてさてさんの御意見にいいね!を押してくださると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。あとから、さてさてさんも、わたしのこのレビューのコメント欄にいらしてくださるので、コメント欄も御覧くださると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。 ブクログでもっと、皆さんとよりよいコミュニティを築いていけたらと思います。
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評価が高いので期待したが、伏線回収まで読むのが苦痛だった。 ちょくちょくイライラさせてくるキャラクターが登場したこと、もれなくキャラがユーモアのある台詞を言うが滑っていると感じたこと、普段は忘れたい男が力任せに女性を支配する怖いものだと描写されていること。 最後の方はマシになっ...
評価が高いので期待したが、伏線回収まで読むのが苦痛だった。 ちょくちょくイライラさせてくるキャラクターが登場したこと、もれなくキャラがユーモアのある台詞を言うが滑っていると感じたこと、普段は忘れたい男が力任せに女性を支配する怖いものだと描写されていること。 最後の方はマシになったがあまり楽しい読書とはいかなかった。
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プロローグの疾走感のある文体で 心をつかまれる。ここは気合入ってる! ミスディレクションなどに翻弄されつつ、 楽しく読んだのだが、何かちょっとずつハマらず。 なんでかな? 最後に物足りなさを感じたが、 シリーズ化するつもりか!?
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読むのが遅いので日数はかかってしまったが、読んでる間は読むのが止まらないくらい面白かった。 いろんな事の真実が裏の裏をかかれてるというか、 きっと自分が生きてる人生の中で踏み入れた事がない世界が広がっている。大袈裟だけど。 苦労を重ねてきた登場人物ばかりで、 性格も歪みそうだけ...
読むのが遅いので日数はかかってしまったが、読んでる間は読むのが止まらないくらい面白かった。 いろんな事の真実が裏の裏をかかれてるというか、 きっと自分が生きてる人生の中で踏み入れた事がない世界が広がっている。大袈裟だけど。 苦労を重ねてきた登場人物ばかりで、 性格も歪みそうだけど真面目に生きてきて。 だけど、ふとした落とし穴があって。 詐欺をしてた人物が裁かれた所まではいってないけど、 違ってて良かった。
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最初の事件が思いがけない方向に進んでいく展開は好みですが、扱ってる題材が全く好みではないので、あまりのめり込めませんでした。盛り込みすぎのわりには、あの人はどうなったの?感も残ったし。そして、こんなに人生あけすけに語るかなあ、って疑問湧いちゃうともうダメです。
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老女のひったくり事件の犯人は特徴のあるストラップを落としていた。追いかけていた女子大生春風は同時に追いかけた男子高校生錬と一緒に犯人を探す。すると現れる詐欺事件の犯人たち。 面白かった。途中からややこしくなってくるけれど、意外すぎる真相が明らかになるたびに驚いた。穏やかな筆致+...
老女のひったくり事件の犯人は特徴のあるストラップを落としていた。追いかけていた女子大生春風は同時に追いかけた男子高校生錬と一緒に犯人を探す。すると現れる詐欺事件の犯人たち。 面白かった。途中からややこしくなってくるけれど、意外すぎる真相が明らかになるたびに驚いた。穏やかな筆致+邪悪な奴らというアンビバレントな組み合わせ
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ひったくり事件を偶然目撃して…というところから物語は始まるのだけど、最後まで飽きることなく話が展開していった。 犯罪に手を染める人、その家族…被害者と加害者が入り乱れていて、真実と嘘の見分けもつきにくい。 結局、誰しも表裏があって、善か悪かなんて決められないのかも。 辛い思いをし...
ひったくり事件を偶然目撃して…というところから物語は始まるのだけど、最後まで飽きることなく話が展開していった。 犯罪に手を染める人、その家族…被害者と加害者が入り乱れていて、真実と嘘の見分けもつきにくい。 結局、誰しも表裏があって、善か悪かなんて決められないのかも。 辛い思いをした登場人物たちも新たな一歩を踏みだせたらいいなと思った。
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あらすじを見て興味が湧き読みました。 犯人探しだけでは終わらない。というあらすじ。 恋愛要素がないので私にはのめり込む事ができませんでした。(かがみの孤城は恋愛要素なくてものめり込む事ができたけど)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
知人の老女がひったくりに合うのを目撃した春風は、その場に居合わせた男子高校生と共に犯人を追うが、取り逃してしまう。犯人が落としたと思われるストラップに心当たりがあった春風は、その男子高校生の錬と共に犯人探しをする事になり… 思ってたよりシリアスなストーリーでした。 そして、それぞれに心に傷を持つ登場人物達。張り巡らされた伏線の回収も納得でした。 ミスリードに見事に騙されましたが、少しだけ救いのあるラストにホッとしています。 春風と錬の縁もこれからも続きそうで、アフターストーリーが読みたいです。
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Amazonの紹介より 知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、ひとりで犯人捜しをしようとするが、錬に押し切られて二日間だけの探偵コンビを組むこ...
Amazonの紹介より 知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、ひとりで犯人捜しをしようとするが、錬に押し切られて二日間だけの探偵コンビを組むことに。かくして大学で犯人の正体を突き止め、ここですべては終わるはずだったが――。《本の雑誌》が選ぶ2020年度文庫ベスト10第1位『パラ・スター』の著者が贈る、〈犯罪と私たち〉を描いた壮大なミステリ。 ひったくりにあってしまった女性を助けた2人。犯人を捕まえようと犯人が落としたストラップを手がかりに奔走していきます。 距離感が近くなるにつれて、もしかして恋の予感⁉︎に発展するのと明るく思ったいたのですが、事態は最初に思っていた印象とは逆で、みるみるうちにどんどん白→黒へ反転していきます。気づけば、いつの間にかとんでもない所に来てしまったかのような衝撃を受けました。サブキャラだと思っていた人たちが、メインになっていたのも驚きと共にストーリーとしての面白さもありました。 結果的に想像以上にあらゆることが関係していて、驚きでした。その裏側では、「悪」に手を染めていく人達の心理描写に「悪」って何だろう?と思ってしまいました。 生活が苦しくになるにつれて、生まれてくる絶望や世間に対する復讐、そして犯罪への「扉」。 登場人物が体験したそれぞれの「裏」の背景に複雑な気持ちになりました。 悲しい背景があろうとも、犯罪は犯罪。 表向きとしては、そう言いたいですが、なかなか言えづらい状況に何か他にあったのでは?と思わずにはいられませんでした。 漆黒の「絶望」だからこそ、光り輝いてみえる「希望」。 「光」の道へ前進していただきたいなと登場人物の未来に期待したいです。
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