老害の人 の商品レビュー
2024年5月からNHK BSで伊東四朗主演の連ドラが放送されるので読んでみた。前半は本当に老害たっぷりで読むのも嫌になったけど、後半はちょっとマシ。私も十分に年寄りと思うけど、登場人物たちで考えると老人とその子の間くらいで、まあどっちの気持ちも分からないことはない。自分もこの先...
2024年5月からNHK BSで伊東四朗主演の連ドラが放送されるので読んでみた。前半は本当に老害たっぷりで読むのも嫌になったけど、後半はちょっとマシ。私も十分に年寄りと思うけど、登場人物たちで考えると老人とその子の間くらいで、まあどっちの気持ちも分からないことはない。自分もこの先、うまく生きていきたいものだ
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自分も高齢の人と接するから、歳をとるとどんなふうになるかは体感済み。昔話と病気自慢。うんざりするけど生きてたら誰もが通る道だと諦めてる。老害は毒であり薬。誰かのために生きるは自分のため。ほんと、そうかもしれないな。それにしても福太郎は良い娘夫婦と孫に恵まれてる。
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2022年刊。正にタイトルそのもの。で、小説にする以上は、その害を能動的に撒き散らす数名が中心。能動的とは、生きている事を実感したいと懸命な人。取り巻く人々の年齢層を広く取り、影響の仕方も様々に、しかし散逸的にならず描いている。ので、様々な年齢視点からの見え方、感じ方等も描かれて...
2022年刊。正にタイトルそのもの。で、小説にする以上は、その害を能動的に撒き散らす数名が中心。能動的とは、生きている事を実感したいと懸命な人。取り巻く人々の年齢層を広く取り、影響の仕方も様々に、しかし散逸的にならず描いている。ので、様々な年齢視点からの見え方、感じ方等も描かれているので、広い年齢層にも勧められると思う。老害の受難中で爆発寸前?の人は読まないと思うが、読書出来るだけのユトリ?の残りが有るなら読んでみても良いと思う。自分は60代前半なので、気持ち的には複雑だったが理解は出来た。
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12月に亡くなったじーちゃん。 88歳だったけど、ホント最後の最後まで老害にならんかったな。と。思う。 元気でいて、とっても元気でいて、パッといなくなった。 今でもまだいるような気がするほど。 そうか、老害。 確かに、こんな老人なら、、、、と、思うかも。 そして、自分はならん!...
12月に亡くなったじーちゃん。 88歳だったけど、ホント最後の最後まで老害にならんかったな。と。思う。 元気でいて、とっても元気でいて、パッといなくなった。 今でもまだいるような気がするほど。 そうか、老害。 確かに、こんな老人なら、、、、と、思うかも。 そして、自分はならん!とも思えないことも、、、、 まだ42歳ではあるけど、折り返しな。 今を振り返ってあの頃はよかったなんて、なんのかな。すでに、40代でもあの頃は、、な人といないでもないしね。 常にやりきって生きて行きたい。 そう思えるように、今やるべきことはやりきっていかんとな。と、思った。 凄まじく、ひねくれた老人が多くて、、、 ちょっと周りにはあまりいなくて。 こんなもんなんか!?老人って!!! とも思った。 どうなんだろう。 なかなか出会うこともないからかな。80歳以上の老人。70代くらいまではあっても、言われてみればないかも? #老害の人 #じーちゃん #祖父母が誰もいなくなった #寂しいよね #なんかな #ちょっと寂しい #毎日 #うちの工場創設者 #じーちゃんの面影がたくさんある #ふと思い出す #まだいるような気がする
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前の3作品が面白すぎて期待が高まっていたせいもあり今作は少し劣る気がした。 内館先生が描く老害がむかつきすぎる! 福太郎に強く言えない純市君は気の毒 明代がキレるところはスカッとしたが福太郎が少し可哀想にも思った。 俊が今後松木ファームでどうなっていくのかが気になった。年齢が近い...
前の3作品が面白すぎて期待が高まっていたせいもあり今作は少し劣る気がした。 内館先生が描く老害がむかつきすぎる! 福太郎に強く言えない純市君は気の毒 明代がキレるところはスカッとしたが福太郎が少し可哀想にも思った。 俊が今後松木ファームでどうなっていくのかが気になった。年齢が近いからだろうか? 彼の方が興味が湧いた 丁稚という言葉を初めて知った 桃子が死んだの悲かったなぁ 青森に会いに行こうとして倒れたのも悲しい。 将来親とかがああなったら嫌だわ〜 多分ならないと思うんだけどどうかな
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内舘牧子さんの老後をテーマにした小説。人気になっていたのは知っていたけど、うんざりしてしまいそうでずっと敬遠していた。正直気持ちが進まなかったけれど怖いものものみたさで読み始めた。序盤は老害を撒き散らす登場人物に胸焼けを起こしそうになり、やっぱりなぁと。だけど、内舘さんの筆力はさ...
内舘牧子さんの老後をテーマにした小説。人気になっていたのは知っていたけど、うんざりしてしまいそうでずっと敬遠していた。正直気持ちが進まなかったけれど怖いものものみたさで読み始めた。序盤は老害を撒き散らす登場人物に胸焼けを起こしそうになり、やっぱりなぁと。だけど、内舘さんの筆力はさすがだった。若い人も巻き込んで、娘が反撃するのも痛快で、孫に溺れるくだりもかなり笑えた。後半は現実を見据えた展開に、緩急の付け方に舌をまいた。飽きることなくラストまで一気に読了。他の老後シリーズに手を出すのはやはり気持ちに余裕があって体力のあるときにしよう(笑)
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インパクト大の本のタイトル! この本の中の高齢者は、生活が安定していて、 ご近所とも仲良く、家族にも恵まれていて、 なんだか幸せな老人たちだ。 だからこそ、言いたいことも自由に口にでき、 やりたいように行動できた。 認知症や寝たきりでもおかしくない80~90歳。 ものすごいパワ...
インパクト大の本のタイトル! この本の中の高齢者は、生活が安定していて、 ご近所とも仲良く、家族にも恵まれていて、 なんだか幸せな老人たちだ。 だからこそ、言いたいことも自由に口にでき、 やりたいように行動できた。 認知症や寝たきりでもおかしくない80~90歳。 ものすごいパワーに圧倒されてしまう。 「老害」 それは、個性だという福太郎の言葉がおもしろい。 「毒にも薬にもならない人間は華がない」 と、明代のセリフも、何だか納得。 マスオさん状態の純市がオロオロしていて、 かわいそうで、頼りなくて・・・ 強烈なキャラには、必ず、サポートする静かなキャラが必要だ。 親子関係はあまりにも近すぎてぶつかり合うが、 孫となると、ちょっと距離を置けるので、 関わり方も穏やかになるのは、よくあること。 世の中や会社でも、高齢者と、若者が、 お互いを尊重しつつ、いい距離感で関われれば、 もっと豊かな社会に結びつくのでは。 丁度、コロナ禍の話、 その頃の世間を思い出しながら読んだ。
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老害のエピソードは思わず笑ってしまうほどリアルであった。老害の一つの自慢話をしたい衝動は老若男女誰でもあり、突き詰めれば高齢者ではない自分でも改めねばと思う節があって、老人達の小自慢が出る度に自分の過去の言葉が胸に刺さるようで、自分に対する戒めになった。 物語自体はひねりがあ...
老害のエピソードは思わず笑ってしまうほどリアルであった。老害の一つの自慢話をしたい衝動は老若男女誰でもあり、突き詰めれば高齢者ではない自分でも改めねばと思う節があって、老人達の小自慢が出る度に自分の過去の言葉が胸に刺さるようで、自分に対する戒めになった。 物語自体はひねりがあるわけではなく、面白い内容という訳ではなかった。しかし高齢者を老害と断じて嘲笑する風潮の現代において、高齢者の目線から社会を見た時に、高齢者がどのように考え見えているかを理解し、高齢者とどのように接し、そして自分自身のいい年の取り方を考える機会となった。
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地元や学生時代のお友達と昔話してる時ってとっても楽しいけど、職場で上司から聞かされる昔話と自慢話は苦痛でしかない。上司はイキイキしてるけど。 ご高齢者には「教育」ではなく「今日行く」が必要ということに納得。 吉田ご夫妻がちょっと羨ましい。
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