君のクイズ の商品レビュー
久しぶりの一気読み。 痛快なクイズ小説?!新感覚ミステリーといえばかなりチープ表現だなと自分の語彙力の無さを感じるが…面白い小説でしたね。
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クイズ回答者がなぜあそこまで解答できるのか、なるほどこの本を読めば、クイズ回答のロジックが解る。しかし「これで、あなたもクイズ王だ!」とはなかなかなりません。基本的な部分が違うのです。DBにしても、AIにしても基本データの蓄積なのです。クイズは頭の中にありとあらゆる知識を詰め込み、一つの単語からいろんな事柄を連想し瞬時に回答までもっていくという事が必要なのだという事がよく解りました。本庄のゼロ文字正答については、クイズと言うより、最早ミステリ。そして、感想とは違うがカズレーザーって本当に凄い、天才。
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クイズの世界という新しい世界に飛び込んだ感覚 クイズはその人の人生の様々な経験と繋がってることが素敵だなと思った 最後の結末は、なんだか少しがっかりしたけど、テレビの世界はそんなもんかなと感じました 好きなシーンは、ガガーリンは「地球は青かった」とは言ってない。彼は「空はとても暗かった一方で、地球は青みがかっていた」と言った。という場面です。私たちが見ている空の青さは地球が魅せる幻って知れたことが素敵だなと感じました。
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シンプルでとても読みやすい。 今までなんとなく一緒に答えて楽しむつもりで見ていたクイズ番組だけど、これを読んだらひとつの競技なんだってすごくよくわかる。 知らない世界を物語を通して知れるのが読書の醍醐味。
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クイズ番組で、問題が読まれる前に回答ボタンを押す【ゼロ文字押し】で正解した。その場で戦っていた対戦者が、番組のヤラセだったのか、きちんとクイズをしていたのかを理論詰めで真相を解き明かす。 クイズプレーヤーがどのように答えを導き出しているのか、面白く読みすすめた。 『なんでもや...
クイズ番組で、問題が読まれる前に回答ボタンを押す【ゼロ文字押し】で正解した。その場で戦っていた対戦者が、番組のヤラセだったのか、きちんとクイズをしていたのかを理論詰めで真相を解き明かす。 クイズプレーヤーがどのように答えを導き出しているのか、面白く読みすすめた。 『なんでもやってみるに越したことはない。だれかに笑われたって構わない。恥ずかしいという気持ちのせいで自分の可能性を閉ざしてしまうことの方がもったいない。』 『君は大事なものを失ったかもしれない。でも、何かを失うことで、別の何かを得ることもある。君は正解なんだ。』 クイズの世界の話だけど、人生にも当てはまるなと、心に響いた。
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序盤のクイズ王決定戦の決勝で起こる不可解な出来事。。 生粋のクイズプレイヤーが探偵役となって、その大きな"クイズ"を解き明かしていくという構図です。 クイズプレイヤーやクイズ番組の世界についての描きがとても新鮮でした。
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ミステリとしては、それほど複雑ではなかったので 途中から予想できた。 ただそれ以上にクイズプレーヤーが こんな思考で、こんな戦略で臨んでるんだ!って いうのが面白かった。 いまはクイズ番組たくさんあるけど 私はチャンネル変えちゃうタイプだった。 そんな日常にあるクイズに注視し...
ミステリとしては、それほど複雑ではなかったので 途中から予想できた。 ただそれ以上にクイズプレーヤーが こんな思考で、こんな戦略で臨んでるんだ!って いうのが面白かった。 いまはクイズ番組たくさんあるけど 私はチャンネル変えちゃうタイプだった。 そんな日常にあるクイズに注視したことなかったし新感覚。
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短めの話でサクッと読めました クイズ回答者の心理の描写が緻密で、謎を解き明かしていくワクワク感もありました
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これは伊沢くんの頭の中なのかな??と面白く読みました。 “クイズは生きている” クイズをしている人たちは、知識として丸暗記しているだけではなくて、自分なりのストーリーと絡めて覚えているんだなって。だから、回答したあとのコメントで伊沢くんってめちゃくちゃオタク感丸出しで喋って...
これは伊沢くんの頭の中なのかな??と面白く読みました。 “クイズは生きている” クイズをしている人たちは、知識として丸暗記しているだけではなくて、自分なりのストーリーと絡めて覚えているんだなって。だから、回答したあとのコメントで伊沢くんってめちゃくちゃオタク感丸出しで喋ってるのか!(そういうところが好きです)って思いました。あの早口の解説が大好きだけど、きっとテレビ用に分かりやすく要点抑えてるんだろうし、もっと個人的なストーリーとの関連した話をしたくてたまらないんだろうなぁ!って。 クイズ素人だし知識も大したことないけど、新しいことを知ったときにそれが自分にしかない特別な思い出と結びついている、という思考はよく分かります。それに、その結びついた知識とストーリーについて、他人に説明しようとするととてつもなく面倒で(自分は話したいけど聞く側は大抵忍びないという意味で)、なかなか伝えられず自分の中に収めていること。それを丁寧に発散しているような本でした。 震災によって日本一低い山が天保山→日和山へ更新されていることは興味深かったので自分でも調べました。そんな経験がこの本を読んだことと共に、「日本一低い山」という知識に紐づいた実感があります。 下記引用です “それまで単なる文字の情報にすぎなかった知識が現実の世界と結びついていった” “一つの知識が他の知識と結びつき、意外な場所から正解にたどり着いてきまうことが頻繁にある。記憶とはそうやって互いに連関しているものだ” “どこかで覚えたことには違いはない。その正解は、何らかの形で僕の人生に関わっていたのだ”
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大変面白かった。クイズがこんなに奥深いとは。最初はありえないだろうと思ったが読み進めていくと、なるほどと納得させられる。 私は完全に主人公に肩入れしてしまっていた。これからもいい人生を歩めるように…
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