爆弾犯と殺人犯の物語 の商品レビュー
短編かと思っていたら連作で、実は狭い世界の話。 昔読んだ吉本ばななや江國香織がミステリーを書くとこんな感じか。購入して手元に置いておこうと誓う。
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内容は悪くないけど、誤字脱字が多すぎる。私が気付いただけでも四カ所あった。 P264「流れはそう言いながら」は酷すぎる。気になって、これ以降は内容が頭に入ってこなかった。
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第43回小説推理新人賞を受賞した連作短編集。 5つのショートストーリーからなり、それぞれがゆるやかにつながりながら物語の収束へと向かう。 終始、不思議な世界観の中で物語は展開されていくが、肌触りは良く読みやすい内容になっています。 ある事件の爆弾犯を中心に物語が始まり、登場...
第43回小説推理新人賞を受賞した連作短編集。 5つのショートストーリーからなり、それぞれがゆるやかにつながりながら物語の収束へと向かう。 終始、不思議な世界観の中で物語は展開されていくが、肌触りは良く読みやすい内容になっています。 ある事件の爆弾犯を中心に物語が始まり、登場人物それぞれの時間軸にフォーカスしながら、じわじわと伏線を回収していく、そんな展開。 「ドキドキハラハラ」「最後に謎を解く」「大どんでん返しがある」という類の話ではない。 薄暗い影を残しながら物語が終わる、そんなイメージ。 登場人物の「グラデーションのかかった心情の変化を愉しむ」そんな一冊です。 ぜひ読んでみては。
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はて?さ、砂漠にサボテンはさ、咲きますでしょ…。ほら、あのデカい柱状で埴輪みたいでバンザイしてる腕みたいに…。気になって調べると、どうやらまったくの乾燥した砂漠には生息せず、サハラ砂漠には一本もなく、ユーフォルピアの多肉種とよく混同されて、とまだよくは分からんけどそんな感じ。ようは砂漠の定義から調べてみないと、サボテンが咲かぬと言い切れるかどうか不明。サボテンはよしとして、物語の方は、ま、結局どうなった?星子さんちの二人は互いの秘密をぼちぼち披露しあって続いてんだね。ひなちゃんとお母さんも…そんな感じか。
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タイトルになってる ①「爆弾犯と殺人犯の物語」 には、何一つ共感できず なんじゃ、これと思いながら読んだ ②「砂漠にサボテンは咲かない」 この話になってからは集中できた 宗教も12年の眠りから覚める話も 別に興味ないけど、なんか良かった ①の話と関係ないと思ってたら 繋がってて、なるほどやった ③「耳を塞いで口をつぐむ」 また主役2人の話に戻り…シラケる私 しかもこれが1番長いし。 爆弾ばっかいつまでも作ってんじゃねーよ ④「僕には印がついている」 漢字、私も好きだから光くんに共感 なんて、いい子なの ひなちゃんも先生になってるし良き良き ⑤「奇跡の二人」 まぁ、流れからいって ひなちゃんが主役の話やろなと思ってたから 最後ビックリはしなかった 流くんが亡くなるのも、なんとなく想定内 でも最後にひなちゃんのお母さんが その日にこだわった理由が分かって なんかわからんがホッコリしてしもた ↑ホッコリするとこじゃないのになぁ なんせ主役の2人に共感できないけど なんとなく話がつながっていくから 最後まで読みなくなる話やった
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運命的な出会いを果たした一組の男女。彼は彼女の義眼に惹かれるが、その原因となった爆弾は彼が好奇心から造ったものだった。一方で彼女もまた、過去の交際相手が行方不明になっているという疑惑を抱えている。スリリングで、しかしどこかしら穏やかな気持ちになれる連作短編集です。 タイトルからし...
運命的な出会いを果たした一組の男女。彼は彼女の義眼に惹かれるが、その原因となった爆弾は彼が好奇心から造ったものだった。一方で彼女もまた、過去の交際相手が行方不明になっているという疑惑を抱えている。スリリングで、しかしどこかしら穏やかな気持ちになれる連作短編集です。 タイトルからして彼女は殺人犯なのかしら、と思ってしまうのですが。しかしその真相はなかなか明かされず、謎めいた部分がどんどん増えていきます。そしてこの二人の物語を中心にしながら、他の人たちの物語もまた紡がれていくのですが。ここに登場するカップルたちはどれも「奇跡の二人」なのかな。全部が全部幸せな物語ではないはずなのだけれど、読んだ印象としてはほっこりします。たぶん、どこにもきちんとした「愛」があるんだよねえ。
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短編連作 高校生だった時に思いつきで爆弾をつくり、公園に放置した空也は数年後、その爆弾によって左目を失った女性小夜子と出会い、一目惚れ。 なかなか本心を明かさない空也と小夜子の会話はいらいらする時もあるが、真実がバレてしまいそうでハラハラする。 ラストのひなちゃんの物語は哀しい。...
短編連作 高校生だった時に思いつきで爆弾をつくり、公園に放置した空也は数年後、その爆弾によって左目を失った女性小夜子と出会い、一目惚れ。 なかなか本心を明かさない空也と小夜子の会話はいらいらする時もあるが、真実がバレてしまいそうでハラハラする。 ラストのひなちゃんの物語は哀しい。 心を病んで死んでしまう人が沢山出てくるところが今どき? 流には生きていて欲しかったな。
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義眼の彼女と趣味で小爆弾を作る男のカップルを中心にした連作短編集。爆弾犯と殺人犯の物語、砂漠にサボテンは咲かない、耳を塞いで口をつぐむ、僕には印がついている、奇跡の二人。 短編ごとに描かれる時代や出来事の配置が絶妙。シュールにリアルな人物像、会話のリズムの余韻が楽しい。
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短編集でも最後までお話が繋がってる感じのものが好きなので、面白いなと思いつつ読み進めたけれど、だんだんと気持ちが離れてしまった。 でも退屈せずに読めたし、次回作にも期待します!
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あまり好きな感じではなかったかな。 爆弾犯もパチンコ玉一つ入れるのとか 性格悪って思ったけど 凶悪犯って訳でもなく中途半端。 わたしには中二病なやつにしか思えなかった。 それでナルシスト。 全部俺は把握してるんだぜ〜 でも口には出さないぜ〜 かっこいいだろ〜みたいな。 鼻につく。 登場人物に感情移入出来なかったので あまり面白さを感じれなかった。 ただそれぞれの子供たちのストーリーは 好みでした。 所謂、毒親の子供たちですよね。 やっぱり苦労するよねって。 この子たちには幸せあれと思う。
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