老害の人 の商品レビュー
高齢者小説第4弾。NHKのドラマが面白かったので原作も読んでみました。 戸山福太郎ファミリーや若鮎サロンはドラマと同じだったけど、春子の未婚の娘里枝は嫁という設定だったのですね。里枝が明代に孫自慢を延々とする場面、明代が辟易して、これも老害と呟く所は共感。高齢者の昔話自慢、病気...
高齢者小説第4弾。NHKのドラマが面白かったので原作も読んでみました。 戸山福太郎ファミリーや若鮎サロンはドラマと同じだったけど、春子の未婚の娘里枝は嫁という設定だったのですね。里枝が明代に孫自慢を延々とする場面、明代が辟易して、これも老害と呟く所は共感。高齢者の昔話自慢、病気自慢も聞くに堪えないけれど、子供自慢、孫自慢も同じくです。 読書中はドラマの配役通りの役者さんが頭の中に登場していたのですが、ドラマで面白かった熟女パブ「とば口」が原作にはなかったのですね。名前も容姿も艶やかな女優さんたちの中でキャサリン役の三田佳子さんがとびきり綺麗でした。
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老害…何気なく自分も使ったことがあるけど、改めて考えるとなんとも高齢者を傷つける言葉。 この言葉を考え出した若い人も子供もいずれ行く道。 若い人だけが正しいわけじゃない。 年をとってからこそ、楽しめる生き方、毎日小さい幸せ見つけたい。 今からでも、楽しみ探しはじめたいと思えた
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みんなたどる道 終活とか断捨離とか人生をかえるなどの特集が多い世の中 あとに残られたもののために始末をするるのではなく生きたいように生きる 若者をないがしろにするのではなく個を大事にする 老いては子にした変えとありますが従わなくていい信念もあります
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“老害”すごーくインパクトのある言葉。「昔はこうだった〜」「今の人達は〜」主人公、戸山福太郎、85歳、老害も老害、バラまきどうし。福太郎を入れて老害仲間5人、通称、老害クインテット。共通の話題よりもそれぞれが得意なパートをかき鳴らす、昔の自慢パート、病気自慢パート、体力自慢パート...
“老害”すごーくインパクトのある言葉。「昔はこうだった〜」「今の人達は〜」主人公、戸山福太郎、85歳、老害も老害、バラまきどうし。福太郎を入れて老害仲間5人、通称、老害クインテット。共通の話題よりもそれぞれが得意なパートをかき鳴らす、昔の自慢パート、病気自慢パート、体力自慢パートなどなど。そして老害だけでなく、孫自慢もまた聞かされる側からしたら害である。そんなクインテットにもう1人、ぼっちランチしていたクレイマー 村井サキが加わる。彼女は、岩谷市営公民館 元館長という名刺を持ち歩いている。老人達に必要なのは「自分磨き」ではなく、「利他」、これこそ生きる力が湧くはず。そして若鮎サロンを設立し、真剣に取り組み出す。不思議な事に、毎日、行く場所があるだけで気持ちもシャキッとなって、得意なパート演奏もなくなる。老害と言われようと自分達は、まだまだ社会から見捨てられていない、何かしら役に立っている、ちょっとした事で毎日の活力が湧くものなんだという事を若鮎達は周囲に示す。老害と若年層、いつかは、若年層も老害の域に昇格し、その繰り返し。賑やかな活劇はエンドレスなんだなぁー、私自身も身の処し方をきちんと心得て、老害まで到達しないで、人生をまっとうしたいと心から思いました。
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高齢者三部作に続き、ドラマ化と同時進行で読了 「老害の人」にだけはなりたくないときっと誰もが思っているはず でも立場が変わればモノの見方から感じ方…全てがくるりと変わってしまう 面白いだけのストーリーではない 苦々しく感じたり、応援したくなったり、ホロリとさせられたり、身につまされたり… そしてまた内館作品を手に取ってしまうんだろうな
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以前から読みたいと思っていた小説! 図書館で借りて。 今ドラマもやってますよね。 歳を取ってくると、自分のことばかり、昔話ばかり…… うんうんと頷きながら一気に読み進めました。 「老害」ってすごい言葉ですよね。 老いると害になることだけか?? 色々と考えさせられる小説でした。 ...
以前から読みたいと思っていた小説! 図書館で借りて。 今ドラマもやってますよね。 歳を取ってくると、自分のことばかり、昔話ばかり…… うんうんと頷きながら一気に読み進めました。 「老害」ってすごい言葉ですよね。 老いると害になることだけか?? 色々と考えさせられる小説でした。 ドラマは内容が少し変わっているので、やっぱり小説の方が面白かったです。
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漫画黒沢での『すべては地続きだ』を思い出す。 私には小さい子がいる私は今年40になり65の母が居て後期高齢者の義両親がいる。 かつて私は5歳で、そのうち親の歳になるだろう。あっという間だ。すべて繋がっており必然的に無駄なく物事は進んでいくのだろう。 つまり老害は遠い未来や対岸...
漫画黒沢での『すべては地続きだ』を思い出す。 私には小さい子がいる私は今年40になり65の母が居て後期高齢者の義両親がいる。 かつて私は5歳で、そのうち親の歳になるだろう。あっという間だ。すべて繋がっており必然的に無駄なく物事は進んでいくのだろう。 つまり老害は遠い未来や対岸の出来事ではなく私のコトなのだ。
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タイトルに惹かれて自分が老害にならないように読んだ本。 内館さんの年齢の少し上あたり年齢の人々がリアルな感じで描かれています。 ここに描かれている人たちは、想像していたよりもっと活力があって、イメージを覆されました。 そういえば地元でも社会福祉協議会などで活動している人たちは、こ...
タイトルに惹かれて自分が老害にならないように読んだ本。 内館さんの年齢の少し上あたり年齢の人々がリアルな感じで描かれています。 ここに描かれている人たちは、想像していたよりもっと活力があって、イメージを覆されました。 そういえば地元でも社会福祉協議会などで活動している人たちは、この本に描かれているような人々だなと思いました。 自分のこれからを考える上で読んでおいた方が良い本と思います。
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孫が可愛くて仕方のない還暦の私も老害の人かな。 コロナ鍋とリンクしているのが身近に感じる老人活劇でした。
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2024年5月からNHK BSで伊東四朗主演の連ドラが放送されるので読んでみた。前半は本当に老害たっぷりで読むのも嫌になったけど、後半はちょっとマシ。私も十分に年寄りと思うけど、登場人物たちで考えると老人とその子の間くらいで、まあどっちの気持ちも分からないことはない。自分もこの先...
2024年5月からNHK BSで伊東四朗主演の連ドラが放送されるので読んでみた。前半は本当に老害たっぷりで読むのも嫌になったけど、後半はちょっとマシ。私も十分に年寄りと思うけど、登場人物たちで考えると老人とその子の間くらいで、まあどっちの気持ちも分からないことはない。自分もこの先、うまく生きていきたいものだ
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