ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち の商品レビュー

レジー(著者)

2023/04/19

・ファスト教養がどのようなものであるかが書かれているが、ビジネスパーソン以外のファスト教養の消費者（例えば大学生など）について書かれていなくて残念。
・後半から出てくる新自由主義批判は印象批評の域を出ていない。

2023/04/13

自分は怠惰な人間なので、ここに挙げられていたコンテンツや著名人とは距離をとってきたし、これからもそうでありたいと思う。そう思っていても知らぬうちに、そういう世の中の空気にからめとられているのかもしれないと思った。これを読んで、正直自分は不安になった。6章で多少はやわらげられたけど。時代的な背景から説明されていて、けっこうおもしろかった。

2023/04/02

元々私はファスト教養的なものには批判的・否定的な考えだったので、それを求める人たちの考えを知って「なるほど」と思った。
カネのための教養虚しいわーって言ってられるのは、常に成長を志さなくてものほほんとなんとなく生きてられる心性の人間のある意味特権なのかな、とも。
だからこの本を読んで「ファスト教養を求める人」への印象は改まったけど逆に「ファスト教養を作る人」のことは今までよりだいぶ嫌になった。

2023/03/31

教養のある人がデキるのではなく、デキる人は教養があるのかなと感じた。手っ取り早く教養をつけようと、無駄を省いてコスパだけを重視していると、自分軸で必要、不必要を決めつけて偏っていく。そうならないためにも、時には無駄なこともしていきたい。

2023/03/31

「せこい世の中」
最近の日本は政治家も含めて「目先にこだわる」（ファスト感）が多く、先行き考えず「手っ取り早く結果を求める」などましてや「長期展望」を望まない傾向が多いのはこの「ファスト教養」なのか。厄介なことは「先延ばし」で将来誰かが対処するだろうと楽観視、その場限りの自己満足型人間が増えてきた。一言、「せこい世の中」に成りつつある。責任概念なき個人主義（儲け主義）など隆盛となり「世間離れした世界に夢を抱く」若者が増え、実際は世間との共有、共感などなく利己主義中心的な世が蔓延しているのは悲しい。

2023/03/26

なんか論点がはっきりしない本であった。現状でうけている著者たちを批判したいだけではないのか。
手軽に知識を得ようとする風潮も批判しているようだが、現在は手にいれる情報が圧倒的に増えているので、なにを入手すればいいのかを示唆するキュレーターがうけるのは当然だと思うのだが。
教養という輪郭のわかりづらい概念を元にファスト教養というワードを提示するのは、少々無理があるような気がするし、ここで書かれているファスト教養が悪いものとは思えなかった。そもそも、そうやって知識を得ようとするだけでも立派ではないだろうか。

2023/03/14

お金儲けが得意な人に憧れると
自分の不完全さが見えてきて不安になり
お金を払い　金儲けのノウハウを買う、、
そして搾取され続ける。
そこそこ稼いでも満足できず、さらに上を目指し苦しむ人。
年収でしか自分をはかれないのは苦しいだろうな。
時間がお金に見える感覚を味わったことないけど
どんなものなんだろう。
みんな最低限のお金を稼いで
のんびり暮らせばいいのにな〜！
そんなにたくさん稼いで何がしたいの？？

子育て、教育の賜物が
人生を楽しむではなく
年収を高くする　を第一にしているのが悲しい
でもたしかに年収高いほうが良いし
本当に難しい世の中ですね。

2024/05/10

【信州大学附属図書館の所蔵はこちらです】
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC1681495X

2023/03/12

一気に読みました。面白かったです。コスパとタイパが重視される、自己責任がキーワードの現代社会の中で、頑張って生きるサラリーマンがファスト教養にすがる気持ちや、今の社会の流れについてわかりやすく書かれています。私も、本が、勉強が何の役にたつか？考えてしまいがちなので、その視点だけでなく、好きという気持ちを大事にしたり、寄り道をするつもりで人生を豊かにするために「知る」ことを楽しみたいと思いました。

2023/03/10

面白い。過去の自分に読ませたい。焦る友達に読ませたい。
その先には金なんかじゃ買えない豊かな未来が待ってるよ、と過去の自分に言いたい。